2008年04月04日 (金) | Edit |
河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (62)


ごく短期間だが、
アメリカに行ってきた。

別の件で行ったのだが、
パーティの話題として、「老い」のことが
でてくることが割にあった。

やはり、アメリカでも「老い」のことは
相当に深刻な問題であるように思われた。


そのような話のなかで、
アメリカでは老人になると、
一人で生き、孤独に耐えていく、

という覚悟はできているものの、やはり、
そうなってしまうとたまらなくて、

老人になっても家族と一緒に生きてゆける
日本が羨ましい、というのがあった。

どうも、アメリカでは、
日本では老人が家族と一緒に住んでいる
だけではなく、

皆に尊敬されて生きている、
と思いこんでいる人が大分居るらしいのである。

私は出発直前に、住友生命健康財団から送られてきた、
高齢者をとりまく家族構造についての調査研究の
統計結果のことを思い起こしていた。

それによると、日本でも、家族と別居している高齢者、
それといわゆる独居老人の数は増加の傾向があり、
都会地ほどそれが強いのである。

それに家族が老人を尊敬しているとなると……。

「日本も西洋文化の影響のためか、老人が別居する
ケースが増加しています」と言いながら、

それに日本では老人が孤独に耐える覚悟がまだあまり
できていないので、余計に難しいのではないか、
と思ったが、それは口に出さずに黙っていた。




次回につづく


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テーマ:哲学/倫理学
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
孤独をいやしてくれる友だち
「動物を飼うと孤独をいやされる」というのはよくわかり
ます。孤独には「老犬と多少の貯金があれば大丈夫」と
いうことらしいです。


日米の研究者達の報告によると、
ペットが老人の生活にたいへん貢献しているという。


◎動物を飼うことによって、日々の生活が活動的になる。

ひとり暮らしであれば、老人は食事や散歩、部屋の温度などに
あまり気を配るということはありませんが、
ひとたび動物と暮らすとなるとどうでしょう。

「動物の食事を作らなければ」、「排泄の始末をしなければ」、
「十分な運動をさせてやるために散歩に連れ出さなければ」
などと、老人たちのからだを動かす機会がぐんと増えるはずです。

これはイギリス北部でのことですが、とくに冬場、部屋の温度など
に対して無関心な老人が多く、そのために体調をくずしたり、極端
な場合には凍死してしまう人まで出るということがあったそうです。

そこでひとり暮らしの老人の家庭にセキセイインコを配ってみたところ、
老人たちは自分の部屋の温度をよりこまめに調節するようになったと
いうのです。

つまり、自分のことにはすでに関心を失ってしまった老人でも、
インコという小さな生命が隣にいるだけで、自分の生活環境を改善しよう
と努力するようになるということです。


◎動物たちは老人の孤独感をいやしてくれる。

ひとり暮らしの老人は、社会のなかで他人と接触する機会も少なくなり、
他人とはほとんど口もきかない生活を送りがちです。でも、たった一羽の
鳥やたった一匹の猫や犬などとの共同生活が始まると、動物を相手に話を
するなど、声を出す回数や機会が増えてきます。


◎動物を通して、社会との接点をより多くもつことができるようになる。

これは、とても大切な点です。
たとえば散歩に出たときに、老人がひとりで歩いていても、だれも声をかけ
てくれません。しかし、かりにその老人がかわいらしいペキニーズを連れて
歩いていたら、「まあ、かわいい」「ちょっと触らせてくれませんか」と
言う人もいるに違いありません。

また、「何という名前ですか。男のコですか、女のコですか」などと話しかけ
てくる動物好きの人とも出会えるはずです。
私達は街中を歩きながら、すれ違う人たちにいちいち注意深く目を向ける
ということはまずありませんが、たとえば、すれ違った人が立派なシェパード
を連れていたり、小さな子猫を抱いていたりすると、その人が妙に印象に
残ったり、あるいはこちらのほうから、何のきっかけもなしに話しかけて
みたりすることがよくあります。

これも動物たちがもたらしてくれる不思議な力のひとつですね。



2008/04/04(Fri) 19:18 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
「孤独と不安のレッスン」
劇作家の鴻上尚史(著) 「孤独と不安のレッスン」
によると、

孤独と不安というものからは一生逃れられない。
それとどう対処していくかが重要だという。

孤独には、本当の孤独とニセモノの孤独がある。
ニセモノの孤独とは、独りでいることが恥ずかしいと思う孤独で、
本当の孤独とは、自分と対話することができる状態であり、
そのときに人は成長すると主張されている。

また不安に関しては、前向きの不安と後ろ向きの不安があり、
前向きの不安は生きるエネルギーになるが、
後ろ向きの不安は逆にエネルギーを奪い、
最悪自殺にいたらせるものという。

さらに、不安なのはしょうがないことで、
自信を最終的に保障してくれる根拠などないと主張されている。


「若い頃に『孤独と不安』に耐えて、慣れておいた方がいい
と僕が言っている理由はね、大人になっても『孤独と不安』は
増えることはあっても減ることはないからなんだ。

たぶん、年を取れば取るほど、『孤独と不安』は増していくんだ。
だから、エネルギーのある若いうちに、『孤独と不安』に耐えて、
慣れる練習、やりすごす練習、負けない練習をしておくことが、
人生の智恵だと思ってるんだ。

簡単に言えば、『もっとたくさんの孤独と不安がやってくるから、
今のうちに練習しよう』ってことなんだ。
その方が、大人になった時に、楽だからね。

うんと乱暴な例え話だと、若いころに運動を一杯して、
基礎体力をつけておいた方が、年を取っても楽だって言うだろ。
あれと同じだね」


2008/04/04(Fri) 18:34 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
孤独
孤独に耐える・・・さみしいなあ~~~
一日、ばあちゃんを置いて、外出しなければならないときがある。帰ってくると、ばあちゃんはおしゃべりをする。とても楽しそうです。知人のヘルパーさんが言います。「用事はしなくていいから、ここに座ってお話しましょう」と。さみしいのは一番辛いことかもしれません。

テレビで朝から みのもんたさんが叫んでいます。
”ほっとけない!”
2008/04/04(Fri) 08:04 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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