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2006年10月06日 (金) | Edit |
嵐山光三郎著「徒然草の知恵」ダイヤモンド社より(22)


あと「虚言する人」「欲深き人」が
友とするに悪い人に挙げられているが、

友人とするのに「わろき人」が、虚言する人、
欲深き人というのは誰が聞いてもあたりまえの話で、

兼好は話のついでにこの二つのタイプをわざとあげている。
ここでは、虚言する人、欲深き人は、つけ足しだ。
兼好が説こうとするのは、その前の五例である。

誰が見ても悪い奴をわざと二つ後ろにつけ、
その前の五例を浮きあがらせようとする。


身分の高い人、若い人、健康な人、酒の好きな人、
勇敢な人、どれをとっても、一見友人とするには
良さそうな人なのである。

でありながら、その底に潜むよくない面を
浮きぼりにしているところが、
兼好の批評家としての鋭さなのだ。


ちなみに、同じ段で、兼好は良き友を三つあげている。

一つには物くれる友。
二つには医師(くすし)。
三つには知恵ある友。

物をくれる人、医者、知恵ある人、
この三つが、良き友だという。

これは兼好の現実的な一面であり、
同時に、こういうことを堂々と書いて、
ひらき直っている図々しさが見える。

これまた、前項の「友とするに悪い人」
をひきたたせるつけ足しである。

「物をくれる人」を良き友としてあげるのは、
兼好のダンディズムであり、心の余裕である。

酒を飲む人をわるい例に、
ひょいと入れてみせるダンディズム通じる。

このダンディズムは乱世を生きた兼好の
精神のよりどころでもあったろう。

兼好は、友へ物をあげるのが好きな人
だったのだと思う。


次回につづく


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テーマ:心理学
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
困ったなあ。
正直、やまんばはマリアさんをかなり年下なのにしっかり自分の意見を持ち、尊敬さえしているのです。甘い自分を反省しているのです。今はマリアさんから何を言われても本当にそのとうりだと思っているのです。だから、これからも気がついたことがあったら、いってください。
2006/10/07(Sat) 11:26 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
おはようございます☆

あのね。。。書いたの間違いだったわね。。

「いらいらしている」「怒っている」と浅はかに
取られるのが(こと私が言うと)やまんばさんの
やまんばさんたる所以ですものね。。

もう、私、何もあなたに言う気ないわ。

私がアレを書いた時、(あなたの質問読んだ時)怒りもイライラも感じず、出たのはため息よ。
2006/10/07(Sat) 11:10 | URL  | マリア #-[ 編集]
笑ってしまいました^^。
へい、わかりやした。姐御の前で正座をしているやまんばでござる。マリアちゃんがイライラしてるのが、通じたぞなもし。まあ、そう怒りたもうな。あ~、大人になるのは辛うござんすねえ。やまんばは松の木の上で世間を知らずにへらへら風に吹かれていた頃がなつかしく思い出されやす。ろくろくさん、やまんば一応ヤフーで調べ、なんのことかわからなかったで質問しました。あっ、やばい!もうやめよう。秘儀だよね。兼好さんは、やまんばにとって疫病神みたいです^^。
2006/10/07(Sat) 10:40 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
バカの壁

やまんばさんの件は

養老孟司さんの大ベストセラー「バカの壁」
の冒頭にでてくる話と同じことのように
思われます。

お持ちでしたら是非読み直してみてください。

薬学部の学生に出産のドキュメンタリーを
見せたところ男子と女子とではまったく
異なる反応が出た。

女子学生はだれもが「大変勉強になった」といい
男子学生は「知っていることばかりだ」といった。

自分が知りたくないことには情報を遮断してしまう。
これも一種の「バカの壁」だそうですが、

このように安易に「知っている」「分かっている」
という学生は、また安易に「先生、説明してください」
と言ってくる。

教えていて一番困るのが「説明してください」
と言ってくる学生です。

もちろん、私は言葉による説明を
否定するわけではないが、

それだけでは理解されないことが
たくさんある、というのがわかっていない。

そこがわかっていないから、
「聞けば分かる」「話せば分かる」
と思っている。


引用が長くなりましたが
すこし言葉がきついところを差し引けば
マリアさんのおっしゃっていることと
ろくろくの意見とはほぼ同じです。


ヤフーの辞書で調べることができます。

ダンディズム【dandyism】

1 おしゃれ、伊達(だて)に徹する態度。
19世紀初め、イギリスの青年の間に流行したもので、
その影響はフランスにも及んだ。
2 その男性の、生活様式・教養などへのこだわりや気取り。
「既製服を身につけないのも彼の―の一端だ」

「兼好法師は秘儀参入者」の件は錬金術者さんの
コメントを待つことにしましょう。

秘儀というか秘密に関しては
土居 健郎 著「表と裏」で詳しく掲載の
予定です。


2006/10/07(Sat) 09:55 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
やまんばさん☆

『秘儀』なのよ。だから。。。

そんなこと、口に言葉に尽くせないからこそ『秘儀』であって。
何ももったいぶったりしているんではなく、『自分自身、己自身で習得する』以外ないのよ。。。

意地悪に取られるかもしれないけれど、人から何かを学ぶ姿勢は、「解らない。教えて。」と言うのは謙虚であるけれど、やまんばさん!マリアの意地悪と、思われるのを承知で、あえて言います。

『人につくな。法につけ』
私が、やまんばさんに(おこがましいですし、何よりあなた自身が、私の言葉なんて求めていないでしょうけど、あえて、これが、どう受け止められようと、私の本心ですし、余計なお世話!と言われるでしょうが)言いたいのは、身びいきにならず『冷徹に相手をみること』これに尽きると思いますわ。
2006/10/07(Sat) 05:44 | URL  | マリア #-[ 編集]
質問です。
ろくろくさん、ここにダンディズムと何回も出てくるのですが、漠然としてつかめません。教えてください。また兼好のダンディズムともかいてあるのですが、男性それぞれちがうのですか?やまんばの全く知らない世界です。笑わないで教えてください。それから、錬金術者さんが、昨日兼好法師は秘儀参入者といわれているのですが、なんのことかわかりません。教えてください。
2006/10/06(Fri) 22:53 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
兼好法師は悪しき友?
そうですね。
マリアさんややまんばさんの
おっしゃるとおり、

兼好法師は酒を飲むうえ、切れ者で
庶民からすれば身分も高く
悪しき友の典型かもしれません。

冴え渡る人間観察力の上に
自己洞察にも徹していたのですから
人嫌いにもなったでしょう。

で、俗世間を捨てて隠者になったのでした。

2006/10/06(Fri) 17:56 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
マリアさんに賛成!
今日のマリアさんのコメントをよんで、やまんば、久しぶりに吹きだしました。兼好さんのこと、やまんばも同じように思っていました。むつかしい兼好さんを学び、理解して、いつか時空を超えて出会った時、友と呼ばれるくらいに成熟できてたら?しかし、この年ではちょっと間に合わないようですね^^。
2006/10/06(Fri) 13:08 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
毒のある人☆
おはようございます☆

兼好法師って辛らつなユーモアがありますよね。
そういうところが、徒従草の面白さでもありますわ♪

穏やかでにこやかな顔をして、鋭くチクリと胸を突き刺す『毒』があって。私、そここそが好きで、だからこそ兼好法師に惹かれるんだと思います。

ただ、おかしいのは兼好法師じたいが、逆に回りから見れば「友とするに悪しき者」で、友どころか、こんなきっつい鋭い人に、批評なんかされたら、当たっているだけに、凹まされ落ち込まされてしまう!って感じで敬遠されるタイプなんじゃない(笑)。。

とはいえ、それも頭のいい彼のことですから、そんな事は百も承知で、そんな相手の気持ちを見抜いたうえで、如才なく淡々と接していたでしょうけど(笑)
2006/10/06(Fri) 11:50 | URL  | マリア #-[ 編集]
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