2007年11月02日 (金) | Edit |
ティク・ナット・ハン著「微笑を生きる」春秋社より (8)


もっとも安定した瞑想の方法は、座蒲を敷いて、
脚を組み合わせて坐る方法です。

自分に合った厚さの座蒲を選んでください。
半蓮華坐(半跏趺坐)か蓮華坐(結跏趺坐)が、
心身の安定をつくりだすのにもっともよい坐法です。

蓮華坐で坐るには、両足をそれぞれ反対がわの腿の
うえにおいて、両脚を交差して組みます。

半蓮華坐の場合は、
片方の足を反対がわの腿のうえにのせます。


この蓮華坐脚組みがむずかしければ、
両脚を体前で交差するか、
他の無理のない坐り方で坐ってください。

背骨をまっすぐに伸ばして、目はうっすらとひらき
(半眼)、両手は心地よくゆるめて座位の適正な位置
で組みます(叉手)。

床に坐れないときは、椅子に坐って、両脚の裏を
きちんと床のうえで揃え、両手を大腿のうえに置き
ます。

また床に横になり、両脚を伸ばして少しひらき、
腕は体のわきに置いて、手のひらをうえにむけた
仰臥の姿勢で行ってもよいのです。

脚が痺れたり痛んだりして瞑想に集中できなくなっ
たら、無理をしないで足の位置を調整してください。

こころを鎮めて注意ぶかく行えば、すなわち呼吸や
体の動きのひとつひとつにちゃんと気をつけて
いれば、一瞬たりとも瞑想の集中から意識が外れる
ことはありません。

脚の痛みがきつかった、立ちあがったり、
ゆっくりと気づきをもって歩いてみてください。
脚の痛みがなくなったら、また坐るのです。

……
私たちが瞑想をするのは平和なこころ、喜び、そして
非暴力の精神を育てるためです。肉体的苦痛に耐えたり、
体を痛めつけたりするために行うのではありません。

……
瞑想は毎日毎日、たゆまず着実に、しかし決して力まず
に行ってゆくものです。日々の些細な出来事につねに
こころをむけてゆけば、私たちを取り巻くさまざまな
問題だけでなく、真の人生のあり方までも見えてくる
ものです。

このように修習してゆけば、
私たちはつねに深い生の現実と一体でいられるのです。



次回につづく


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「瓢鮎図(ひょうねんず)」
日本最古の水墨画(国宝)妙心寺退蔵院収蔵

日本における水墨画は禅宗とともに発展したと
いわれていますから、禅のお坊さんが修業の
一環として水墨画を描いたケースも少なくなかった
ことでしょう。

そうしたことから、すぐに頭に浮かんだのが
室町時代の禅僧、如拙による不思議な絵「瓢鮎図」。
http://iriz.hanazono.ac.jp/images/hyonen00b.gif

この絵は禅の公案として描かれたとも言われていますが
実際のところは分からないようです。

「ただでさえ捕まえにくいなまずを、
こともあろうに瓢箪で捕まえようとする。」
この矛盾をどう解決するか?

将軍足利義持は当時の京五山の禅僧31人に
参詩を書かせました。そのいくつかをご紹介すると・・・

『瓢箪で鮎を押さえつけるとは、なかなかうまいやり方だ。
もっとうまくやろうなら、瓢箪に油をぬっておくがよい』
(周宗)

『瓢箪でおさえた鮎でもって、吸い物を作ろう。
ご飯がなけりゃ、砂でもすくって炊こうではないか。』
(梵芳)

なんだかわけがわからない内容の参詩ですが、(^。^;)
やまんばさんがいま取り組んでおられる水墨画は、
日本の精神文化に大きな影響を与えたもののよう
ですね。

意識的呼吸をしながら、どうぞあせらず、辛抱強く
お続けください。



2007/11/02(Fri) 20:18 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
とにかくやり続けてみよう・・・
頭でわかったことと、実際に行動に移してわかることは、天と地ほどの差があると思う。
一点一点に意識的であれ。水墨画の先生は字もあわせて教えてくださる。短い時間だけれども、朝、一枚の紙に縦 横 丸 斜めの線を何本かひいている。
これでどうなるのやら、何がわかるのやら・・・

同時に意識的呼吸法を、続けてみると、実際にわかることがあるはず!

なんだか、同じ道をいってるように思える。

あせらず、自分のペースで、辛抱強くやってみよう。
実際に行動しなければ、何にもわからないことと同じだ。

一枚の絵も頭で想像するだけでは、絵にはならない。
実際に自分で絵筆をにぎり、絵の具をつけ、あたまで、想像したものを、転写する。行動に移すことは簡単ではない。様々な障害がおきる。
でも、めげずに続けると、その時その時にわかることや、感動がある。それどころか、人生における謎が解けたりもする。

とにかく。やり続けよう・・・!
2007/11/02(Fri) 08:05 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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