2012年09月07日 (金) | Edit |
ティク・ナット・ハン著「微笑を生きる」春秋社より (19)


あなたは大鎌で草を刈ったことがありますか。
最近あまり大鎌を使って草を刈ることも
なくなりましたね。

十年ほど前に私は鎌を買ってきて、
家のまわりの草刈りをしたことがありました。

うまく大鎌を使えるようになるのに、
一週間以上かかりました。


微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践
(2002/02)
ティク・ナット ハン

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立ち方、大鎌の握り方、鎌の刃を草にどのように
あてるかなど、とてもむずかしいことでした。

いろいろとやってみてわかったのは、
腕の動きと息のリズムを合わせて、いそがずに、
草を刈る動きに意識を集中して刈ると、

何時間でも仕事がつづけられるということでした。
このコツがわかるまでは、ほんの十分刈れば、
すぐに疲れてしまっていたのでした。

最近では体を疲労させることもなく、
息を乱すこともなく草刈ができるようになりました。

仕事をするときには、ちょうど演奏家が自分の楽器を
大切にするように、自分の体をいたわらなければ
なりません。

私は自分の体にも非暴力をあてはめてやります。
体は単に何かをなしとげるための道具ではありません。
体そのものが目的です。

大鎌も同じように扱ってやります。
息に従いながら大鎌を使うと、大鎌と私がリズムに
合わせて、一緒に呼吸をしているように感じられます。
ほかのどんな道具でも同じことがいえると思います。

あるときお年寄りの方が近所まで来られたときに、
大鎌の使い方を教えていただいたことがありました。
この方は私よりずっと大鎌の使い方が上手で、
しじゅう同じ姿勢で、動きも一定していました。

驚いたことにこの方も、体の動きと息のリズムを
合わせて刈っておられたのです。

それ以来、大鎌で草を刈っている人を見るたびに、
その人は草を刈りながら気づきの練習をしているのだ、
と思うようになりました。



次回につづく


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コメント
この記事へのコメント
字をまちがえました。
先ほどのゴリラの行動で         ・・
弱い者が間に入ると「仕方ない」と自発的な若いが出来る・・・「若い」は「和解」に訂正します。変換まちがいです^^^
2012/09/11(Tue) 21:24 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
9月9日 ゴリラに見る人間社会の起源です。
ゴリラの社会には人間社会と共通する要素がたくさんあるようです。

*相手の顔を見る行為がコミュニケーションになっている
 
*ゴリラの社会では力ではなく むしろ弱い立場のものがイニシアティブを握っています。見つめ合いによって 弱いものは意思を主張し、強い者はそれを読み取る
(弱い者の気持ちを汲み取ることは かなり高度な社会行動)

*喧嘩の仲裁をする役割
立場の強い者同士が喧嘩していると 弱い立場の者が仲裁に入り両者の顔を見つめます。
すると 争いが止むのです。

それは両者のメンツが守られる仲直りの仕方をゴリラが心得ているからです。

強い者が仲裁をすると強制的な終結となり 両者の心に不満が残る。
しかし、弱い者が間に入ると「仕方がない」と自発的な若いが出来るのです。これも他のサルにはない行動です。

・・・・・・・・・・・

というゴリラの賢さに感心いたしました。
2012/09/11(Tue) 21:17 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
今日の言葉
“「負けました」と言って頭を下げるのが正しい投了の仕方。つらい瞬間です。でも「負けました」とはっきり言える人はプロでも強くなる。これをいい加減にしている人は上に行けません。

これかな

2012/09/11(Tue) 14:07 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
忘れっぽい天使から
心に響いてきた言葉です。

*ストレスとプレッシャーは生き物だ。
 そいつらには特性がある。
 逃げるものしか追わない

*諦めれば叶うのでなく 欲望がなくなったら 叶うのであ
 る

*ゴリラ社会での弱いゴリラだからこそ出来る役目
2012/09/11(Tue) 06:09 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
呼吸と草刈
大変 興味深く読ませていただきました。
「大鎌と 私が リズムを合わせて 一緒に呼吸している」
やまんばはこのコツの感覚が少しわかり始めてきたように思います。

やまんばは大鎌を使う経験はないのですが、
書を書くときの筆使いや ゴルフのときのクラブと自分の関係と同じではないかと思いました。

自分のことは、一人では、大変わかりにくいです。

筆やゴルフのクラブが
「あなたは 力を入れ過ぎていますよ。
もっと 私をやさしく持ってください。」
と言うのです。

これくらいかな?。。。。ううん、 もっと やさしく! 私の動きを感じてください。自分勝手に動いてはだめ!相談しながら 動いてみてください。

そう 言うのです。

そのたびに、筆やグリップを持つときの 力加減 位置などと、自分の体の動きや呼吸のリズムを合わせていくと きれいな線がでることや、球が飛距離はなくとも まっすぐに飛ぶことを知りました。

体から 力を抜くことの大切さを 筆やクラブが教えてくれました。

2012/09/08(Sat) 10:43 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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