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2008年01月06日 (日) | Edit |
河合隼雄著「老いのみち」読売新聞社より (33)


わが国にも末期患者のためのホスピスが、
少しずつではあるができてきている。

これまでにも紹介したことがあるが、
大阪淀川キリスト教病院副院長の柏木哲夫先生は、

そのようなホスピスを早くから創設して、
その仕事を継続してきておられる方である。

柏木先生とお話し合いをしたときに、
次のようなことを聞かせていただいた。


死が近づいていることを知りつつ、
ベットに寝ている患者さんが柏木先生に
言われたことである。

検温の結果を聞きにきたり、
様子を聞きにきたりする看護婦さんで、
部屋のなかにはいってきても、
心はそこにはいってきていない人がある。

「いかがです」などと言っていても、
「心」は「部屋の外に居るまま」なのである。

それに対して、ある看護婦さんは、
その人が部屋にはいってくると、
「本当に傍らに居てくれている」と感じるのである。

外見はなにも変わったところはないのだが、
その人の心がどこにあるのか、
「こうして寝てばかり居る者には、本当によくわかる
のです」と言われたとのことです。

これは、うーんとうならされる話である。
われわれは外見や言葉によって、
人を評価しがちである。

しかし、死に近い人にとっては、
真実がそのまま見える。

その人の心がどこにあるのかが、
ちゃんと見えるのである。

病気の人をお見舞いにゆくとき、
このことをよく心しておくべきである。



次回につづく


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テーマ:哲学/倫理学
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
「気づきなさい」
オルダス・ハクスレーの小説『島』の冒頭の言葉です。


この島では鳥が「気づきなさい」という言葉を囀ります。
「気づきなさい」「気づきなさい」

鳥は
「いま、ここで、だぞ」
「いま、ここで、だぞ」
とも唱えるのです。


オルダス・ハクスレーの思想の結晶、
大ユートピア小説『島』では、
鳥が絶えず、「いま、ここ」に気づかせてくれます。
すごいですよね。


「気づきなさい」
「いま、ここで、だぞ」





2008/01/06(Sun) 20:18 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
大切なこと
子育ての時に経験したことなのですが、
忙しいとき、用事をしながら、上の空で子供の話を聞いてるといつまでも話が終わらない。やりたいことは山ほどあるのに~~~といらいらして子供の目をみると、話をきいてほしくてたまらない!顔をしているのです。
やまんばは他のことは後回しにして座り、子供の話を聞くことにしました。
なんと、あっという間に子供は満足し、私のもとを離れていったのです^^^^。
やまんば、子供から大切なことを学びました。

何事に対してもそうなのですね。
相手はそれを見抜きます。会話がはずまないし、一緒にいる感じがしないのです。
絵もそうです。心がここにないと、絵はそっぽをむきます。まるでその絵に恋をしているように付き合うと、おもしろいほど応えてくれるのです。
持ち物でも、花でも犬でもなんでもそうです。たとえ短い時間でも、心をそれにそそぐと、「充実した時」が流れてくれるようです^^^。

2008/01/06(Sun) 07:31 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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