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2011年07月06日 (水) | Edit |
内田 樹 (著), 中沢新一 (著), 平川克美 (著)

この本は、2011年4月5日に行われた鼎談「いま日本に何が起きてい
るのか?」(主催ラジオデイズ)で、Ustreamでも放送されたものを
そのままに近い形で書籍化したものです。

三か月も前の談話ですから、話の内容がもうすっかり古くなっている
のではないかと思われるかもしれませんが、そんなことはありません
でした。

短期的にどうしろああしろという話ではなく、もっと長いスパンで捉
えてみる。「目に見えないところで本当は何が起こっているのかとい
う視点から、今回の問題を考えてみたい」ということですから、今か
らでも一読に値する内容だと思います。

大津波と原発
大津波と原発

先ずのっけから、内田樹さんのブログ(内田樹の研究室)の記事の転載から
本文が始まります。当ブログもそれに倣って以下にそのままをコピペさせ
て頂きました。

内田さんは大震災後すぐに(3月16日)、「『疎開』のすすめ」 というのを
ブログ書いて、けっこう反響があったみたいですね。

「疎開」のすすめ (内田樹の研究室)

「疎開」を勧めている。
政府や自治体の方からいずれ公式にアナウンスがあると思うけれども、
東北関東の大震災の被災地への救援活動を効率的に実施するためにも、
被災地や支援拠点となる東北関東の都市部から、移動できる人は可能な
限り西日本へ移動することを勧めたいと思う。

いま被災地と、その周辺には限られた資源しかない。特に燃料の不足が
顕著である。東日本一円では自動車による移動がしだいにむずかしくな
りつつある。東海地方にまで地震が広がって、新幹線をふくむ交通イン
フラの運転も安定していない。

できれば、移動手段に十分な余力があるうちに、移動できる人は西に移
動することが望ましいと思う。

福島の原発については、危機的状況をすみやかに脱することを私も願っ
ているが、主観的願望と客観的状勢判断は混同すべきではない。万が一、
放射性物質の広域への飛散が始まったときに起こるパニックを想定すれば、
「パニックがまだ起こらないうちに」できる限りのことをした方がいい。

その備えが結果的に無駄だったとしても、それは非とされるべきではない。
むしろ喜ぶべきことである。

放射性物質への耐性の脆弱な妊婦や幼児を第一とし、次に春休み中の児童
生徒学生で、被災地や支援拠点にとどまる喫緊の必要がないものへ西への
移動を組織的にすすめる。

文科省や厚労省はすでにそのような疎開プランの立案に取り組んでいると
私は信じているが、まだ西日本の自治体や学校や公共施設に「疎開者」受
け容れの可能性を打診するところまでは来ていない(少なくとも本学には
届いていない)。

大学はそれぞれある程度の宿泊施設を備えており、給食設備もあり、図書
館も体育施設もあるし、情報環境も高いレベルにある。ボランティアで受
け容れ支援をする学生たちの数も十分にある。

被災地および支援拠点都市からの学生生徒の「疎開」先として大学はもっと
も適切なものの一つだろうと思う。

私はまず神戸女学院大学が、政府や自治体から要請があったときに即時対応
できるように準備に入るべきだと考えている。

たぶん教職員や学生院生の多くも、現在の事態がさらに長期化するなら、
それくらいの備えは必要だという考え方に同意してくれるだろう。

もちろん大学ごとにかかわりの深い学校へ「受け容れ」を申し出て、個別に
調整するという単発の事業でもよいのだが、できれば文科省の組織的な指揮
のもとに「受け容れ」は進められるべきだと思う。そのための官庁なのだから。

もし、文科省筋の方で、このブログを読んでいる方がいたら、「疎開」プラン
についてのご意見をお聞かせ願いたいと思う。まさか「余計なことをするな」
というリアクションはないと思うが。

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つづいて「『疎開』のすすめ」に対するコメントを幾つかを序に転載させて
頂きます。(これは「大津波と原発」の書籍の中にはありません)

人気のブックマークコメント

t-tanaka 災害, 社会, 子供
id:humid
成人を含め移動し経済・生産活動が壊滅する「避難」と,未成年や妊婦だけを
移動さる「疎開」を混同してはいけない。後者は真剣に検討するべき。
2011/03/16 ★★★★★★★★★★★★★★

heptathorpe
余計なことをするな。 2011/03/16 ★★★★★★★★★★★★

honjitsutosan
東西の温度差を痛感する。現状、関東の沸点は相当に低い。政府が「疎開」など
と言い出した際のパニックは、被曝よりはるかに怖い。そもそも、100万人単位
の疎開が現実的ではないことくらい、わかりそうなものだけど。
2011/03/16 ★★★★★★★★★★★★

bbk0524 アホ
こういうのを煽動といいます。電池食料を買い占めてるアホと同類。/今回の地震
で似非知識人タレント業界の被害が半端ない。宮台・東に続きジュ先生までも逝っ
たか。 2011/03/16 ★★★★★★★

filinion 賛成できない, 災害, 経済
市民は資源を消費するだけの存在ではなく、労働力でもある。これをやると都市機
能が低下して被災地の支援は一層困難になる。入院患者とかは大学じゃ受け入れ
られないだろうし。ガソリン節約には西の人もご協力を。
2011/03/16 ★★★★★★★★★★★★★★★

dohenkutsu
疎開の件はともかく、(様々な機能の)首都圏への一極集中を緩和させることは、
もう一度まじめに検討する必要があるのではないかと思う。
2011/03/16 ★★★★★

www6
同じ内容でも「放射能ヤバイ!今すぐ西に逃げろ!」と煽るのとは説得力が違うな。
2011/03/16 ★★★

laislanopira 社会, 資源, 交通, 教育, 災害
省資源と万一の備えのための一時的疎開というアイデア、ただし神戸でもあったが
疎開から人が戻らないと被災地の経済活動は停滞する。コミュニティや教室の疎開
先がばらばらになりそう… 2011/03/16 ★★★★

laranjeiras
「インフラが整うまで子供達を疎開させては」という意見。東北で盛んだった出稼ぎ
の逆パターン。今回の震災で、個人ベースで同じ事をやっている人を複数知ってい
る。2011/03/16 ★★★ 3 RT

ncc1701
「後方」の評論家たちが発する岡目八目めいた言辞については、誰が適切で誰が不
適切だったか徹底的に事後検証した方がいい。2011/03/16 ★★★★

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「『疎開』のすすめ」を既に実行されている方はいらっしゃるようですね。沖縄や
石垣島あたりまで「疎開」している人もいるという。結果それが杞憂に終わっった
としても、よいのです。

ろくろくがもっと若くて、福島などのホットスポットに住んでいたら「疎開」を実行
していただろうなあ。でも実際のところはわかりませんけどね。色々な柵があったり
して、思うようにならないのが人生ですから。


次回につづく
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コメント
この記事へのコメント
おはようございます。
「大丈夫、きっと丁度いいようになります。」の、
ろくろくさんのコメント

そうだったなあ・・・・
今までも、そうだった。
どうなってしまうんだろう・・
自分の思いや希望通りにならなくて 落ち込んだり・・

でも、時間が経つと、あ~~~あれでよかったんだ。
マイナスの中から、たくさんの知恵が湧いたり、思わぬエネルギーがでたり。自分の価値観より、はるかに超えて、全体からみたら、バランスが取れてるようになっているなあと気づくことが多いです。

そうでしたね。少し気が楽になりました。
原発事故のニュースは、元気になっていても、見聞きすると、すぐに落ち込みます。 

カエルさんが、浮き輪にのって、気持ちよく泳いでいる^^^^
ビヨ~~~ン ビヨ~~~ン ビヨ~~~ン
今日も良い日になりますように。
2011/07/09(Sat) 10:04 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
そうですね。
なによりお孫さんのことが心配ですね。

でも、お孫さんのことは息子さんが
ちゃんと判断なさることですから
気に病んでいてもしょうがありません。

大丈夫、
きっと丁度いいようになります。

2011/07/08(Fri) 16:53 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
大津波と原発

生きていると、本当に夢であってほしい・・と願うようなことが起きる。私の息子夫婦も、横浜に住み、務めは東京。放射能のことを思うと、無力な自分たちがいる。
いつでも、今日が最後の日と思って暮らしている。
私たちのような年齢なら、いいのだけど、時折、嫁が送ってくれる写メールの中の孫の笑顔をみると、この度のことが  悲しい・・・。

おはようございます。ろくろくさん。
中身の記事は深刻だけど、ブログは爽やかな水色に模様替えしたのですね。
色は音楽と一緒。一瞬で心を変化させてしまいます。

忘れっぽい天使…雲にのり、横笛をふいている菩薩?のお顔のやさしいこと。癒されました。

ありがとうございます。

2011/07/08(Fri) 06:42 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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