--年--月--日 (--) | Edit |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2006年09月27日 (水) | Edit |
土居 健郎 著「表と裏」弘文堂より(3)


顔は必ずしも正直に心を
表現するものではなく、

鬼面仏心というように、
却って心を隠していると
見える場合がある。

すなわち顔は心がむき出しに
ならぬようそれを表現しながら隠し、
隠しながら表現すると云ったら
よいであろう。


もっとも顔が心を表現したり隠したりするのも、
それ自体が心の働きであるという方が
正確なのかもしれない。

このように顔と心の関係は一様ではないが、
ともかく顔と心が不即不離の関係にある
ことだけは間違いないと云ってよいのである。


このことと関連し、英語で人間を意味する
personが、芝居で役者がつけるお面を意味する
ペルソナ(personaラテン語)から来たことは
大変面白い。

いったいなぜ役者はお面をつけるのか。
それは役者の演ずる役割を一目瞭然たらしめる
ためである。

お面は手の込んだ扮装よりもっと端的に役割を
表現する。今でも劇の登場人物のことを
dramatis personaeというのはそのためである。

したがってはじめお面を意味するペルソナが
登場人物を意味するようになり、そこから更に
人間一般を意味するようになったのであろう。

これに引きかえ、
日本語のお面と言う言葉には、
このような発展は見られなかったが、

しかし能において面が独自の芸術的発展を遂げ、
人間の表情をぎりぎりの線まで抽象化することに
成功したといことは注目に値する。

大体表情というものが、先にのべたように、
心を表現しながら隠し、隠しながら表現する
複雑なプロセスである。

能の面はこのプロセスを様式化し、
表情の一面を誇張してそれ以外は
すべて殺ぎ落すので「能面のよう」
と云えば無表情を意味するほどである。

しかし、実際に能が演じられる際は、
能面に表情の動きが感じられ、

いわゆる幽玄な効果が生まれるのは
まことに妙と云わざるを得まい。


次回につづく


↓↓↓あなたの応援↓↓↓(1日1クリック)お願いします。

にほんブログ村 哲学ブログへ人気blogランキング精神世界 ランキング


スポンサーサイト
テーマ:心理学
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
ろくろくさん☆

えっ!ろくろくさんも学生の頃から何十年も研究していたんですね?

でも、研究したくなる気持ち解りますわあ。
奥が深いので、とても。調べれば調べるほど、新しい壁にぶち当たり、新たな疑問が沸き起こってきて、手には負いきれないものですよね。。

私、個人的には運命論者ですわ。

自由意志は確かに存在するでしょうけれど、それも人やその内容によってかなり制約に差があるように思いますし、一律では決してないと思います。それこそが、カルマと呼ばれるものかもしれませんけれど。



2006/09/27(Wed) 21:00 | URL  | マリア #-[ 編集]
つかみ所のなさ
占いに関しては、私は学生時代からつまりもう
何十年も前?から研究を続けているのですが……


人の性格の掴み所の無さは
なにもマリアさんや、やまんばさんに限らず
誰にでも言えることではないでしょうか。

割と性格が掴み取りやすい人も中にはいますが
それにしたってどのような性格が
潜在しているかわかりません。

ましてやマリアさんのようにいろいろ研究を
すればするほどいよいよ掴み所が無くなるのは
当然だと思います。


じっさい人には、個人的無意識や家族的無意識
民族的無意識や人類としての無意識の中に
どのような性格が潜んでいるか分からないからです。

天変地異に会った人の性格は
その影響を強く受けるでしょうし

人にいじめられたり、騙された経験のある人は
なかなか他人を信じられないでしょうしね。

人の性格も
ましてや人類の未来にいたっては
まったくわからない!!のだと思います。


四柱推命とかタロットとか占星術とか
いろいろあって未来を予測してくれますが

ホントは掴み所が無い未来を
あたかも掴み所が有るように示してくれるのが
占いなのではないでしょうか?

天中殺(空亡)が今年で終わると想像すると
なんだかそんな気分になりますしね


私は、占いではホントのことは分からないんだ
と考えています。



2006/09/27(Wed) 17:21 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
二面性☆
おはようございます☆

私、人のもさることながら、自分自身を占ったり、分析してみたり、とかよく好きでやるんですね。(昔、ルネ・ヴァンダ-ル・渡辺氏に、師事したい!と思っていたほど)

自分の性格って、掴みきれませんわ。。

我ながら思い、人からも言われ、カバラやその他の占いにも、如実に現れているのは『掴み所が無い』のと、相反する『二面性』があるところです。

二面性は、誰もが持っているでしょうけれど、私の場合、加えて、パーソナルとペルソナが、ごっちゃに入り乱れて、表と裏の区別といいますか、判断の付きにくいところが、ますます掴みどころを無くさせているようなのですが。。。

これって、得をすることもある反面、あらぬ誤解を受けて損をする場合もあり、やはり、ここにも両面がありますわ☆



2006/09/27(Wed) 12:26 | URL  | マリア #-[ 編集]
表情を読み取る
表情は心を表現しながら隠し、隠しながら表現する。表情で隠そうとすると手や足とか目つきなどが、物を言ってますね^^。ところで錬金術者さん、22日のヒステリー男の答えはまだですか?

2006/09/27(Wed) 11:41 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。