2014年03月08日 (土) | Edit |
ティク・ナット・ハン著「微笑を生きる」春秋社より (37)


私たちがおたがいの幸福を守りながら、
ほかの人と一緒に暮らすためには、
おたがいがつくりだすこころのしこりを、

うまく解きほぐしてゆく努力をして
ゆかなければなりません。

言葉のはしばしに思いやりのこころを忘れず、
相手を理解しようと努めれば、
おたがい同士が大いに高められてゆきます。

こうなると幸福は、
もはや個人のものではなくなります。

微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践
(2002/02)
ティク・ナット ハン

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相手が幸福でなければ、
自分も幸福になれません。

相手のこころのしこりを解くことは、
自分自身の幸せにもつながってきます。

妻が夫のこころのしこりをつくり、
夫も妻のこころに同じようにしこりをつくってゆけば、

そして、それをおたがいにつづけるならば、
ある日気づいてみたら、家庭の幸せなどなくなって
しまっていることでしょう。

たとえば、あなたが妻なら、自分のこころのなかに
しこりが発生したそのときに、それと気づく練習を
はじめるのです。ここで見落としたらだめなのです。

そして、時間をかけてそれを観察してみるのです。
最後に夫の力を借りれば、そのしこりはきっと
解きほぐされて、なにかほかの建設的な力に
変わってくれるはずです。

あなたのほうから「あなた、私、少しこだわっている
ことがあるの。ちょっと話し合ってみませんか?」
と切りだしてみてください。

ふたりのこころがまだ軽やかで、
凝り固まっていなければ、簡単に言える言葉です。

こころのなかにしこりをつくるいちばんの原因は、
相手を理解できないことにあります。

誤解が原因でこころがわだかまっているのを見て
とれるなら、それを解くのは簡単です。

気づきの練習をして、ものごとの本質や原因を
見きわめてゆけばよいのです。

毎日毎日こころのなかで発生するわだかまりを解きほぐ
してゆくには、このように気づきをもって対象を直感的に
見抜く洞察の力を借りるのがいちばんです。




次回につづく

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