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2007年12月15日 (土) | Edit |
五木寛之・帯津良一 著「健康問答」平凡社より(51)


五木 ホメオパシーとは、一つの症状に対して、
同じような症状を引き起こす毒薬を、
うんと希釈したものを与える療法だと聞きました。

たとえば、熱が出たときは解熱剤で抑えるのが、
一般の西洋医学ですが、ホメオパシーは、発熱作用の
ある薬を使って、その人のもっている自然治癒力を
高めるわけですね。

私はホメオパシーというものに、非常に興味がある
んですが、ヨーロッパで最初に発想されたというか、
出てきたのはいつごろですか。


帯津 ドイツ人の医者の、サミュエル・ハーネマン
という人がはじめたのですが、ハーネマンは1775年生まれ
ですから、十八世紀の末ですか。四十五歳で十九世紀、
そのころですね。

五木 ということは、ひょっとしたら、デカルト以来の
合理主義に対して、一度、神秘主義というか、そういう
ものへの関心が非常に高まる時代が出てくるけれど、

そんな時代を背景に生まれたのかなという感じもするんです。
宗教でも、スピリチュアルなものに対する回帰が、一時期
あって、内面的なものとか、人間の心とか、そういうものに
対する探究心が、非常に強まってきた時代ですね。

ホメオパシーは、ものすごく微量に希釈した毒物を飲むという、
いわゆる正統な西洋医学とは、正反対の考え方ですね。

帯津 そうですね。西洋医学の考え方と合わないところが、
いっぱいあるわけです。薬理学にしてもね。

そもそもハーネマンがこれに気づいたのは、
マラリアの治療薬について研究していたときなんです。
マラリアにキニーネという治療薬がなぜ効くか。

キニーネの収斂作用が効くのだと、薬理学の本に書いてある。
それを、彼はおかしいと考える。収斂作用のある物質なら、
まだほかにもいっぱいあるのに、どうしてキニーネだけ効くのか。

それで彼は、キニーネの元のキナという木の皮を、自分で食べて
みたんです。そしたら、マラリアと同じような症状が起こった。

五木 ほう。

帯津 マラリアに効くものを、健康な人に飲ませたり
食べさせたりすると、マラリアと同じ症状を起こす。

だから、ある症状を起こすものは、それと同じ症状で悩んでいる
人には、これが効くんだと推定して、「似たものが似たものを治す」
という原則を考えたんですね。

五木 なるほど。

帯津 実際に、たとえば熱が出ている人に発熱剤を与えたら、
熱がもっと高くなるわけです。それじゃ医療にならない。
彼は、薄めればいいかもしれないと思って、薄めだした。
そうしたら、薄めれば薄めるほど効くんです。

結局、一分子もはいっていないような、ただの水みたいなものが
いちばん効くとわかった。それで「最少有効量を用いる」という、
二つ目の原則ができた。まあエネルギー医学と、われわれはとらえ
ているんです。

五木 エネルギー医学。

帯津 要するに、物質の持っている物質性を排除して、エネルギー
だけ残し、一分子もはいっていない状態にして、それを水に投影
させるんです。それを飲むことで、人間の「命場」のエネルギーに
はたらきかける、体じゃなくてね。

五木 体じゃなくて、魂というか、スピリチュアルな部分に、
直接影響を与えるんですね。

帯津 ええ。そこで、エネルギー医学という考え方が出てくるん
ですけど、それは私たちの仮説です。まだエビデンス(科学的根拠)
があるません。だれも証明していない。

きっとそうだろう、ということですね。臨床的には、
かなりのエビデンスがあるんです。
たとえば、二重盲検法(ダブル・ブラインド)。

西洋医学と同じ手法で、ホメオパシーが、ある症状、花粉症なら
花粉症に効きますよという論文は、いっぱいあるんです。
だから半分エビデンスがある、ということで、それを頼りに、
われわれはやっていますけれどね。



次回につづく


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テーマ:モノの見方、考え方。
ジャンル:心と身体
コメント
この記事へのコメント
人間の「命場」ってどこにあるのだろう?
これは帯津良一先生独自の捉え方でして、
ホリスティツク医学を「場の医学」と
いわれたりしていらっしゃいます。

詳細はこの後の章で説明がありますが、
以下にあらましを記載します。


私たちの身体は、心臓や肝臓などの臓器と
臓器以外の空間とから成っています。

臓器に注目してー大体系医学を築きながら、
空間の方は一見、何もない空間として
無視してきたのが、近代西洋医学です。 

この空間は何もない空間ではありません。
そこには、目に見えないとはいえ、
さまざまな物理量が存在し、
ーつの「場」を形成しているのです。


一言で言うならば、身体の臓器と臓器の「あいだ」
のこと。ということのようです。


2007/12/15(Sat) 17:30 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
「似たものが似たものを治す」
それと「最小有効量を用いる」・・エネルギー医薬。
やまんば、またまた初耳です。
物質の持っている物質性を排除して、エネルギーだけ残し、一分子も入っていない状態にして、それを水に投影させる。それを飲むことで、人間の「命場」のエネルギーにはたらきかける、体じゃなくてね・・・体ではなくて魂に直接働きかける・・・
はあ~そういう医学の部門もあるのですね!
たまげた!

昨日、車を運転し高速のトンネルに入ったとき、突然、ろくろくブログは、西洋と東洋の思想を同時に伝えるところなんだと閃きました。

ろくろくさんは東洋に明るく、錬金術者さんは西洋に明るい。真理にいたる道は山ほどあるのでしょう。お二人は角度こそちがうけど、人間を幸福に導くようなお話をしてくださっている。
やまんばはこのブログの特徴なんだと発見しました。

ところで、人間の「命場」ってどこにあるのだろう?
2007/12/15(Sat) 07:08 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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