2011年11月07日 (月) | Edit |
ティク・ナット・ハン著「微笑を生きる」春秋社より (10)


私が四歳のころ、
母親がよく市場からクッキーを
おみやげに買ってきてくれました。

私はそのクッキーをもらって庭へ行き、
時間をかけてゆっくりと食べました。

ときにはひとつのクッキーを食べるのに、
三十分から四十五分もかかったことが
ありました。

ひと口食べては空を見あげ、それから足で犬に触って
もうひと口といったぐあいに食べました。


kuki


その場に坐って、空や大地、竹薮や猫や犬、
花々に囲まれてすごすひとときを、
ただわけもなく楽しみました。

そうできたのも大した心配ごとがない年ごろだった
からで、将来のことを考えたり、過去を思い悩むこと
もありませんでした。

そのひとときにどっぷりと浸っていて、
クッキーと犬と竹薮と猫がわたしのすべてでした。

毎日の食事のときにも、私の子ども時代のクッキーの
ように、ゆっくりと食事を楽しんで食べることができ
るのではないでしょうか。

こんなことを言うと、あなた方は子ども時代のクッキー
などもうなくなってしまったと思うかもしれませんが、
それはあなた方のなかにちゃんと残っています。

こころの片隅のどこかに残っているのです。どんなこと
でもどんなものでも、こころの底に残っています。

あなたが本当にほしいと思えば、見つけだすことができ
ます。気づきながら食べることは、最も大切な瞑想の
練習になります。

子どものころのクッキーを取り戻すようなつもりで食事
をしてみてください。いま、ここ、この瞬間は喜びと
幸せで満ちています。気づく力さえあればそれが見える
はずです。

微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践微笑みを生きる―“気づき”の瞑想と実践
(2002/02)
ティク・ナット ハン

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次回につづく

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コメント
この記事へのコメント
「ときにはひとつのクッキーを食べるのに、
三十分から四十五分もかかったことが
ありました。

ひと口食べては空を見あげ、それから足で犬に触って
もうひと口といったぐあいに食べました。」

といったところがとても印象的でした。
昔はこんな風にもっとゆっくりと楽しみながら
お菓子を食べていたのかもしれません。

2011/11/08(Tue) 10:52 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
今回は家族とパソコンの病気が重なったから
かなり面倒なことになった。

家族の方は幸いにも大丈夫だったが、
パソコンは本体を新しく購入する羽目になった。

ご存知のようにパソコンは新しくなったからと
いっても、今までのようにすぐには使えない。

種々ソフトはすべてインストールし直さなくては
ならないし、メールやろくろくブログやタンブラーも
それぞれ、以前登録したメールアドレスやパスワードを
ひとつひとつ入れ直さなくてはならない。

これらがけっこう大変なのだ。
わかるかなあ~





2011/11/07(Mon) 17:16 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
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