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2017年11月22日 (水) | Edit |
京都学園大学バイオ環境学部の微生物機能開発学研究室のブログによると
http://archive.kyotogakuen.ac.jp/~microbio/news/2013/08/000210.html

米麹甘酒と酒粕の成分表が、文科省の五訂増補 日本食品標準成分表に
データが載っているそうです。

この日本食品標準成分表にある甘酒についての説明では、

「甘酒は、通常、米麹(こうじ)、米飯、水とを混和し、50~60℃で、
12~24時間保温、糖化させて造られる日本古来の飲料である。
なお、甘酒はアルコール分をほとんど含まない。」

とあり、これは水分含量が100 gあたり79.7 gとなっていることから、
そのまま飲めるストレートタイプの甘酒と思われる。

酒粕のほうは、日本食品標準成分表には「酒粕」として載っているのみで、
酒粕甘酒としてのデータはない。そこで京都学園大学バイオ環境学部の
微生物機能開発学研究室では、酒粕を水分含量79.7%になるように水で薄め
たものと比較してみたという。

その結果、

○米麹甘酒はたんぱく質や脂質が少ない(ブドウ糖液に近い)
○米麹甘酒の方はナトリウム、リンなどの無機イオンが豊富
○どちらもビタミンを含むが、量的には(酵母の入っている)
酒粕甘酒の方が多い。その上砂糖や塩を加えるので、炭水化物や
ナトリウム含量は酒粕甘酒の方が多い、という。


甘酒は「飲む点滴」と呼ばれるが、どう身体にいいのか?

代表的な点滴の輸液とされる「ソリタT3号」や人の体液の組成に近いこと
を謳った清涼飲料水「ポカリスエット」の組成と比べてみると

米麹甘酒は糖や無機イオンを含む点で点滴やポカリスエットと成分が共通
することが分かった。

さらに、米麹甘酒の「炭水化物」となっている糖の組成を調べた論文には、
米麹甘酒の糖(炭水化物)は約80%がブドウ糖で、残りが種々のオリゴ糖
であることが分かった。

ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源であり、輸液にも(砂糖ではなくて)
ブドウ糖が入っている。このようにブドウ糖が沢山入っている飲料は他に
ないので、無機イオンを含むこととあわせて、「飲む点滴」と呼ばれるよ
うになったのではないか。


米麹甘酒には原料の米にない麹菌の身体(細胞)に含まれる栄養素が入っ
ている。米麹甘酒には原料分の米に比べてビタミンB2が6.3倍、葉酸が2.8倍
含まれている。これらは麹菌の作用によるものと思われる。

まだ米麹甘酒の成分はほんの一部しか解明されてないので、他にも種々の
ビタミンや酵素、微量成分が摂れることが期待できる。


このようにブドウ糖とミネラル、ビタミン、その他の成分が手軽に摂れると
いう意味で、「米麹甘酒は天然の栄養ドリンク」という表現も間違いでは
ないと思います。

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