2008年08月26日 (火) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(46)


弟子 グルに贈り物がされるということは、グルの恵みを得る
ことではないでしょうか?それで訪問者はバガヴァンに贈り物
をします。

マハリシ なぜ彼らは贈り物を持ってくるのか。私がそれを望
んでいるとでも言うのかね。私がそれを拒んでも、彼らはそれ
を突きつけてよこす! 何のためか。

それは魚をつかまえるための餌のようなものではないのか。
釣師は魚に餌をやりたがっているのか。違う。彼が魚を食べ
たいからだ。

弟子 モクシャ(解放)に到る前に連続的にイニシエイションする
という、神智学協会の考え方は真実でしょうか?


マハリシ ある人生でモクシャに到る人々は、その前のいくつかの
生ですべてのイニシエイションを通ってきているにちがいない。

弟子 神智学協会によれば、ジュニャーニたちは死後にほんの少し
だけ仕事をしなくてはならないが、この世では必要ないと言って
います。バガヴァンの御意見はどうでしょうか?

マハリシ ある人は仕事に従事するが、すべてというわけではない。

弟子 バガヴァンは、眼に見えないリシたち(古代の聖者たち)との
同胞関係を意識しておられますか?

マハリシ 眼に見えないのなら、どうして見ることができるのかね。

弟子 意識の中でです。

マハリシ 意識の中には外的なものは何もない。

弟子 私はリシたちを悟ることができるでしょうか?

マハリシ あなたがあなた自身の実在を悟るなら、
リシたちやマスターたちの実在が明らかになってくるだろう。
ただ一人のマスターがある。それは自己である。

弟子 再生は真実でしょうか?

マハリシ 再生は、無知があるかぎりにおいて存在する。
今も昔も、実際の再生などはない。これから後もないだろう。
これが真実である。

弟子 ヨーギは過去世を知ることができるのでしょうか?

マハリシ あなたは、その過去世を知りたがっている。
現在の自分の生命を知っているのかね。現在を見つけよ。
そうすれば他のことも見つかるだろう。

現在のこの限られた知識にあってさえ、あなたはじゅうぶんに
苦しんでいる。なぜより多くの知識の重荷を負わせなくては
ならないのか。もっと苦しむためにかね。

弟子 バガヴァンは、オカルトの力を他者の自己実現のために
使いますか? それとも、それはバガヴァンの自己実現のただ
の結果であって、それだけでじゅうぶんなものなのでしょうか?

マハリシ 自己実現した霊の力は、すべてのオカルトの力より
遥かに強力なものである。聖者の内にエゴがなければないほど、
彼にとって「他者」というものはない。

あなたに与えられうる最高の利益とは何だろうか。それは幸福
である。幸福は平和から生まれる。平和は障害物のないところ
にだけ行きわたることができる。

障害は、心の内に起こる想いによって生じる。心そのものが空
になるとき、完全な平和があるだろう。人は、その心を絶滅し
ないかぎり、平和であることも幸福であることもできない。

心を持たない聖者にとって「他者」というものはないにもかか
わらず、彼の自己実現という事実そのものが「他者」をじゅう
ぶんに幸福にするのは、そういう理由からである。



次回につづく


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テーマ:宗教・信仰
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
ただ一人のマスターがある
それは自己である。ということですね。

そしてそれはまた、見る者、観照者である
ということです。


さて、今日の「ラマナ・マハリシの教え」で一番の
注目の記事は以下のところです。


弟子 再生は真実でしょうか?

マハリシ 再生は、無知があるかぎりにおいて存在する。
今も昔も、実際の再生などはない。これから後もないだろう。
これが真実である。


マハリシは生まれ変わりはないというのです。
もちろん死後の世界もないのです。




2008/08/26(Tue) 20:31 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
ただ一人のマスター・・それは自己である
内なる魂が道を求めて歩き始めると、世界の中から、マスターが眼前に現れる。一体のように寄り添い道を示され、その通りに歩む。やがて、最後にたどりつくのは何にも覆われない曇りなき青空。
うちに青空の感覚をもったのは、内と外もなくマスターと弟子という境も消え去っている。
きっとそういうことなのですね^^^^

世界はただ一つ。
みんなで一つ。
2008/08/26(Tue) 08:11 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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