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2008年02月16日 (土) | Edit |
五木寛之・帯津良一 著「健康問答」平凡社より(74)


……  
五木 柳原さんのお書きになった「百万回の永訣ーーがん再発日記」
という新しい本を読んで感心したんですが、じつによく勉強なさって
いるんですね。医師と対等にというより、パソコンなんかを使った
情報の入手は医師以上に早い。

一方で、良心的で、患者に信頼されて繁盛しているいいお医者さん
というのは、なかなか勉強している暇がないんです。
日常の診察で目が回るほど忙しいから。

そうすると、われわれのほうが新しい医学情報を知っていることが、
しばしばある。こんなバカなこと、あり得ないでしょう。

帯津 ほんとうですね。そういうことはあるかもしれない。


五木 何年か前、「男の更年期はある」と頑張っていたんですけれど、
「男に更年期なんてないよ。俺たちは、そういうことは大学で習った
ことがなかった」と、友人の医者たちに一笑に付されました。

「四十年前に大学で習ったとか、まだ、そんなことをいっているのか」
と、私は思ったのですが。時代は変わっているのに進歩していません。
だいたい、そんなものですよ。

その点、柳原さんは、最も良心的で、しかも優れた手腕を持った医者
たちとめぐり合っているんですね。うらやましいような感じさえしま
した。普通一般には、われわれはとんでもない人たちと向き合って
医療の現場にいるわけですから。
 
帯津 そうですねえ。医師の人間性ということになると、お恥ずかし
いかぎりです……。医師に、なにをおいても求められるのは、自らの
生命場のエネルギーを高めつづけるのだという高い志と、目の前の
患者さんを、一歩でもよくしていくのだという覚悟のほどなのでは
ないでしょうか。まだまだですねえ。

五木 「失敗は成功の母」というけれど、失敗を重ねなければ、一人
前のいい医者になれない。でも、失敗される患者のほうはどうなるん
ですか。

帯津 ガンの治療に中国医学をなんとか導入しようと思って、1980年
に中国にいったんですね。北京市立のがんセンターみたいな病院に
招聘されて。

一番最初に感じたのは、中国の外科医の手術が、非常にうまいという
ことです。手際がよくて、全然、血を出さない。どうして、こんなに
うまいんだろうと、その旅のなかで考えたんですが、

やっぱり西洋医学の医師が少ないので、ひとり当たりの患者さんが
多いんですよ。だから練習になっちゃうんです。

五木 中国だと、たくさんの、まあ実験というか、そういうことが
どんどんできるということですね。ふーん。

帯津 じつは、アメリカの雑誌に載っていた、北京のお医者さんが
書いた論文の手術の成績がものすごくいいので、これは気功かなにか、
中国医学的なことをやっているな、と思って見にいったんですけどね。

でも、そっちのほうは、あまり見るべきものがなくて、
手術のうまさにびっくりしたというわけなんです。

五木 自衛隊は、実弾を射撃する予算を非常に節約して、練習すると
いっても少ししか撃てない。ミサイルだって空撃ちの演習しかできな
いでしょう。

いくらでも実弾を使っていい国と、これで予算いくらなどと考えて、
一回三発とかいっているのと全然ちがいますよ。
だけど困ったもんです。相手が人間ですからねえ。



次回につづく


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コメント
この記事へのコメント
お医者さんは本来はやさしい人が多い
まあやまんばさんのように、お医者さんに
好意的な人は今は少数派かもしれません。

多くのお医者さんは偉そうな感じがするし、
いつも待たされるし、医療費も決して安くは
ないし、医原病や、医療ミスも後を絶たない
ですからね。なにより、薬を出しすぎますよね。


ほんとによいお医者さんとご縁があれば
よいのですが・・・


2008/02/16(Sat) 18:49 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
中国の外科医の手術が上手なわけ
「失敗は成功の母」というけれど、
失敗を重ねなければ、一人前のいい医者に
なれない。というわけで

中国に於ける西洋医学の医師が少ないので、
医師ひとり当たりの患者さんが多い。

つまり手術の練習になってしまう。だから
中国の外科医の手術が、非常にうまいという
ことになる。

手際がよくて、全然、血を出さない素晴らしい
手術ができるようになった、ということらしい。


2008/02/16(Sat) 18:20 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
医者は大変だと思います
チャップリンの何かの映画のように、ねじばかりひたすら回しているように、お医者さんはくる日もくる日も、専門分野の耳鼻、肛門、胃腸、脳、骨や筋肉、皮膚、子宮、眼・・・。それもみんな悩ましげな顔をして自分に近づいてくる。
やまんばは、えらいなあと感心しています。確かにお給料はいいかもしれないけど、まとまった休みがあるわけでもなく、重労働のように思うことさえあります。医療の体制に問題はあるのでしょうが、お医者さんになろうと思う人は本来はやさしい人が多いと思います。
2008/02/16(Sat) 07:44 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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