プレ・ウィドウフッド・エデュケーションとは
アルフォンス・デーケン 編著「老いと死をみつめて」同文書院より(1)
Q 結婚して三十年、
子供たちもそれぞれ家庭をもち、
今はまた夫婦二人きりの生活です。
幸い揃って健康ですが、
先日、友人から、おそくとも中年期になったら
プレ・ウィドウフッド・エデュケーションを
受ける必要があると聞きました。
プレ・ウィドウフッド・エデュケーションとは、
いったい、どんな教育なのでしょうか。
A プレ・ウィドウフッド・エデュケーション
(pre-widowhood education) というのは、
配偶者の死別に備える教育です。
これは死への準備教育(デス・エデュケーション)の
一領域である悲観教育(グリーフ・エデュケーション)
の大切な一分野です。
新しい概念なのでまだ適切な訳語がありません。
たとえば「独りぼっちになる日のための教育」、
「配偶者を喪うときに備える教育」
「孤独の日々に備える教育」「寡処教育」
(「寡」は独り、「処」は生きるという意味で、
未亡人や男やもめになる前の教育)などいろいろ考え
ましたが、どうもまだぴったりする訳語がありません。
しかし、呼びかたは何であれ、配偶者の死によって、
遺された相手が大きな危機に見舞われることは、
疑いようのない事実であり、これに対して、
社会としての対応が十分でないことも明らかです。
他人事ではない晩年の孤独
身近な愛する人の死は、言うまでもなく、人生の大きな
試練ですが、とりわけ夫婦として共に家庭を築き、喜び
や悲しみを分け合った配偶者の死は、この上ない苦悩と
悲嘆をもたらす体験の一つでしょう。
現在、日本人の平均寿命は世界一となり、男性75.6歳、
女性は81歳を超えました。この数字の差は、仮に同い年
の男女が結婚したとしても、女性は夫の死後、6年あまり
を未亡人として過ごさなければならない計算になります。
現在は結婚する場合に、だいたい女性のほうが年下の
ケースが多いので、この独りぼっちで生活する期間は、
さらに長くなるかもしれません。
つまり、結婚しているか、結婚を考えているすべての女性
にとって、晩年の孤独は他人事ではありません。
私が生まれた国、西ドイツでも、配偶者を喪った人の数は、
現在約600万人で、人口のほぼ9パーセントに当たります。
その女性と男性との割合はだいたい6対1で、
未亡人は男やもめより圧倒的に多いようです。
また不幸にして奥さんに先立たれた男性は、
失意と悲しみのあまり病気になるケースが多く、
配偶者の健全な同年輩の男性に比べると、
死亡率が40パーセントも高いというイギリスでの
報告もあります。
訪れる危機に対処するために
誰もが直面するかもしれないこのような危機が訪れる前に、
教育を受け、心の準備を整えておくことは、これから
ぜひとも必要になってくるのではないでしょうか。
結婚している人たちが男女を問わずいつか必ずぶつかる
この苦しい経験に、少しでも上手に対処していくための
手掛かりをぜひ学んでいただきたいと思います。
次回につづく
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Q 結婚して三十年、
子供たちもそれぞれ家庭をもち、
今はまた夫婦二人きりの生活です。
幸い揃って健康ですが、
先日、友人から、おそくとも中年期になったら
プレ・ウィドウフッド・エデュケーションを
受ける必要があると聞きました。
プレ・ウィドウフッド・エデュケーションとは、
いったい、どんな教育なのでしょうか。
A プレ・ウィドウフッド・エデュケーション
(pre-widowhood education) というのは、
配偶者の死別に備える教育です。
これは死への準備教育(デス・エデュケーション)の
一領域である悲観教育(グリーフ・エデュケーション)
の大切な一分野です。
新しい概念なのでまだ適切な訳語がありません。
たとえば「独りぼっちになる日のための教育」、
「配偶者を喪うときに備える教育」
「孤独の日々に備える教育」「寡処教育」
(「寡」は独り、「処」は生きるという意味で、
未亡人や男やもめになる前の教育)などいろいろ考え
ましたが、どうもまだぴったりする訳語がありません。
しかし、呼びかたは何であれ、配偶者の死によって、
遺された相手が大きな危機に見舞われることは、
疑いようのない事実であり、これに対して、
社会としての対応が十分でないことも明らかです。
他人事ではない晩年の孤独
身近な愛する人の死は、言うまでもなく、人生の大きな
試練ですが、とりわけ夫婦として共に家庭を築き、喜び
や悲しみを分け合った配偶者の死は、この上ない苦悩と
悲嘆をもたらす体験の一つでしょう。
現在、日本人の平均寿命は世界一となり、男性75.6歳、
女性は81歳を超えました。この数字の差は、仮に同い年
の男女が結婚したとしても、女性は夫の死後、6年あまり
を未亡人として過ごさなければならない計算になります。
現在は結婚する場合に、だいたい女性のほうが年下の
ケースが多いので、この独りぼっちで生活する期間は、
さらに長くなるかもしれません。
つまり、結婚しているか、結婚を考えているすべての女性
にとって、晩年の孤独は他人事ではありません。
私が生まれた国、西ドイツでも、配偶者を喪った人の数は、
現在約600万人で、人口のほぼ9パーセントに当たります。
その女性と男性との割合はだいたい6対1で、
未亡人は男やもめより圧倒的に多いようです。
また不幸にして奥さんに先立たれた男性は、
失意と悲しみのあまり病気になるケースが多く、
配偶者の健全な同年輩の男性に比べると、
死亡率が40パーセントも高いというイギリスでの
報告もあります。
訪れる危機に対処するために
誰もが直面するかもしれないこのような危機が訪れる前に、
教育を受け、心の準備を整えておくことは、これから
ぜひとも必要になってくるのではないでしょうか。
結婚している人たちが男女を問わずいつか必ずぶつかる
この苦しい経験に、少しでも上手に対処していくための
手掛かりをぜひ学んでいただきたいと思います。
次回につづく
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Comment
そうなんです。いよいよ
2007-07-19 | ろくろく #- | URL|[ 編集 ]
コナン・ドイルも
朗報として^^
そりの合わない夫婦は向こうの世界では
一緒に生活しないと記しているという。
死後、家族は再び同じ家族なのかという疑問には、
スウェデンボルグは、家族は離れると述べている。
家族は精霊界に入ったばかりのころは
顔もまだ似ているらしいが、精霊界で過ごすにつれ、
世間にいたころの家族の絆という外面的なものは
次第になくなる。
そしてそれぞれの霊は霊界の別の団体に行くのである。
父と息子、母と幼児がどんなに同じ霊界の団体を希望しても、
精霊界で過ごすうちにだんだん離れていく。
霊界には無数の団体が存在し、
これが一つ一つ町や村を作って一緒に住んでいる。
その団体には本来の自分の性格に合うものだけが
一緒に集まっている。
ゆえに性格の多様さに応じて無数の団体ができている。
錬金術者さんのおっしゃるように
ブログ社会に近いといえるだにだに
そりの合わない夫婦は向こうの世界では
一緒に生活しないと記しているという。
死後、家族は再び同じ家族なのかという疑問には、
スウェデンボルグは、家族は離れると述べている。
家族は精霊界に入ったばかりのころは
顔もまだ似ているらしいが、精霊界で過ごすにつれ、
世間にいたころの家族の絆という外面的なものは
次第になくなる。
そしてそれぞれの霊は霊界の別の団体に行くのである。
父と息子、母と幼児がどんなに同じ霊界の団体を希望しても、
精霊界で過ごすうちにだんだん離れていく。
霊界には無数の団体が存在し、
これが一つ一つ町や村を作って一緒に住んでいる。
その団体には本来の自分の性格に合うものだけが
一緒に集まっている。
ゆえに性格の多様さに応じて無数の団体ができている。
錬金術者さんのおっしゃるように
ブログ社会に近いといえるだにだに
2007-07-19 | ろくろく #- | URL|[ 編集 ]
イヨッ!待ってました!
おはようございます☆
あらっ、愈々アルフォンス・デーケン氏のご登場ですね☆
昔々、その昔「市民大学」か何かでデーケン氏の講義を聴いたことがあります。ご本人の著書こそ読んだことはないものの、少なからず「縁」があるのか、私の読む本読む本、あちこちで氏の名前は目にしていましたのでこれからの連載が愉しみです♪
女性81歳、男性75・6歳・・・あら〜、いつのまにか平均寿命また延びていますね・・・
本来喜ばしいことなのでしょうが、個人的に長生きを全っ然望んでいませんので
ガックリ!なのが正直な気持ちで、願わくば81歳まで私は生きていないことを、ただただ祈るのみ!
世間一般では妻が夫を見送った後死ぬのが理想的?のようですけれど、私は先に逝きたいですわ。
あらっ、愈々アルフォンス・デーケン氏のご登場ですね☆
昔々、その昔「市民大学」か何かでデーケン氏の講義を聴いたことがあります。ご本人の著書こそ読んだことはないものの、少なからず「縁」があるのか、私の読む本読む本、あちこちで氏の名前は目にしていましたのでこれからの連載が愉しみです♪
女性81歳、男性75・6歳・・・あら〜、いつのまにか平均寿命また延びていますね・・・
本来喜ばしいことなのでしょうが、個人的に長生きを全っ然望んでいませんので
ガックリ!なのが正直な気持ちで、願わくば81歳まで私は生きていないことを、ただただ祈るのみ!
世間一般では妻が夫を見送った後死ぬのが理想的?のようですけれど、私は先に逝きたいですわ。
2007-07-19 | マリア #- | URL|[ 編集 ]
霊界に入る準備?
スウェデンボルグによれば、この世で配偶者だった夫婦は、あの世にいくと大体は別々になるというだに。この世での夫婦関係は、いわばこの世での仮想関係ともいえ、一概にはいえんが、この世で最も仲良くなるべき(必要がある)相手と夫婦関係になるようだに。
ボルグによると霊界では、精神的な拠り所しかなくなるので、真に価値観の合う人としか交流をもたないというだに。
そういう意味では、ブログ社会に近いといえるだに。心が充実していれば、肉体を失っても、死者との思い出を糧に交信できるというだに。秘教では、これを銅の意識と呼んでいる。
ボルグによると霊界では、精神的な拠り所しかなくなるので、真に価値観の合う人としか交流をもたないというだに。
そういう意味では、ブログ社会に近いといえるだに。心が充実していれば、肉体を失っても、死者との思い出を糧に交信できるというだに。秘教では、これを銅の意識と呼んでいる。
2007-07-19 | 錬金術者 #- | URL|[ 編集 ]
感情分裂気味のやまんばはコーヒーを飲みながら、しばらくコメントは休憩します^^。
2007-07-19 | やまんばさん #- | URL|[ 編集 ]
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以前から掲載させていただこうと思いながら
やっとチャンス到来といったところです。
「死への準備教育」なんて、やはし一般的には
あまり受けが良くないだろうなと思いながら
恐る恐る掲載をスタートさせたところ
マリアさんが開口一番「イヨッ!待ってました!」
といってくださったのでうれしかったです。
このデーケンさんの本は色々とこれからの
みなさんの人生に
参考になると思います。