2014年06月08日 (日) | Edit |
ティク・ナット・ハン著「微笑を生きる」春秋社より (40)


みなさんはレタスを植えて育ちが悪くても、
それをレタスのせいにはしないで、

なぜうまく育たないのか原因を考え
調べて見るでしょう。

肥料が必要なのか、とか、もっと水が必要では、
とか、日当たりがよすぎた、とか、いろいろ
考えてみて、決してレタスのせいにはしないと
思います。


微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践
(2002/02)
ティク・ナット ハン

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しかし友人や家族とのあいだに問題が起きると、
すぐにそれを相手のせいにしてしまいます。

そうではなくて、このような問題にうまく
手あてをすれば、レタスのようにうまく育てることが
できるのではないでしょうか。

相手を責めても決して良い結果は生まれません。
議論したり理由をあげつらって相手を説得しようと
思ってもむだです。

これは私が経験的に学んできたことです。
責めない、理屈をこねない、議論しない。
相手を理解してあげるのです。

あなたが理解していることを示せたら、
相手を大切に思えるのです。
そうすれば状況は必ず変わるはずです。

あるときパリで、レタスを責めてはいけない、
という話をしたことがあります。

話をおえ、ひとりで歩く瞑想をしながら街角を
曲がっていると、八歳の少女が母親と話をして
いるのが聞こえてきました。

「ママ、私にお水やるの忘れないでね。
私はママのレタスなんだから」。

この少女は私が話した大切なところをちゃんと
?んでいました。わたしはとても嬉しくなって
さらに聞いていると、母親がこう応えました。

「そうよ。ママもあなたのレタスなの。だから
ママにもお水やるの忘れないでね」。

母と娘がこんなふうに一緒に気づきの練習をして
いるすがたは、とても美しい光景でした。



次回につづく

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テーマ:仏教・佛教
ジャンル:学問・文化・芸術
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