回春
河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (68)
前回は、老いを考える上で
性のことを避けられないと述べた。
最近は、老いと性について論じている
評論や書物も大分見られるようになったが、
それまでは、老人と性というと、
すぐにイヤらしいという反応が先行してしまって、
話題にするのが難しかったと思われる。
ところが、このごろはそのような誤解がとけて、
老いと性のことが比較的オープンに語られるように
なってきたのは喜ばしいことである。
と言っても、性の問題はあからさまに論じることに
よって、その本質を歪まされるようなところがある。
また逆に、あまりにも日陰者扱いするのも困る。
従って、なかなか語ることの難しいものだ。
昨年の秋ごろだったと思うが、波多野完治先生が読売
新聞紙上で、「老いと回春」と題して、この問題を
論じておられた。
性の問題を正面から取りあげ、かつ風格のある文章で、
さすがと感心させられた。波多野先生などが、
「老人と性」について本を著して下さると有り難いのだが。
私は以前から、人間がその生涯のなかで、
何度か「死と再生」の体験をするように、
結婚生活においても、離婚と再婚を体験する
(できれば同一の相手と)ことが必要であると主張している。
波多野先生のエッセーにある「回春」という言葉が示唆
するように、春の訪れは人生に一度だけということはない
と考えるといいのではなかろうか。
次回につづく
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前回は、老いを考える上で
性のことを避けられないと述べた。
最近は、老いと性について論じている
評論や書物も大分見られるようになったが、
それまでは、老人と性というと、
すぐにイヤらしいという反応が先行してしまって、
話題にするのが難しかったと思われる。
ところが、このごろはそのような誤解がとけて、
老いと性のことが比較的オープンに語られるように
なってきたのは喜ばしいことである。
と言っても、性の問題はあからさまに論じることに
よって、その本質を歪まされるようなところがある。
また逆に、あまりにも日陰者扱いするのも困る。
従って、なかなか語ることの難しいものだ。
昨年の秋ごろだったと思うが、波多野完治先生が読売
新聞紙上で、「老いと回春」と題して、この問題を
論じておられた。
性の問題を正面から取りあげ、かつ風格のある文章で、
さすがと感心させられた。波多野先生などが、
「老人と性」について本を著して下さると有り難いのだが。
私は以前から、人間がその生涯のなかで、
何度か「死と再生」の体験をするように、
結婚生活においても、離婚と再婚を体験する
(できれば同一の相手と)ことが必要であると主張している。
波多野先生のエッセーにある「回春」という言葉が示唆
するように、春の訪れは人生に一度だけということはない
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Comment
死と再生
2008-04-10 | ろくろく #- | URL|[ 編集 ]
追加です。
年をとっても、ふれあって眠る。たとえ足だけでも^^^^^。
女性は毎朝、鏡の前でお化粧をする。
これだけでも、ホルモンの分泌が活性化するそうです。
女性は毎朝、鏡の前でお化粧をする。
これだけでも、ホルモンの分泌が活性化するそうです。
2008-04-10 | やまんばさん #- | URL|[ 編集 ]
離婚と再婚
同一人物との離婚と再婚を体験する。
自分も毎日変るのだから、相手も変っているはず。
そうなれば、見かけは同じだけど、毎日生まれ変わった同士が出会っていることになる^^。
そうしたら、いつも新鮮ですね^^^^。
自分も毎日変るのだから、相手も変っているはず。
そうなれば、見かけは同じだけど、毎日生まれ変わった同士が出会っていることになる^^。
そうしたら、いつも新鮮ですね^^^^。
2008-04-10 | やまんばさん #- | URL|[ 編集 ]
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そんなプロセスを何度も何度も繰り返して、
自己実現がなされる。
「死と再生」は離婚と再婚の既婚者のみならず、
親子関係や職場の上司や部下など、様々な人間関係
にも該当することかもしれません。
とりわけ肉体関係を持った男女において、「死と再生」の
体験が顕著になされると言われています。
夫婦に限らず同一の男女関係のほうが効率的に人生修行
できるということはいえますよね。