2014年07月15日 (火) | Edit |
藤田紘一郎著 50歳からは「炭水化物」をやめなさい
~病まない・ボケない・老いない「腸」健康法~より(17)


現代社会は、高度な文明のおかげで、一見便利になって
います。しかし、裏を返せば、弊害も多々あります。
その一つがテロメアの短縮を進めるものであふれている
ことです。

とはいえ、一万年前の縄文人に比べて、私たちははるかに
長命です。縄文時代は乳児の死亡率が非常に高く、なんと
か生き延びても、多くが10代で亡くなっていたという推計
もあります。

過酷な生活環境の中で、医療技術はゼロに等しく、
生き延びる術がなかったためです。テロメアを使い切る
生き方など、考える余地もなかったわけです。


50歳からは「炭水化物」をやめなさい。 ~「病まない」、「ボケない」、「老いない」体をつくる腸健康法~50歳からは「炭水化物」をやめなさい。 ~「病まない」、「ボケない」、「老いない」体をつくる腸健康法~
(2012/09/21)
藤田 紘一郎

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私が毎夏医療調査に行くインドネシアのカリマンタン島では、
住民はマハカム河沿いに高床の家を建て、河に糞尿をし、
その河の水で体を洗い、食事の用意をするという生活をして
います。私も、滞在中は河の水でコーヒーを入れて飲みます。

島の暮らしは原始的であり、活性酸素を出させるものは、
そうありません。人々はのんびりと穏やかに暮らしています。

石鹸など河を荒らす洗剤は誰も使いませんが、
肌も髪もみんなツヤツヤ、子どもたちははじけるような笑顔
で、お年寄りを大事にします。

このマハカム河の水を飲んでも、日本の水道水を飲むほどの
活性酸素を発生しましせん。

マハカム河の水質検査をすると、確かに大腸菌をはじめとす
る腸内細菌や寄生虫の卵がウヨウヨいます。しかし、それら
は一万年前から人類とつきあってきた生物たちです。

また、河には命を奪うような怖い病原菌はそれほどいません。
さまざまな細菌が共生していて、特定の病原菌だけが増殖す
ることはないのです。

島の人々にとって糞尿をする河は命の源であり、
誰も汚いとは思ってもいません。

島の人たちは日本人よりも短命です。
医療の問題や経済的な問題、食糧事情などにより、
途中で命を落とす人が多いからです。
その一方で寝たきりの人もほとんどいません。

現在、日本は世界有数の長寿国です。活性酸素を発生させ
る生活環境にありながらも、長寿をまっとうできる設備が
整っていることが大きいでしょう。

しかし、寝たきりで100歳を迎えることは、決して喜ば
しいことではないと思っている人が多いのも事実です。

医療が身近にあり、飢えることもなく、風雨にさらされて
生活することもない。その環境にあってテロメアを上手に
使わないのは、寿命の回数券を無駄遣いするようで、もっ
たいない話だと私は思うのです。


次回につづく

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