2007年12月30日 (日) | Edit |
ティク・ナット・ハン著「微笑を生きる」春秋社より (26)


私たちが日々いだく感情は、
思考や行動の原動力として、
大きな力を持っています。

私たちのなかには感情の川が流れており、
その川の水は一滴づつ異なった感情でできていて、
それぞれの感情はほかの感情とたがいに依存していいます。

この流れを観察しようと思うなら、川の土手に坐って、
ひとつひとつの感情が浮かび、流れ、
消えてゆく様子を確認してみればよいのです。


感情には快(楽受)、不快(苦受)、中性(捨受)
の三受があります。

不快な感情をいだいたら、それを追い払いたくなりますが、
踏みとどまって、息の観察をしながら、
じっとその感情を見つめてみたほうがよいのです。

しずかに自分で確認してみるのです。
「息を吸って、私のこころに不快な感情が起こったと気づく。
息を吐いて、私のなかに不快な感情があると気づく」。

そのとき起こった感情を、具体的に「怒り」「悲しみ」
「喜び」「幸福」と呼んでみたら、もっとはっきり
その感情を?み、もっと深く確認することができます。

湧き起こってくる感情と接触して、
それを受け入れるためには、
息の助けが必要です。

息が軽く落ちついてきたら――呼吸の観察をしたら
自然にそうなるのですが――こころと体は軽やかに(軽安)
鎮まり(澄浄)、感情も鎮まります。

この気づき観察は「不二」の考えに基づいています。
私たちの感情は自分と離れてはいないし、
単に外から引き起こされるわけでもありません。

感情は私たち自身であり、
いだいた感情は瞬時にして自分そのものになります。

だから自分の感情に溺れたり、
暴力的に支配されることはないし、
またこれを拒絶することもありません。

感情にしがみついたり、
拒否したりしないということは、
ただ感情を手放すということです。

これが瞑想行の大切な修業の一部です。

私たちが不快な感情にいたわりと注意をそそぎ、
非暴力の精神で接すれば、
これを健全なエネルギーに変えて、
自分を育てる力にすることができます。

気づきの観察によって不快な感情はあなたを
照らしだして、自己や社会を洞察し、
理解してゆく力となりうるのです。



次回につづく


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テーマ:自己探求
ジャンル:心と身体
コメント
この記事へのコメント
年末・年始のこと
やまんばさんの感じておられるとおり、
ティク・ナット・ハンさんの「微笑を生きる」の
記事は、今とても大切なところにさしかかって
いるところです。

とはいえ年末・年始はなにかと日常とはちがい
初詣とか、年始のご挨拶とか、里帰りとかが
あって、ゆっくりとブログをご覧になることが
難しいことでしょう。

しかしながら、ろくろくブログは今年の正月と違い、
今回は元旦も休むことなく更新し続ける予定です。

コメントは休まれていっこうにかまいませんので、
「微笑を生きる」のつづきを是非ともご覧ください。
今のわたしたちにとってとてもとても大切な記事
が次々登場します。


それではよいお正月をお迎えください。
来年は皆様にとってきっと素晴らしい年になると
思っております。



2007/12/30(Sun) 18:53 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
感情を手放す
今日のブログの内容は、やまんばにとって、とても大切なことが書いてありました。

まず最初の
「私たちが日々いだく感情は、思考や行動の原動力・・この原動力として大きな力を持っている・・・というところです。

感情の動きをじーと見つめなければなりません。

昔トイレの消臭の宣伝に、
「嫌なにおいは元から断たなきゃダメ!」というのがありました。やまんば、それを思い出しました^^。

「感情はほかの感情とたがいに依存している」
「感情は自分自身である」
「気づきの観察によって不快な感情はあなたを照らし出し・・・ここ!
自己や社会を洞察し、理解・・ここ!  していく力となりうるのです。」

「感情にしがみついたり、拒否したりしないということは、ただ感情を手放すということです」
ここ!・・(特に感情を拒否しないことが感情を手放すことになるとはわかりませんでした) やまんば、少しずつではありますが、出来るようになってきました。

「感情を手放す」・・心が瞬時に平安になることも体験しました。

しかし、心は巧妙です。やまんばのような自己愛の強い人間はよ~~く見張っておかねばなりませんデス^^。

今年も今日を含めて後二日になりましたね。
明日は超忙しいので、やまんばはコメントできないかもしれません。年末は大変苦手で、結婚して十年くらいは、39度ちかく熱が出ていました^^。大概寝込み
除夜の鐘がなるころには、元気を回復しておりました^^。困った嫁でした。
ろくろくさん、錬金術者さん、皆様、(ひょっとして見ていてくださるかもしれないマリアさん)今年も一年ありがとうございました。心から、感謝しています。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

では黒豆の様子をみてきますね^^^^^。
2007/12/30(Sun) 08:25 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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