2016年07月15日 (金) | Edit |
J・クリシュナムルティ 中川吉晴訳「瞑 想」星雲社より(2)


瞑想は

生のなかで もっとも偉大な芸術のひとつです

おそらく最高に偉大なものでしょう

それは ほかの誰かから学べるものではありません

それが 瞑想の美しさです

瞑想には どんな技法もありません

それゆえ 瞑想には権威者などいないのです


あなたが自分自身について知るとき

つまり あなた自身を見つめ

どのように歩き どのように食べ

なにを話しているかを見まもり

おしゃべりや憎しみや 嫉妬を見つめ

あなた自身のなかで

これらすべてのことに

思考をさしはさむことなく気づいているとき

それはすでに瞑想になっています



だから

バスにのっていても

木漏れ日のさす森のなかを歩いていても

鳥のさえずりを聴いていても

妻や子どもの顔をながめていても

瞑想はおこります



いったい どうして

瞑想が きわめて大切なものになるのでしょうか

まったく不思議なことです

瞑想には

終わりがありませんし

始まりもありません

それは ひとつぶの雨のようなものです

ひとつぶの雨のなかには

小川があります

大河があります

海があります

滝があります……

それは

大地をやしない

ひとをやしないます

それがなければ

大地は砂漠になってしまうでしょう

瞑想がなければ

ハートは 砂漠になります

不毛の地になってしまいます



次回につづく

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テーマ:哲学/倫理学
ジャンル:学問・文化・芸術
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