碌々(ろくろく)ブログ

先哲の教え、言葉などを通して  心身の健康、真の幸福  そして人生成功の秘訣を  共に探求していきましょう

食養生でいちばん大切なこと

五木寛之・帯津良一 著「健康問答」平凡社より(75)


五木 すでに本編でも述べましたが、最近は、大豆イソフラボン
とか、アガリクスとか、体にいいのか悪いのか、情報がむちゃ
くちゃじゃありませんか。

牛乳は絶対だめだという本も出たし、野菜繊維をうんととる人と、
そうじゃない人を検査して、全然関係ないという結果が出たり。

北極に住んでいる人たちは、野菜をたべなくたって暮らして
いけるわけだし、モンゴルやチベットのほうに行くと、
ヤクのお乳とトウモロコシのスープを食べて、一生暮らす人
もいる。その国、その人それぞれですよね。


帯津 命のことなんか、まだ、人間の体でいえば、足の底から
くるぶしぐらいまでしか分かっていないですからね。命に対して、
もっと畏敬の念をもたなければならないと思います。
命、この未知なるもの、に対する畏敬の念です。

ですから、とても断定できる世界ではないんですよ。もっと、
おずおずと語らなければならないのに、医師も代替療法者側も、
断定しすぎます。「あと三ヵ月の命です」とか、「これを服用
すれば治りますよ」とか……。ほんとうに腹が立ちますよ。
 
五木 比叡山で、千日回峰の行者さんや、それを終えられた、
大阿闍梨の方にお会いしたことがあるんです。千日回峰という、
あのものすごいエネルギーをださなきゃいけない修業のなかで、

とっているカロリーというのが、うどん一玉と茹でジャガイモ
二つと、豆腐半丁を一日二回、それを二年間。どう考えても、
インプットするカロリーと、出ていくエネルギーがちがうんです
よ。あれは不思議。
 
帯津 食事というのは、ガンの患者さんにとっても、ひとつの
テーマになるわけです。たとえばマクロビオティック(季節の
もの、その土地で産出するものを中心に、和の調理法で行う
食療法。原則として動物性の食材は排除する)にしても、

ゲルソン療法にしても、いろいろな方法があります。
日常的に、なにを食べたらいいかというのが、
常に考えるべき対象になるんです。

私の場合も、西洋医学だけをやっていたときには、なにを食べ
てもいいという態度でした。基本的に医療者側が、あまり食事
に関心を持ちませんから。

大学でも、糖尿病の人はどうだとか、高血圧の人はどうだという
のは教えますけど、人間はなにを食べるべきかなんて教えてくれ
ませんし。

その後、病院をはじめて、ホリスティックに診ていこうとした
ときに、食の問題で苦労しました。結局は、幕内秀夫さんという
管理栄養士の指導で、和食の粗食に落ち着いたんですけどね。

五木 この本でもたびたび登場する、『粗食の進め』という本を
書かれた方ですね。
 
帯津 はい。それで、玄米菜食を出したり、漢方のお粥を
出したりしていたんですが、やっぱり決めつけるものではない
なあ、一人ひとりちがうなあということも、わかってきました。

食事というのは万人向きじゃない、人によって異なる個性的な
ものだという考えに変わりつつあります。ですから、五木さんが
おっしゃるように、あるがままにやるということでいいんだと、
いまは思っています。



次回につづく


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2008-02-17 | 健康法 |  コメント : 2  |  tb : 0

Comment

千日回峰行

“最下鈍の者も12年を経れば必ず一験を得ん”


「どんな間抜けでも12年間修行すれば必ず学び取る
ものがある」といった、天台宗の宗祖最澄の教えに
基づいた行。

現在の千日回峰行は、「12年籠山」「回峰一千日」
「堂入り」の全てを満行する厳しい行となっている、
という。

今日のブログで五木さんが二年間というのは、
十二年間どの部分かわかりませんが、

「うどん一玉と茹でジャガイモ二つと、
豆腐半丁を一日二回、それを二年間」

常識では考えられない粗食で十分だということ
ですよね。



国民栄養協会は「毎日30品目以上をバランスよく摂る」
ことが健康維持・増進の基本。 といっていますが・・・




千日回峰行
http://www.sakai-yusai.com/yougo/main.html

日本健康・栄養食品協会ホームページ
http://www.jhnfa.org/



2008-02-17 | ろくろく #- | URL|[ 編集 ]

食事は人によって異なる

本当にそうなんだと思います。
うどんとじゃがいもと豆腐ですかあ・・・
大きな牛さんも草だけ神妙に食べてるしね。
粗食の程度も個人でイメージが様々でしょうし、まあ、近くで手に入るものを、食べ過ぎない程度でおいしくいただく・・ということでしょうか?

最近玄米をいただきましたところ、翌日たくさん便が出て、びっくり!
そこで、やまんば圧力鍋で玄米に大豆をまぜ、少々の塩とごま油を入れて炊いてみました。あは〜、実においしいこと!小分けにして冷凍庫に保存し、時々チンしてたべることにしました。
まあ、これもいつまで続くことやらですが・・・。

それと、小さい時に食べたものが大人になっても案外おいしいと感じるのではないでしょうか。お袋の味とか・・・。
小さいとき、やまんばの家のすぐ側にお豆腐屋さんがあり、朝出来たてのお豆腐のおいしかったこと。だからやまんばは今でもお豆腐が大好きです。

2008-02-17 | やまんばさん #- | URL|[ 編集 ]

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