2008年06月26日 (木) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(25)


弟子 師は、私たちに死者を見せてくださることができますか?

マハリシ あなたは、親類の死後のことをぜひとも知りたがって
いるが、生まれる前の彼らのことは知っていたのかね。

弟子 モクシャ(解放)への道において、
グリハスタ(家住者)はどのような位置を占めるのでしょうか? 
解放に到るためには、どうしても托鉢生活をせねばならぬ
ということはないのでしょうか?

マハリシ なぜあなたは自分をグリハスタと思いなすのかね。
そういうことであれば、あなたがたとえサンニャーシン(遊行者)
になっても、今度は自分がサンニャーシンであるという想いに
とらわれてしまうだろう。


あなたが家住者の生活を続けようと、
それを棄てて森に行こうと、あなたの心はあなたにつきまとっている。
エゴが、その思いの源である。

エゴは身体と世界を作り出し、
あなたをしてグリハスタであると考えさせる。
あなたが家を棄てても、それはグリハスタという想いがサンニャーサ
という想いに代わり、家住者の環境が森という環境に代わるだけの
ことだろう。

そして心の障害物はつねにそこにある。
障害物は、新しい環境の中では勢いを増すことすらある。
環境を変えることは、何の助けにもならない。

唯一の障害物は心である。それこそが、
家の中であろうと森の中であろうと克服されねばならぬものである。
それが森の中でできるものであれば、どうして家の中で
できないはずがあろう。

環境を変える必要はない。
あなたの努力は、環境がどうであろうと、
他ならぬ今できるはずである。

弟子 世間の仕事に忙しくしていながら、
サマーディ(三昧)を楽しむことができるのでしょうか?

マハリシ 「私が働いている」という感覚が邪魔ものである。
あなた自身に「誰が働いているのか」と尋ねよ。
あなたが誰なのかを忘れてはならない。

そうすれば、仕事はあなたを縛りはしないだろう。
仕事は自動的になされてゆくだろう。
仕事をするとか放棄するとかに、心を煩わされないようにしなさい。
その心煩いが束縛である。

起こるべく定められていることは、起こるだろう。
あなたが仕事を離れるべく定められているのであれば、
仕事はいくら探しても見つからなくなるだろう。

反対に、あなたが仕事を続けるべく定められてあれば、
それを避けることはできないだろう。
あなたはその仕事を続ける以外にはない。

それゆえに、より高い力にそのことを任せなさい。
あなたの思いのままに放棄したり続けたりすることはできない。



次回につづく


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コメント
この記事へのコメント
唯一の障害物は心である
唯一の障害物は心である。それこそが、
家の中であろうと森の中であろうと克服されねばならぬものである。
それが森の中でできるものであれば、どうして家の中で
できないはずがあろう。


この心とは自己から分離された自我のことであり、エゴであり、
思考のことであります。

思考はたえず湧き上がってくる空の雲にたとえられます。


「本当に私は心を〈観て〉いるのだろうか? 」とやまんばさんは
自らに問いかけます。
多くの人が同じ様な問いかけをしているのが目に見えるようです。

「本当に私は心を〈観て〉いるのだろうか? 」

やまんばさんはじめ私たちは、心を観ている時と見ていない時が
あると思います。本当に心を観ていれば、このような質問をすることは
ないからです。

わたしたちはあまりにも長い間、自分の心=思考と一心同体でした。
ですから、思考はそう易々といまの地位を明け渡さないでしょう。

しかしながらいま私たちは、思考の雲の切れ間からあの青い空=自己=
本当の私=究極的気づき、を垣間見ることが出来始めています。


ですから、『思考と感情を客観的にながめる』ことを続けましょう。


「自由への第一歩は、自分の思考は、
『本当の自分』ではない、と気づくことからはじまります。

そう気づくと、『思考を客観的にながめる』ことができるようになります。
思考を客観的にながめると、高次の意識が活動しはじめます。

思考をはるかに超えた、果てしない『知性の世界』が存在することや、
思考はごく小さな一面にすぎないことも、気づきはじめます。」

エックハルト・トール


やまんばさんは花のスケッチを描きながら、おそらくあの「青い空」の悟りの
心境になっているのだと思います。それは感動そのものだからです。


2008/06/26(Thu) 20:07 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
心をていねいに観察
「唯一の障害物は 心 である」
とかかれてある。何回も同じような言葉を聞いたような気がするけど、本当に私は心を「観て」いるのだろうか?
「起こるべき定められていることは、起こるだろう・・・それゆえに、より高い力にそのことを任せなさい。」
肩の力が抜けていきます。

花のスケッチをしていると、その仕組みや色に感動せずにはいられない。最近ではやまぼうしや、紅花に感動しました。とくに(おしべ)と(めしべ)の関係や形に神秘を感じました!虫眼鏡でこれくらいですから、顕微鏡で見れば、なおさらだと推察します。
なにげなく見るのと、よく見るのでは大きなちがいだと気が付く。
自分の心も、思考に寄り道せずに、ていねいに みていきたいと思いました。

2008/06/26(Thu) 07:18 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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