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2008年05月15日 (木) | Edit |
宇野千代著「天風先生座談」二見書房より (23)


さあ、そこで、これだけの理屈がわかったら、
これからが難しいことなんですよ。
これは簡単に、やさしく言っているんですよ。

簡単にやさしく言っていることも、
私の研究で十年以上もかかったコンサイスなんです。

だから、ここまでわかったら、その肝心かなめの
心身統一をどうすればいいか、それを簡単にお耳に
いれる前に、もうひとこと、言っておこう。


心身の統一は、これが必要だということは、
さっきも言ったとおり、すでにキリスト、マホメット、
釈迦が気づいたことではなくて、

いま申し上げたように、野蛮も野蛮、大野蛮といっていい
時代の、ローマ教あたりが、この世の中に、ぽつぽつ、
宗教的な形態で現れだした時分から、わずかな人間であり
ますけれども、心ある学者によって唱えられた言葉なんです。

これは深く考えなくても、常識で考えてもわかることです
わね。人間の命というものをじっと見ていれば、体ばっかり
で生きているように思われたって、からだのほかにもう一つ、

形の見えない、不思議な形をもつ心があること。これを否定
するものはいやしません。「お前に心があると思うか、ない
と思うか。」「いや、ないと思う。俺は見たことねェもの。」
と言う人はない。

だから、命と一口に言っちまっても、これは心と体の総合体だ
とわかっていながら、わかっていればこそ、宗教にもそれが
謳われているんだが、それがなんと、くどいようだけれども、

人工衛星が飛んでいる現代でも、なおかつ学者が、いまあなた
方がこれから耳にせられるようなことを、組織的に考えて
いないというのが、実際であります。

バイブルをお読みになっても、経文をお読みになっても、
コーランをお読みになっても、心身の統一ということの
必要性が書いてあります。

書いてあるんだが、どうすればそれでは、心身の統一が出来る
や、ということを、立派な論理組織で説いている人が、私の
見聞するかぎりにおいては、誰ひとりとしていないのでありま
す。

しかし、こういうことは、あるいはさっき私の申し上げたように、
私の傲慢な自惚れかもしれない。もしも天風があなた方にこれから
お耳に入れるような組織で、心身統一の可能性を説いている人が、

もしもこの地球上に、日本とはいわない、地球上にいままでの
今日までに一人でもいるようなことを、確実にご存知なら、
お知らせを願いたいのであります。

私はどんな要求にも応じるね。というのは、軽率にも言える言葉
じゃありませんぜ。これだけ多くの人を証人として私は申しあげ
ている。

いままで私は、私の、天風会の総財産を差し上げると言った。
それより以上のものを差し上げます。何でも要求に応じますよ。

ただし、それは、西暦1965年の四月十九日の午後七時七分
までよ。これからのちの世界のことは言明出来ませんよ。
どんな偉い奴が飛び出すかわからねェ。

また、この私みたいに、一生を人の世のために棒にふって、
こういう研究をするものも現れないともかぎらない。

とにかく、世間にないものを、いままさに聞こうとせられる
この幸福というのが、聞けばわけないことです。



次回につづく


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