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2006年08月16日 (水) | Edit |
至知選書「現代の覚者たち」竹井出版より(16)
対談 生きることは燃えることなり ――森 信三/平澤 興〈1〉


平澤 私は人間が真に事をするにはただ秀才、
鈍才というような能力だけではなくて、
むしろそれよりも大事なものがあるのではないかと思います。

それは人柄です。その人柄のうちでも、
なにが一番大事かというと、
どうも誠実ということかと思います。

「誠実ということだけではいかんよ。そう簡単ではないよ」
といわれる方もいますが、大局的に長い目でみますと、
やはり、誠実な人柄が最も伸びるんではなきかと思います。


森 全く同感ですな。多少能力は劣っていても、
真剣な人間の方が最後の勝利者になるようですね。

平澤 誠実というのは、愛情と努力といい換えてもいい。
大きな仕事を成し遂げるのに最も必要なのは必ずしも
才ではなく、むしろ多くの場合、物に対する愛情と努力です。

偉大な仕事には必ず偉大な愛情と努力がある。
野口英世なんていう人も、世人は天才といいますが、
そうじゃないと思う。誠実の人です。情熱と努力の人です。

森 たしかに。

平澤 彼が梅毒による精神病者の脳に病原体を
発見したときは朝の二時か三時頃で、自宅でです。
そこで、カッポレを踊るんです。

アメリカ人の奥さんは、カッポレがわからないから、
いよいよ主人は気違いになったと心配されたという。

昼間研究室で顕微鏡を見、家に帰ってまた
夜通し顕微鏡を見るなどというのは、
普通の人ならできないことです。

一日八時間も顕微鏡を見たら、目が変になり、
町へ出ても物が見えないくらいになるもんですよ。
それを研究室で見て、また家へ帰って見たんだ。

一万枚の標本のうち、九千九百九十五枚目で
初めて梅毒病原体を見つけたんです。
これは彼の誠実のたまものです。

誠実というのは、ただ嘘をつかんということではなく、
あくまでもわが道を貫くということです。


次回につづく


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テーマ:哲学/倫理学
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
養老さんはむつかしい?
ろくろくにとっては、養老さんによって
頭が整理できてとても助かったです。

でもこれは「空の思想」ですからね。
やはりむずかしいのです。
くりかえしくりかえし読んでいると
分かるときがくると思いますよ。

ほんとのことなんですから

やまんばさんは素直でよいですね
この暑さが過ぎたら、
きっと疲れも取れるし、元気になりますよ・・・

2006/08/16(Wed) 18:56 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
森先生の魂の言葉
よい言葉があったら是非とも
ご紹介ください。

わが身を振り返ってみて 
「誠実」な人間ではないですね
かなりいいかげんです。


m(_^_)m
2006/08/16(Wed) 18:46 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
コメント
やまんばにとって、養老さんの考え方は、むつかしく、なぜむつかしいのか考えていたら{ほとんど理解できなかった}なんにもコメント出来ずに過ぎてしまいました。   「誠実」・・・人に誠実にするなら、まずは自分自身に誠実に。そうでないと、人には誠実には出来ない。と、やまんばは思っています。いまのやまんばは、だめです。なぜなら、すぐに疲れて集中できないからです。
2006/08/16(Wed) 17:00 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
おはようございます☆

わっ、いよいよ森先生の対談集の登場ですね!
さすがっ御両人、いいこと仰ってますわぁ。。

そうですよね。人間、目先の損得勘定で動いたところで、やっぱり最後は「誠実さ」がものをいうと
私も思いますし、誠実=愛情、努力というのも、今はよぉ~く分ります。

ろくろくさん、森先生の「魂の言葉ー2度とない人生を生き抜くための365話」
届きましたので、今、読んでいるところです☆
多分、「1日1語」の新バージョンだとおもいますので、感想お聞かせしますわ♪




2006/08/16(Wed) 10:03 | URL  | マリア #-[ 編集]
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