碌々(ろくろく)ブログ

先哲の教え、言葉などを通して  心身の健康、真の幸福  そして人生成功の秘訣を  共に探求していきましょう

心と体は、一筋の川の流れのごとく

宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (31)


そのときに、この喉のところに食道と気道との別れ道がある。
微妙なるかな人体組織よ。パッと飲み込んだ瞬間に植物神経が
働いて食道の方へ通す。

この食い物が、とくに液体になっているんだから、ドロドロの
麦芽状態で、あやまってフッと肺の中へはいったら大変だ。

嚥下性肺炎というものを起こしちまう。これを起こしたら、
どんな医者が来ても駄目です。病がひどくなると、嚥下性肺炎
になる。健康でいる間はそれは起こりません。


重体になってからに、死が近くなると往々にそれが起こるが、
健康の間は起こらないというのは、植物性神経がパッと空気の
入る方の管をふさいじゃう。頼まなくてもね。

そして、胃のほうへ通じる管だけが、パッと大きくなるから、
ポンと落ちる。胃の中にはいるとよしゃというんで、胃はすぐ
蠕動運動というものを始める。

肝臓、脾臓、膵臓から、こいつをどんどん、十二指腸という細い
ところを通りやすいように、どろんとしたものにしてしまう、
というありがたい作用があるんだぜ。

十二指腸を通過して、小腸から大腸へはいると、腸はその中から、
血となり肉となり骨となるものを、ぐんぐん組織の中へ吸い込んで、
いらないものをぐんぐん直腸へ送り出す。

そんなことは知りゃしない、あなた方。
お世話になっていながらね。

直腸に送り出すと、そこにはまたノーパーク。つまり駐車場がない。
そこで直腸は、おい、駄目だ、駐車場がないんだから、はやくなん
とかしてくれねえか、と大脳に言うと、大脳はよしやッというので、
トイレへ行けッという。

今度は運動神経がけつまくれッ。そこまで俺に説明させるのかい。
直腸から排泄するときには、あなた方はみんなけつから出す。
どんな奴でも口から出す奴はいない。

出来るだけ出してしまったあとは、もうあなた方の植物神経も動物
神経と関係する必要はない。あとは東京都にご厄介になる。

というこのいきさつを考えると、心と体という、この命を形成して
いるものの関係は、ちょうど一筋の川の流れのごとく、切れず、
離れない。

そうして、つねにこの川の流れの、川上は心で、川下は肉体だという
ことに気がついたならば、心というものはどんな場合があろうとも、
積極的であらしめなければならんのは当然だ、と気がつくでしょう。

慣れないためかどうかしらないが、こういう消息をすこしも考えない
で、肉体に病が出れば、それ注射だ、医学博士だ、入院だ、それ転地
だ、それ温泉だ。

そして八方手をつくして、それが効かなくなると、それお寺だ、
それお坊さんだ。



次回につづく


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2008-06-12 | 健康法 |  コメント : 2  |  tb : 0

Comment

感情はどこからくるのだろうか?

感情はどこからくるのかを観察することですね。

ある言葉を聞くと、怒りがこみあげてきたり、
線香の香りをかぐと、涙が出てくるかもしれません。
コバルトブルーの宝石を見ると気持ちが落ち着くかもしれません。
http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/48/0000511148/19/imge9b7ef7azik9zj.jpeg


昨日のコメントの
「努力なしにあるがままを観察しつづける」
の「努力なしに」というところが分かりにくいですよね。
そこで少し説明させていただきます。


「努力なしに」 とは、

いま自分の置かれている状況を、
自分の思いつきで変えようとしないこと。
コントロールしょうとしないことです。

醜い自分が見えてきても変えようとしないことです。
あるがままをうけいれる。

人間関係においても、他人をコントロールしょうとしないこと、
周りの人にもっと理解してもらいたいと思わないことです。

それが「ただ無努力のままにとどまること」です。


何もしなくていいという意味では決してなく、
人の言うことをもっと真剣に理解しようとする。
そして結果を求めないで集中して仕事をする。

あとは、あるがままを 
観察しつづける・・・(゚m゚=)(・ω・=)



2008-06-12 | ろくろく #- | URL|[ 編集 ]

ろくろくさんへ

努力なしに あるがままを 観察しつづける

毎日たんたんとそうしているような感じです。
時々感情がやってきて、みているとやがて去っていく。感情はどこからくるのだろうか?
喉のぎりぎりまで、悲しみがやってくると、涙が出てくる。小さく怒る。ささやかに笑う。たんたんと現実をこなしている自分がいます。

ろくろくさんはやさしい方だなあ・・と、昨日のコメントを読ませていただきながら、実感いたしました。
悟るということも大切でしょうが、生きるうえで、大切なことは、こんな思いやりのある言葉を使っていくことが大切なのではないだろうか、とおもいました。

その言葉は今のやまんばの生活に光を与えてくださり、新たなエネルギーと勇気が湧いてきたからです。

まさしく今日の記載された内容そのものです。
「心と体という、この命を形成しているものの関係は、ちょうど一筋の川の流れのごとく、切れず離れない」ろくろくさんのやさしい言葉は私の心に作用し元気をいただいたようです。

本当にありがとうございます。

2008-06-12 | やまんばさん #- | URL|[ 編集 ]

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