2008年07月23日 (水) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(32)


弟子 十月にこのアシュラマムを出てからの約十日間
というものは、シュリ・バガヴァンのもとにいたとき
支配していた現前が、私を包みこんでいるのを感じて
いました。

仕事は忙しいにもかかわらず、四六時中ひとつに
結合した平和の意識の流れがありました。

それは退屈な講義を半分眠りながら聞いているときに
経験する、二重意識に近いようなものでした。

しばらくするとその感じはすっかり消えてしまい、
その代わり以前の愚かなことどもがやってきました。


仕事が非常に忙しいので、瞑想のための別の時間を作ることが
出来ません。仕事をしながら、つねに自分自身を「私である」
と思うだけでじゅうぶんでしょうか?

マハリシ (しばらく沈黙した後に)あなたが心を強くすれば、
その平和はずっと続くだろう。その持続は、何度も訓練を
くりかえすことによって得られる心の力に比例する。

強くなった心は、その流れを持続することができる。平和を妨げ
ているものは仕事ではなくて、それをなしているのは自分である
という、あなたの考えである。

弟子 心を強くするためには、一定の瞑想が必要でしょうか?

マハリシ あなたが、その仕事が自分の仕事ではないという考え
をつねに自分の前に保ちつづけるならば、その必要はない。

最初は、あなた自身にそれを思い起こさせるための努力がいる
だろうが、やがてそれは自然のものとなり持続するだろう。

仕事はそれ自身の流れで進んでゆき、あなたの平和は妨げられ
なくなるだろう。

瞑想は、あなたの本性である。
他のさまざまな想いがあなたを混乱させているので、
今あなたはそれを瞑想と呼ぶ。

そのさまざまな想いが追い払われるならば、
あなたはひとりになり、それがつまり想いから解き放たれた、
瞑想という状態なのである。

それはまた、あなたが余計な想いを払いのけて自分のものに
しようとしている、あなたの本性である。余計な想いを遠ざける
ことを、今は瞑想と呼ぶ。

けれども修行が堅固になれば、本性は真の瞑想としての
それ自身の姿を現わしてくる。

弟子 瞑想しようとすると、余計な想いがいっそう強く
起こってきます!

マハリシ そうだ、実にさまざまな考えごとが瞑想の中で
起こってくる。それはそれでよい。
あなたの中に隠れているものが出てくるのだから。

考えごとが出てこないようであれば、
それを打ち破ることもできないではないか。

考えごとはいわば自然に湧き出てくるが、
それらはやがて消えゆくためなのである。
心はそのようにして強くなる。




次回につづく


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