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2007年03月21日 (水) | Edit |
玄侑宗久著「禅的生活」ちくま新書より(8)


仏教では「眼、耳、鼻、舌、身、意」の順番で
社会性が強いと認識している。

つまり眼で見る姿、耳で聞く音、鼻で嗅ぐ香り
の順番で一般化しやすいということだ。

鼻で嗅ぐ香りの個人差よりも耳で聞く音のほうが
まだ大勢に共通しているし、眼で見るものは最も
個人差がでにくく世間に通用しやすい。


その証拠に、というと変だが、明るさだとか大きさの
単位、あるいは音の大きさを示す単位も各国にあるが、
匂いの単位はまだできていない。

また香りに比べても、身という皮膚感覚などはもっと
アテにならない。ある人が熱いという風呂がぬるい
ことは往々にしてあるし、だいいち痛さや気持ちよさ
など比較しようもない。

なんとか痛さを測る基準ができないものか、
と思いつめた人がいて、どこの国の男女にとっても
鼻毛を一本抜いた痛さはさほど違わないんじゃないか、
と考えた。

そして痛さの単位として「ハナゲ」というのを
提案したのである。

「いやあ、扁桃腺が腫れちゃって喉が痛いんだ」
と言えばすかさず「どのくらい痛いの?」と訊かれ、
迷った末に「十二ハナゲから十五ハナゲくらいかなぁ」
などと答えるわけである。

すると「私もこないだ弁慶の泣き所をテーブルの角に
打っちゃってさあ、もう三十ハナゲくらいは痛かったよ」
なんて対抗したりするのだが、

所詮これだって痛さの測定器でもできないかぎり恣意的
である。どだい一ハナゲの何倍か、というのがもう
アテズッポウにすぎないではないか。

それに、やはり世界で一番痛いのは自分なのである。
全国のお医者さんたちにアンケートをとり、どの病気が
いちばん痛いと思いますかと訊いたらしいのだが、

むろんこれだってお医者さん自身がすべての病気を経験
しているわけではないから「見てて痛そうだった病気」
ということなのだが、痛がりとそうでない人もいるだろ
うからこれもどうなのか判らない。

一応ここまで言ったら知りたい方もいるだろうから申し
あげておくと、一位は末期の喉頭癌、二位はクモ膜下
出血の発作、三位は尿路結石だそうである。

アテにならないとはいっても、
できれば避けたい病気である。

以上、余計な話が多かったが、ここまでが普通「五官」
によって収集される「五感」とよばれる感覚の世界である。

仏教において特筆すべきなのは、そのあとの第六感も
キチンと感覚と捉えられていることだろう。

感覚器としての「意」が、「境」としての「法」を
捉えるわけだが、これが最も社会性に欠け、
一般化しにくいという。


次回につづく


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コメント
この記事へのコメント
金縛り解除法
があります。

以前はよく金縛りに遭っていましたが、
「金縛り解除法」をマスターしてからは
金縛りになったことがありません。

自分でコントロールできることが解ってからは
ならないのです。

で、「金縛り解除法」とは
1、あわてないこと
2、深呼吸を三回位する
3、体のどこかを自分で動かす。無理やりには動きませんから
4、たとえば、手が「うご~く」と思う。動いているところをイメージするのです。
1~2回では無理かもしれませんが、何度かやっていると、指の先とかが必ず動くようになります。
5、ちょっとでも動いたらしめたものです。
今度は、金縛りが「解け~る、解け~る」と、解けているところを
イメージしていると、解除できるようになります。

やってみてください。


2007/03/22(Thu) 11:01 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
クモ膜下 出血
の「発作」が痛いのでしょうね~

私も詳しいことは解りません^^(^.^ ;


2007/03/22(Thu) 10:45 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
えっ!?
クモ膜下出血って痛いの?!

・・・初めて知りました
2007/03/21(Wed) 13:14 | URL  | マリア #-[ 編集]
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