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2006年09月26日 (火) | Edit |
土居 健郎 著「表と裏」弘文堂より(2)


次に、オモテとウラが古語では
顔と心を意味することを述べておこう。

オモテが顔を意味することは、
今でも「オモテを挙げる」
という云い方をするので、

一般に知られていると思うが、
ウラが心を意味することは
それほどには知られていないかも
知れない。


もっとも古語でウラが心を意味するのは、
「何気なく」という意味に使われた
「うらもなく」という成句だけらしく、

それ以外はすべて他の言葉と
結びついた形である。例えば、

「羨む」はウラすなわち心が病むこと、
「裏切る」は(相手の)心を切ること、
「恨む」は(相手の)隠れた心を見ること、

「うら悲しい」「うら淋しい」は、
何となく心が悲しいことである。

このようにオモテとウラは
もともと顔と心を意味するので、
オモテとウラの関係も顔と心に則り、

それを一般化し抽象化したもので
あると考えられる。


ところで顔と心は一般に
顔が心を表現する関係にあり、

「顔が輝いている」
「顔が曇っている」
「考え深い顔だ」と言えば、

直接には顔のことを云いながら、
間接には顔に現われた心のことを
意味している。

もちろんここで顔というのは、
単に見られるだけの、
肉体の一部としての顔ではない。

それは見たり聞いたり話したり
また行動する人間の主体を
代表するものとしての顔である。


次回につづく


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テーマ:心理学
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
わっきーさん
はじめまして

占いは今回のウラが心を意味することとは
関係がなさそうです。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
で調べてみても関わりは見当たりませんでした。

「売らない」の件も今回の記事とは関係がないと
考えます。

どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら
ぜひともコメントください。

わっきーさんこれからもどうぞよろしく
おねがいします。

2006/09/27(Wed) 09:42 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
占い?
すごくおもしろい記事でした。例えば、売らないなら、心、つまり気持ちがないから、売らないわけなんですね。では、占いはどうなるんでしょうか??
心でない。つまり、データ、統計だ、ということでしょうかね。
楽しい記事をありがとうございました。またきます。
2006/09/26(Tue) 18:46 | URL  | わっきー #-[ 編集]
意識と無意識
意識のことを顕在意識
無意識のことを潜在意識

とも言いますからまさに
表と裏の関係です。

自分自身の心や体のなかで
把握できていない部分が多い人ほど
しばしば混乱し、浮き沈みが大きくなります。

影の部分、無意識の部分を意識できればできるほど
心身が安定します。

悟った状態とは
すべてを意識できている状態のことをいう
ようです。


2006/09/26(Tue) 17:47 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
ウラヤム
嫉妬は心が病むんですねぇ

そうです。相田みつをさんです。
正確には

七転八倒
つまづいたり ころんだり するほうが 自然なんだな
にんげんだもの

となります。よくお分かりになりましたね。

2006/09/26(Tue) 15:59 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
PS・右上の今日の言葉、相田みつを(こんな字でしたっけ?)さんですか?
シンプルで素敵ですよね。彼の言葉は余韻がありますわ☆
2006/09/26(Tue) 12:38 | URL  | マリア #-[ 編集]
意識と無意識
こんにちは☆

日本語って、本当、含羞がありますわ。。。
言葉にも、響きにも、また意味においても☆

意識と無意識も、表と裏のような関係なのかしら?
無意識の方が、影響力って大きいみたいですし。。

でも、それだけに厄介ですわ。なかなか、意識できないゆえに。
2006/09/26(Tue) 12:32 | URL  | マリア #-[ 編集]
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