2010年12月17日 (金) | Edit |
―タイで出家した日本人僧の物語―

現在通勤電車の中で読んでいるのが、
亀山郁夫訳のドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」。

そして、夜寝る前に読んでいるのが、今回ご紹介する
プラユキ・ナラテボー著「気づきの瞑想」。

プラユキ・ナラテボー
プラユキ・ナラテボーさん

ろくろくブログに掲載する記事は今まで、
おおよそ一カ月分くらいのストックがありました。
記事を書く時と掲載される時とにタイムラグがかなり
あったのです。

今現在は記事のストックがゼロ、
時間のずれもほとんどありませんが、
ゼロにするわけにはいきません。というのも、
一回分の記事を書き終えるのに、ろくろくの場合
どうしても一日はかかってしまうからです。

その点ツィッターは限りなく只今の自分の心境や、
世界の状況をささやくことができますから、
タイムリーに対応できる。

ブログはじっくり、ツィッターは即座、
それぞれの良さを使い分けたらよいのですね。

で、ストックがゼロの場合の問題点は、
なにかハプニングが起きたら、ブログの記事を
予定通りに掲載できなくなることです。
ツィッターの場合はそのハプニングをツィート
すればいいのですから面白いですね。

今回はわざわざストックをゼロにして、
プレッシャーをかけてみようとしているのですが、
ちょっと慌ただしいですね。

では、プラユキ・ナラテボー著「気づきの瞑想」の中から、
「慈悲の修練(瞑想)」を共に学びましょう。


「気づきの瞑想」を生きる―タイで出家した日本人僧の物語「気づきの瞑想」を生きる―タイで出家した日本人僧の物語
(2009/08)
プラユキナラテボー

商品詳細を見る


「慈悲の修練(瞑想)」103頁~ 

自分自身をも含め、生きとし生けるものにたいしての
安寧や幸を願う祈りの修練である。まず上座経典から
「慈経(メッター・スッタ)」と称される経を紹介しておく。

よく教えの道理を会得したものが、
自由の境地を得てのちなすべきことはこれなり。
有能、率直、そして端正なること。
よき言葉を語り、柔和にして、高慢ならざること。

足ることを知りて、養いやすきこと、
雑事に関わらず、簡素に生くること、
五根を清らかにして、聡明、謙譲なること、
信者の家に赴いては貪りなきこと。

卑賤なる行為をなして、識者の批判を受けることなかれ。
ただ、慈しみをのみ修すべし、
生きとし生けるものにたいし、
幸あれ、平安あれ、安楽あれと。

あたかも、母親がそのひとり子を、
おのが命を賭して守るがごとく、
生きとし生けるものにたいし、
かぎりなき慈しみの思いをそそげ。

上にも、下にも、また四方にも、
恨みなく、敵意なく、ただ慈心をそそげ。

そして、通常、私たちが唱えるときには次のようになる。

わたしは安らかで幸福でありますように
わたしは怒りや憎しみを手放すことができますように
わたしは自分を裁く心や自己嫌悪から解放されますように
わたしは喜びに満たされますように
すべての生き物たちは喜びに満たされますように
その喜びを共に喜び分かち合えますように

このように、慈悲の思いを込めた祈りの言葉を「わたし」
からはじめて、師、両親、身近な人、すべての人、すべて
の生きものにまで広げ、心の中で唱えていく。

口に出そうと出すまいと、私たちは言葉、そしてその言葉
から連想されるイメージによって、常に大きな影響を受け
ている。

悩み苦しみといったものも、よくよく見れば、みずからが
知らず知らずのうちに心の中で唱え続けてしまっているネ
ガティブな言葉の影響であることがほとんどだ。

したがって逆に、その心の中を温かく優しく、思いやりの
ある慈悲の言葉で満たしていくならば、心も明るく晴れ晴
れとしてくるのも道理である。

ちなみにブッタは、慈しみの祈りには以下の十一の利益が
あるとも語られている。

♢安眠できる
♢安らかに目覚める
♢いい夢を見る
♢人に愛される
♢天人や動物に愛される
♢天人に守られる
♢火・毒・武器などの外界の危険から守られる
♢心が喜びに満ち溢れ、澄み渡る
♢肌の色艶が輝き澄み渡る
♢安らかに往生する
♢幸福に生まれ変わる

われ知らずのうちに、みずからの心の中にダークな世界を
構築してしまうか。あるいは自覚的に優しく明るい世界を
創り上げるか。それによって人の人生の明暗も分かれてく
る。

慈悲の祈りは自他の平和な世界を築いていくのに欠かせな
い修練である。


スカトー寺のプラユキ・ナラテボ­ーさん

≪タイの東北部にあるスカトー寺。そこに出家した日本人の僧がいます。
プラユキ・ナラテボ­ーさんです。夫婦で体験修行をしてきました≫という。

プラユキ・ナラテボ­ーさんご指導のもと、手動瞑想と歩行瞑想の
貴重な映像をご覧になることができます。


「気づきの瞑想」で得た苦しまない生き方「気づきの瞑想」で得た苦しまない生き方
(2007/11)
カンポン・トーンブンヌム、上田 紀行 他

商品詳細を見る



あなたの応援(1日1クリック)お願いします。
↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村


スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
全5巻
亀山さんのカラマーゾフの兄弟には、
各巻の終わりに「読書ガイド」があります。

この「読書ガイド」を先に読まれることを
おすすめします。

邪道といえば邪道なのですが、
私たちのような素人が難解な本を読むときは、
なめてかからないのがよいです。



2010/12/20(Mon) 14:26 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
本、買ってきました。
びっくりでした!
全巻で、文庫本で6冊か7冊か?あるのですね。
やまんばは年末になるし、お小遣いと相談しながら買わねばならないから、^^とりあえず  一冊買ってきました。
案外 読みやすそう・・・

雑木林に月が出た・・・紹介のこの歌、可愛いですね。一枚の絵が浮かびましたよ^^^^
2010/12/20(Mon) 06:23 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
おはようございます^^
長男のミーチャ・・^^^^^^

わかりました。

読んでみましょう^^^^
2010/12/19(Sun) 08:21 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
ミーチャ
カラマーゾフの兄弟の長男のミーチャのところを
今読んでいるのですが、
彼の思い込みの強さはまるで若い時のボクみたいで、
少し前のやまんばさんみたいで・・・・・

アリョーシャのようでは決してなく
イワンとミーチャのあいのこのようなろくろくだなぁ~
とおもったりしています。

2010/12/18(Sat) 19:21 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
ノウハウ&マニュアル
ponsunさんは「ノウハウ&マニュアル」
というブログを開いておられるのですね。
http://knowmanu.blog137.fc2.com/

ブログのボディコピーに
「お役立ちのノウハウやマニュアル、
日々の気づき等を綴っています!」

とあって、この「日々の気づき」こそ
人生を根底から変えてしまう力がある
と考えます。


2010/12/18(Sat) 19:08 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
ponsunさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。

そうですね
「ブログはじっくり、ツィッターは即座」

ツィッターにはほかにもbotというのがあって
ろくろくがフォローしているbotには、
山頭火bot、krishnamurtibot、
アインシュタイン名言集、ケン ウィルバーbot、
中国古典名言bot などまだまだある。

これは繰り返し読み直したい言葉を、
自動的に送ってくれるロボットのようなもの。
こういうのも有難いですよね。

ろくろくはブログでも
大切なところは繰り返し
掲載するようにしています。



2010/12/18(Sat) 18:59 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
そうですね
ブログはじっくり、ツィッターは即座、
それぞれの良さを使い分けたらよい

仰せのとおり、それぞれの特徴がありますね

ありがとうございます
2010/12/18(Sat) 11:20 | URL  | ponsun #77XYfFt6[ 編集]
すごいことがわかるのですか・・・
すごいことって何だろう?

ろくろくさんがそう言われるのなら、ゆっくりと読んでみようかなあ・・・・
読んでみます。  と、断言できない自分がいますが^^^。

自分がいいかげんな人間だと気づいてから、約束は軽々しく出来なくなりましたデス^^^。
2010/12/18(Sat) 09:44 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
米川 正夫訳が昔は定番だったですが、
今は亀山訳がいいのでしょうか??

そこのところはよくわかりませんが、
昔読んだ時はほとんどわかりませんでした。^^
今回じっくり腰を据えてよんでいることもあって
よ~くわかります。

是非読まれることをおすすめします。
多少分からなくても辛抱強く読んでいると
すごいことがお分かりになると思います。


2010/12/17(Fri) 16:09 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
何かが出来る!ってことは幸せですね^^^^
ろくろくさんはブログを記載されるのに一日かかるのですね。
すごいです!
修行みたいですね^^^^やまんばは、それを思うと、感謝です。ますます。丁寧におろそかには出来ません!

それにしても、ろくろくさんはむつかしい本を読まれているのですね。高校時代に映画「カラマーゾフの兄弟」をみたのですが、さっぱりわからず、気持ちも暗くなってしまったのを思い出します。やまんばには到底理解できない世界です。
こんな無知なやまんばに、ろくろくさんは、よくぞ、お付き合いしてくださったものだと、我ながら感心するやら、呆れるやら・・・。
さぞかし。大変だったことでしょう^^^^^^^^

今日のブログを見ながら、本当に世の中には、いろんな人がおられるのだなあ~~~と、目をつむり、しみじみ思いめぐらしました。

このような方たちの祈りで、やまんばも助けられて、毎日穏やかに暮らさせていただいているのだと感じ、心から感謝でした。

与えられた時間をどのように使うか。
ばあちゃんをみていると、自由に動けて、自分の意思で、何かが出来るということは、ものすごく恵み豊かな賜物なんだと痛いほどわかります。

そう思うと今日という日があると思えるのは、うれしいことです。
2010/12/17(Fri) 09:56 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック