2007年07月10日 (火) | Edit |
五木寛之・帯津良一 著「健康問答」平凡社より(2)


五木 ある雑誌の記事で、インドの伝統医療の、
アーユルヴェーダのことが書かれていたんです。

それによると、風呂上りの冷たいビールは、
すごく体に悪い、もってのほかだという。

また、あるとき知人が鍼灸に行ったんですね。
脈を診られ、体のツボを押され、
あれこれ触診の結果、

あなたは体が冷えきっている、
まず冷たいビールは飲んじゃいけない、
と先生にいわれてがっくりしていました。


その話を聞いて思い出したのが、中国の温ビールなんです。
帯津さんは、中国へしばしば行かれるので、向こうで
経験がおありかもしれないけど、ビールを温めて出して
くることがありますよね。

帯津 はい。

五木 やはり、冷たいものは、
絶対に体には良くないんですか?

帯津 中国医学ではそうですね。
体を冷やすのを嫌うので、
なんでも温かくするんですね。

五木 中国医学では、人間の体質を、陰と陽に分類しますね。
大雑把にいうと、痩せていて冷え体質の人を陰、ぽちゃりして
いて、暑がりタイプを陽と分けているようですが、その陰陽、
両方とも、冷たいものは体に良くないんでしょうか?

帯津 中国医学の診断の基本は、「弁証」です。
証を弁じて、それにあった治療を行うわけですね。
治療のほうは「論治」といいます。

証とは、体全体のゆがみですね。
体全体の歪みを見つけるのが、
弁証で、その歪みを正すのが、論治です。

冷え性の人には、体を温めるものを、
暑がりの熱証と呼ばれる人には、
体を冷やすものを与えるというわけです。

ただ、そういった証にかかわりなく、
中国では消化管を冷やすことを嫌います。

中国医学では、消化管にことを脾臓といって、
脾を冷やしちゃいかん、という考え方ですね。
脾を冷やすと、生命力が低下するというのです。

だから、われわれが中国に行きはじめたころは、
ほんとに温かいビールで、ビールが煮えているようでまずい。
だから、よく冷やしてくれと注文しました。

このごろは、さすがに大都会では、
カンカンに冷えたビールが出てきますね。

五木 日本人の顔を見るともう、「きりっと冷えてるよ」
といって出してくるようになってきました(笑)。

私は昔から、あまり冷たいものは飲んだり食べたりしない
んですよ。ビールはさすがに、グイと一口で飲むけれど、

冷たい水なんかはゆっくり口のなかで温めてから、
噛むようにして、のどに流すくせがつきました。

帯津 それはいいですね。
急激に、脾臓に冷たい刺激を与えるのではなく、
徐々に流しこむほうが、体は冷えませんね。

五木 そういえば、冷たいビールを飲まなくなった知人は、
鼻水が止まり、口内炎がでなくなったといっていましたね。
それも、冷え体質が変わったんでしょうか。

帯津 そういうことも、考えられるでしょうね。
まあ、ビールにかぎらず、冷たいものは体に良くない
でしょうね。ビールもあんまりカンカンに冷やさないで、

まあ多少冷えてないとおいしくないけれど、
ぬるめのほうが、体にはいいと思うんですね。



次回につづく


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コメント
この記事へのコメント
解毒作用(修正版)
昨日の錬金術者さんのコメントはたいへん
興味深かい内容でした。

その部分をもう一度ここにコピペさせて頂きます。


人体内で、物質は皆一旦、無にされるという。
無にされないと、宇宙からくる霊力を受けることが
できないからだというじゃ。

人体内で、物質が無にされずに、物質として残ると、
毒となり、病に罹るというじゃ。
この代表例が、糖尿病だというじゃ。

だから、人体内の分解力、融解力、溶解力に、
人間の個性があるといえる。
 
このいわゆる消化力は教育により、人生の出来事、
周囲から学び、いかに自分のものとするかに
かかっておるといえるだに。



「人体内で、物質は皆一旦、無にされる」
という点は、直感的にそうなんだろうなぁ~
と感じられるものでした。

今日の「解毒作用を促進するには冷やしてはダメだ」
という点も私が最近感じるの気持ちに合致している
と思います。

錬金術者の記事はわたしの気持ちというか感じと
しばしば、シンクロし共鳴する時があります。



2007/07/12(Thu) 16:07 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
氷水
喫茶店やレストランに行くと、いつのころからか
かならずコップになみなみと氷水がでてくるように
なりました。

これは体によくないしこまりますね。
私はいつもノンアイスにしてもらうようにしています。

やまんばさん
あんまり冷たくするとどんな物も味がわからなくなり
ますよ~



2007/07/10(Tue) 22:03 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
脾臓は食物摂取の調整役
 漢方は太古の医学を受け継いでおるぞな。太古の医学では、脾臓は食物摂取の調整役といわれておったそうな。太古では、脾臓マッサージがおこなわれていたともいうだに。脾臓マッサージの達人は、脾臓をマッサージすることで、その人が必要な食物を当てることができるというだに。
 脾臓は、生活のリズムを整える機能をもつというだに。食物摂取による、食物の波動からの影響による腹部臓器の波動の乱れを調整する役目を負っているというぞな。
 一度に沢山食べるか、何回かに分けて食べるかで、脾臓のリズムを変えることができるというだに。つまり、脾臓は、食物摂取から、生活のリズムをバランスよく調節しているというだに。
 脾臓は、最も霊化された器官なので、中医のような気の医術では、臓器の気の根本といえるだに。脾臓の霊化を巧く使って、物質を無にすることで、解毒作用を促すことができるというだに。
 一般的に、気をエネルギー体として捉えると、熱をもつのだから、冷やしてしまっては、熱が冷まされ、エネルギーが損なわれることがわかるじゃろう。だから、解毒作用どころか、促毒作用を起こしてしまうということなのじゃろうね。
2007/07/10(Tue) 11:20 | URL  | 錬金術者 #-[ 編集]
夏でも暖かいお茶が好き
やまんばはどうも昔から極端に冷たいものは苦手です。お酒は飲めないのでわかりませんが、トマトやきゅうりや牛乳などはあんまり冷たいと味がわかりません。
2007/07/10(Tue) 08:17 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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