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2008年08月29日 (金) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(49)


マハリシ 「私」と「あなた」、マスターと弟子等の区別の
すべては、ただ無知のしるしである。至高の私だけが、在る。
それ以外のことを考えるのは、自分自身を欺くことである。

プラーナに出てくる聖者リブーと弟子のニダガーの物語は、
この場合非常に示唆に富むものである。

リブーは弟子に、二者なき一者である至高のブラフマンの
真理を教えた。博学で理解力もありながら、ニダガーは、

ジュニャーナ(知識)の道を受け入れそれに従うに足るだけ
の確信を持つことができず、生まれ故郷町に帰って、そこで
昔ながらの因習的な宗教を遵守しつつ暮らしていた。


けれどもリブーは、ニダガーが師を尊敬していたのと同じ
ほどに、深く弟子を愛していた。リブーは年をとっていたが、
ときどきその町に弟子を訪ね、彼がどの程度まで儀式主義の
宗教を脱け出し、成長しているかを確かめた。

ときにはリブーは変装して行き、ニダガーが自分の師に見られ
ているとは知らずに、どんなふるまいをするかを見た。

あるときリブーが田舎者に変装して行くと、ニダガーが熱心に
王様の行列を見守っているのを見つけた。

町の人であるニダガーに気づかれないまま、その田舎者は、
この騒ぎは何かとニダガーに尋ね、王様が行列を作ってお通り
になるのだと教えられた。

「やあ、王様だ! 王様の行列が行く! だが王様はどこにい
るのかしらん?」と田舎者はニダガーに尋ねた。

「あそこ。象の上だよ」ニダガーは答えた。
「王様は象の上にいるとおっしゃるが、わしには二人に見える」
田舎者は言った。それでどっちが王様で、どっちが象なんでしょ
う?」

「何だって!」ニダガーは叫んだ。「お前さんは二つを見て、
上にいる人が王様で下の動物が象だってことがわからないのかい?
お前さんみたいな奴と話したって仕様がないな。」

「お願です。わたしみたいな無知な人間を、どうか我慢してやって
ください」田舎者は乞うた。「ですが、あなたは今、『上』と『下』
と言いなさったが、そりゃどういう意味でしょう?」

ニダガーはもう我慢ができず「お前さんは王様と象を見ている。
一つが上で一つが下だ。それでもおまえさんは、『上』と『下』が
どういう意味か知りたいのかい?」とどなった。

「眼に見え、言葉でも教えたのに、それでもわからないのなら、
行為だけがわからせるだろう。前にかがみたまえ。そうすれば
すべてがすっかりわかるだろう。」

田舎者は言われたとおりにした。ニダガーはその肩の上に乗って
言った。「よく見ろよ。私が上で王様だ。お前さんが下で象だ。
これでよくわかっただろう?」



次回につづく


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テーマ:宗教・信仰
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
聖者リブーと弟子のニダガーの物語
この物語は、結構難解だと思われる方が多いと思います。

私は最初にこれを読んだときなんのことやら
ちんぷんかんぷんでした。

つづきは明日までお待ちください。m(u_u)m


2008/08/29(Fri) 16:51 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
続きが楽しみです^^
田舎者との会話。私もきっとニダガーと同じことを言うと思います。ニダガーが師が変装しているとも知らず「眼に見え。言葉でも教えたのに・・・前にかがみたまえ そうすればすべてがすっかりわかるだろう」と、偉そうにいうのを聞いて、師が愛する弟子との会話の展開を、すっかり楽しんでおられるのがほほ笑ましかったです。しかし、この師の答え、やまんばもしりたいです。明日がとても楽しみです。
2008/08/29(Fri) 07:11 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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