2011年12月01日 (木) | Edit |
J・クリシュナムルティ 中川吉晴訳「瞑 想」星雲社より(27)


The flowering of love

is meditation

花がひらくこと

それが瞑想です



瞑想のなかで

ひとが見いださなくてはならないのは


知識に終わりがあるかどうか ということです

そうして

すでに知らされているものからの自由を

見いださなくてはなりません


hana

夜も昼も

雨が激しくふりつづいていた

谷底では 濁流が海へ流れこみ

海を 茶褐色に染めあげていた

あなたが浜辺を歩いていたとき

並はずれて巨大な波が押しよせ

大きな弧を描きながら

力づよく砕け散った

あなたは風にさからって歩いた

突然 あなたは

空とあなたのあいだに

無がひらけているのを感じた

そこにひらかれたのは 天だった

丘や 海や 人にたいして

完全にひらいていること

感じやすくなること……

これこそ 瞑想の真髄だ



なにひとつ抵抗しないこと

なにものにたいしても

心のうちにまったく壁をつくらないこと

ささいなものであっても

衝動や 脅迫感や 要求

それらの葛藤や偽善のすべてから

ほんとうに 完全に自由であること……

それは

腕を空っぽにして

人生を歩いていくようなものだ



その夜

湿った砂の上を歩いているとき

カモメが あなたのまわりを飛んでいた

あなたは 

ひらかれた自由の たとようもない感覚をあじわった

愛のすばらしい美しさを感じた

それは

あなたの内側や周辺だけでなく

あらゆるところにあった


瞑想瞑想
(1998/06)
J.クリシュナムルティ

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次回につづく

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