2012年02月07日 (火) | Edit |
ティク・ナット・ハン著「微笑を生きる」春秋社より (13)


ウォーキング・メディテーションは
とても楽しい瞑想法です。

ひとりでゆっくりと、
あるいは友だちと歩くのです。

できたらどこか美しい場所がいいでしょう。
ウォーキング・メディテーションは、
歩くこと自体をこころから楽しむことです。

どこかに到着するために歩くのではなく、
ただ歩くために歩くのです。

現在のこの一瞬に気づくこと、
自分の息と歩くことに気づくこと、

一歩一歩を楽しんで踏みしめることが
この瞑想の目的です。

miti

だからまず最初から、
心配ごとも不安もすべて捨て、

先のことを考えたり、
過去に引きずられたりしないで、
ただ、いまの、この一瞬を味わって歩きます。

子どもの手を引いて歩くのもよいでしょう。
歩みを進めながら、
自分がこの地上でいちばん幸せな人間だ、
という気持ちで歩くのです。

私たちはいつも歩いているけれど、
歩くというより走っていることのほうが多い
のではないでしょうか。

こんな歩き方をしていると、
私たちは大地に心配ごとや悲しみを
刻みこんでしまいます。

私たちが歩くときには、
この大地に平和と静寂を刻むように
歩かなければいけません。

その気になればだれにでもできます。
子どもにだってできます。

最初の一歩をこのように歩めば、
次の一歩も、またその次の一歩も、
同じように歩いてゆけます。

もし私たちがこの一歩をしずかな喜びをもって
踏みだすことができたら、その歩みは全人類の
平和と幸福のための一歩となるはずです。

ウォーキング・メディテーションは、
そのためのすばらしい練習です。


微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践
(2002/02)
ティク・ナット ハン

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