2008年05月02日 (金) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(10)


1 どんな実践方法があるのでしょうか?


自己実現に達しようとする人の自己は、
彼自身と異なったものではない。

それは、彼によって到達されるはずの
彼よりすぐれたものであるわけがない。

自己実現とは、ただその人自身の本性を
実現することなのだから、

解脱を求める人は、一過性のものと永遠
のものをはっきり見分けることによって、

またけっして自身の本来の姿から逃げ出さ
ないことによって、疑う余地なく例外なく、
自分の本性を実現できる。


これが、知識の実践として知られていることである。
これが、自己実現に導く探究である。


2 この探究の道は、すべての人に適していると
言えるでしょうか?

この道は、ただ機の熟した人々にのみ適している。
他の人々は、それぞれの心の状態によってそれぞれ
別の道をたどるべきであろう。


3 他の道とは何でしょうか?

それらは、①ストゥティ、②ジャバ、③ディヤーナ
④ヨーガ、⑤ジュニャーナ等々である。

①ストゥティ――深い帰依の感情をもって、主の賛歌を歌う。
②ジャバ――神の御名やオームのような聖なるマントラを、
声に出したり、心のうちで唱えることである。

(ストゥティとジャバでは、心はときどき集中され閉ざされ、
ときどき拡散され開かれる。これらの方法に従う人にとっては、
心の気まぐれということが明らかにならないだろう。)

③ディヤーナ――深い帰依の感情をもって、心のうちで神の御名
等をくりかえすこと(ジャバ)を意味している。この方法において
は、心の状態が容易に理解されるであろう。

なぜなら、心は集中したり拡散したりしないからである。
人がディヤーナにあるときは、心は感覚の対象物と関係を持たず、
心がそれらと関係を持っているときは、ディヤーナの状態ではない。

それゆえに、ディヤーナにある人は、あちこちに散る心の気まぐれ
を見守ることができ、心が他の想いに走るのを停めることによって、
心をディヤーナに固定することができる。

ディヤーナが完全に行われると、心は自己の内に住むようになる。
瞑想(ディヤーナ)は、心の源に非常に微妙に作用するので、心が
乱れたり静まったりするのを知覚することは、少しもむずかしい
ことではない。

④ヨーガ――呼吸の源は、心の源と同じものである。
それゆえ、一方を沈静させればもう一方もたやすく沈静する。
呼吸制御(プラーナヤーマ)をとおして、心の沈静を実修することを
ヨーガと言う。

例えば、サハスラーラ(頭の中に千弁の蓮の花の坐)などの霊的な
中心に心を集中し、ヨーギたちはどんな長時間でも自分の肉体を
忘れて過ごすことができる。

この状態が続くかぎり、彼らはある種の喜びに浸っているように
見える。けれども、静まっていた心が現れると(再び活動を始めると)、
再び世俗の想いを取り戻す。

だから、ディヤーナのような実践法の助けを借りて、心が外部に
向かうことのないように訓練する必要がある。そうすればやがて、
沈静も動揺もない心の状態に至るだろう。



次回につづく


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テーマ:哲学/倫理学
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
探究の道
絵画を描き続ける人、お茶やお花を学び続ける人、
武道やスポーツを続けている人も「探究の道」を
歩んでいる人達、と云えるのかもしれません。

「この道は、ただ機の熟した人々にのみ適している」
とラマナ・マハリシさんは述べておられます。

ホントにそれぞれ「機の熟した人々」でないと学び続けることは
できないと思います。

そして絵画やスポーツなどが上達する時というのは、
月日とともに一歩づつ上手になるというのでは決してなく、

「機の熟した時」は、ほんの二、三ヶ月の間に今までの
十年分位を一気にトン、トン、トンと他を圧倒するレベル
にまで到達してしまうことがありますから、そのチャンスを
のがさないで掴み取ることだと思います。



2008/05/02(Fri) 19:46 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
雑事での訓練
連休の主婦は結構雑事が多い。おまけに五日前から、ばあちゃんが転んであばら骨の小さな骨を骨折し、入院。今日は一泊だけど、上の子が顔を見せに遠くから帰ってくれる。うれしい^^。歓迎の意味を込めて、さっき主人と一緒に岡本太郎のデザインの30センチ鯉のぼりを釣竿にくくり付けて庭の一隅にたてた。
新緑のもみじに赤い色が楽しそうに動いている。

雑事・・・あちこちに散る心の気まぐれを見守る絶好のチャンス!やまんばはやまんばの本性に留まる。
2008/05/02(Fri) 10:38 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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