2008年06月29日 (日) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(28)


マハリシ オペレーターを必要とすることも含めた身体の諸機能は、
心の内に生まれる。身体はジャダつまり無感覚のものであり、
感覚を持つオペレーターが必要だからである。

人々が自分をジーヴァ(個我)であると考えるゆえに、クリシュナは、
神はジーヴァのオペレーターとしてそのハートの内に住み給う、
と言ったのである。

実際には、ジーヴァもなく、オペレーターもない。
いわば他のものは何もなく、自己がすべてを含む。


自己はスクリーンであり、光景であり、見物人であり、俳優であり、
オペレーターであり、電燈であり、劇場であり、その他のすべての
ものである。

あなたが自己を身体と混同して、自分自身を行為者と思いなしている
様子は、映画を観ていて、登場する俳優を自分と見なしている見物人
と同じようなものである。

スクリーンなしに、彼がただひとつの演技でもできるかどうかを問い
つつ、俳優を見なさい!自分の行為が、自己とは別なものだと考えて
いる人は、いつでもこんなふうなのだ。

弟子 けれども、映画の中で行為をするということは、観客を求めて
いることのようでもあるでしょう。ですから私たちは、眠っている
目覚めを学ばなければなりません。

マハリシ 行為と状況とは、その人のものの見方によるものである。
カラス、象、蛇はそれぞれの道具を二つの目的に使い分ける。

カラスは、一つの眼で両方を見る。象の鼻は、手の役目もすれば鼻の
役目もする。蛇は、眼で見ると同時に聞く。

あなたが、カラスは眼を一つ持っていると言おうと二つ持っていると
言おうと、象の鼻を手と言おうと鼻と言おうと、蛇の眼を耳と呼ぼう
と、それはすべて同じことだ。

ジュニャーニ(知識者、聖者)にあっては、眠りながら起きていようと、
眼覚めながら眠っていようと、あるいは夢見ながら眠っていようと、
夢見ながら眼が覚めていようと、すべて同じことである。

弟子 けれども私たちは、物理的に眼が覚めている世界の中で、物理的
な関係を持ってやってゆかなくてはなりません! 仕事が進んでいる
のに眠っていたり、眠っていながら仕事をしようとすれば、仕事は
うまくゆかないでしょう。

マハリシ 眠りは無知ではない。それは人の純粋な状態である。
眼が覚めている状態が知識なのではない。それは無知である。
眠りの内には全き目覚めがあり、眼が覚めているいるときには
全的な無知がある。

あなたの本性は、その両方にゆきわたっており、その彼方に広がって
いる。自己は、知識と無知の両方の彼方にある。眠り、夢、眼覚めの
状態は、自己の前を通り過ぎてゆくただの様式にすぎない。

それらは、あなたがそれを自覚しようとしまいと、進んでゆく。
それがジュニャーニの状態である。




次回につづく


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コメント
この記事へのコメント
「感情」は、思考活動が体に反映されたもの
『思考はいつも「いま」から逃げようとしている』は

エックハルト・トールの言葉です。

やまんばさん同様、私もこの言葉に出会ってハッとしました。
ホントに簡単そうにみえる「いま、この瞬間に在る」ことが
なかなか出来ないのは、思考に邪魔されているからですね。

さて、思考と共に厄介なのが「感情」です。
トールは「感情」の正体は、
思考活動が体に反映されたものだといいます。

「感情」は、普段の自分の「思考」が重なったものの現われだ
といいます。ですから「思考」と「感情」に明らかなギャップが
ある場合は、「感情」が「ほんもの」で「思考」が「うそ」です。

 自分の中に感情が湧き出てきた時、
「いま、この瞬間、わたしの心でなにが起こっているのだろう?」
と自問する習慣をつけましょう。

冷静にこれができるようになると、
自分を適切な方向へと導いてくれるはずです。



2008/06/29(Sun) 21:48 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
思考はいつもいま」から逃げようとしている
思考(エゴ)にとっては、過去と未来がすべてで「いま、この瞬間」というときは存在しないに等しい。・・・・思考を客観的にながめ「いま、この瞬間に在る」ことを続けているとエゴの恐怖がどんどん小さくなって・・・やがて・・・消えてしまいます。

ろくろくさん、ありがとうございます。
思考はいつも「いま」から逃げようとしている・・はっとしました。大切なことを教えていただきました。別の表現で何度か説明されているのですが、今日のろくろくさんの表現はやまんばの心に真っ直ぐに入ってきました。


2008/06/29(Sun) 14:10 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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