2006年12月05日 (火) | Edit |
A・スマナサーラ著「運命がどんどん好転する」慈悲喜捨の瞑想法 国書刊行会より(9)


愛ならば何でもいいのですからどんどん
育てましょうというと、

たとえば母が子どもを愛するのは
素晴らしいことなのだから
どんどん広げましょうと、

ここまでは別に問題はないとおもわれますが、
でもあるお母さんが子どもはみんな愛するべきだ、

だれの子どもでも構わないと言って誰彼なく自分の子どもと
勘違いしたようにいろいろと愛を振りまいたりしたら、
これは迷惑なことになるに違いありません。


もしかしたらこのお母さんは
精神科に連れて行かれるかもしれませんね。

男性の場合も、「人を愛することはいいことだ」
と言って、異性と見れば片端からやたら愛していたら
また問題になるでしょう。

このように愛という言葉は非常にいい響きを
持っているようでいて、
その本質はきわめて曖昧なのです。

ですからどの宗教でも愛という言葉を言いだすのなら、
隘路言う明確な解釈を提示しなければならないと
思うのです。

私がこの愛という言葉に関してひとこと言いたいのは、
各宗教ともそんなに愛が大切なら、

愛をもっときちんと定義をして、
正しい愛というものはこういうものであると、
なぜはっきりさせないのかという点です。


そこで仏教の話に戻るわけですが、
仏教では人間の感情を丁寧に分けて考えているのです。

曖昧にならないように、
解釈が混乱して本質を見失わないように、
しっかりと定義をしています。

たとえば男性が女性を好きになる愛、
これは仏教では欲の感情であると説明するのです。

これは執着である、貪り(むさぼり)という字を
当てて表現するのですが、いわゆるその人のことを
独り占めにしたいという感情ですね。

ですからこういう愛は、「お金が好きです」
という愛と何ら変わらないということになります。

お金にしたところで自分のものにしたいわけですからね。
家族を愛しているよというのも、同じです。
家族を自分のものにしたいという執着にすぎないのです。

それもこれも言ってみれば一つの感情であって、
もちろんよく考えてみればそのことによって
いいことも起きるのだけれども、
同時に大変なことにもなるのです。


次回につづく


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コメント
この記事へのコメント
愛情の対象に依存するか否か?
 愛情を注ぐ存在に依存してしまうのが、渇愛だと思うじょ。
 愛情を注ぐ存在とは、自立して、その存在がいなくなっても、愛を注げるのが自立の愛じょ!

 星の王子様は、愛情の存在が、現にいなくても、自分が育てたバラに愛情を注いでいるぞな。つまり、自分のなかにバラを開花させたんぞな。

 愛情の対象がなくても、愛を注ぐ姿勢ができたわけじゃ。だから永遠の愛なんじゃ。
2006/12/06(Wed) 09:17 | URL  | 錬金術者 #-[ 編集]
自分にとって一番のバラ
星の王子は、いくらほかにたくさんのバラがあろうとも、
自分が美しいと思い精一杯の世話をしたバラは
やはり愛おしく、自分にとって一番のバラなのだと悟る。

サンテグジュペリのこの愛も仏教でいう渇愛なのだと
思いませんか?


星の王子さま
出典: フリー百科事典『ウィキペディ(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E3%81%AE%E7%8E%8B%E5%AD%90%E3%81%95%E3%81%BE


2006/12/05(Tue) 19:11 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
渇愛
かつ‐あい
仏教では男女間の愛を「渇愛」と言っています。
のどがかわいて水を求めるように、激しく執着すること。

A・スマナサーラさんは友情のことを「慈しみ」
ととらえておられます。「渇愛」とは違うのですね。

やまんばさんのお気に入りのマリアさんや錬金術者さんは
A・スマナサーラさんの友情に近いものと思われます。

この友情については、
2週間後位に詳しく説明される予定です。
もうしばらくお待ちください。

2006/12/05(Tue) 17:22 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
愛は執着とはちがう
ここが大切なことですね。やまんばのもつれがバラバラとほぐれていきます^^。うれしいです。執着とはちがいますが、お気に入りはありますね。ろくろくさん、マリアさん、錬金術者さん、お世辞でなくて、やまんばのお気に入りです。なぜなら、それぞれが特徴があり、おもしろく感じるからです。すごいお気に入りは執着になるのかなあ^^。同じ人に出会っているのに、それぞれ出会う部分がちがっているから、ここが、またまたおもしろいですね。やまんばが百人の人に出会えば、百人のやまんばがいる、そんな印象です。
2006/12/05(Tue) 16:46 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
「I LOVE YOU」
ジョン・レノンが小野洋子さんに
「I LOVE YOU」「I LOVE YOU」
「I LOVE YOU」「I LOVE YOU」
「I LOVE YOU」「I LOVE YOU」
と何時間も言い続けたのをテープにとって
そのテープをハサミで細切れにしたのを
プレゼントした、という話を聞いたことがあります。

そのアイデアに感心したことがありました。
嫌いな人にこんなことされたら
ほんとに困りますけど
ジョン・レノンならまあいいか~




2006/12/05(Tue) 16:42 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
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