2010年12月05日 (日) | Edit |
YouTubeで音楽の旅(10)

武満徹さんが亡くなる直前に聴いていたのは
バッハのマタイ受難曲だったというのをどこ
かで聞いたことがある。

武満さんは「僕は新しい作品を書くときに、
いつもバッハのマタイ受難曲を聴いてから
取りかかるんです。
一種禊(みそぎ)のような──。」と仰っている。

自分が亡くなるということは、武満さんにとっては
「新しい作品を書くとき」であり、禊(みそぎ)の時
だったのかもしれませんね。

私が聞いたことが正しければの話ですが、
武満さんが最後に聴いたのはFMから流れるマタイ
受難曲全曲だったという。

ご存じの通りマタイ受難曲は全曲だと三時間半に及ぶ大作で、
NHKといえどもめったに全曲を流すことはないのです。

武満さんが亡くなるというそんな折も折にFMでマタイ受難曲
の全曲がオンエアーされていたという不思議をふと思ったので
した。

コープマン指揮によるバッハのマタイ受難曲


私の受難曲入門は、マタイほどの完成度ではないものの、
より劇的とされるバッハのヨハネ受難曲(ペーター・シュ
ライヤー指揮)のCDからでした。

オランダ・バッハ協会 ヨハネ受難曲 BWV245(J.Sバッハ作曲)Association of Netherlands


ヨハネ受難曲を息子に紹介したところ彼も大変気に入り、
繰り返し繰り返し聴いていたようです。

その後ミシェル・コルボ指揮のバッハ、マタイ受難曲全曲
を息子と共に聴く機会があった。素晴らしかった。
もともと合唱の指揮者だけあってコルボさんの合唱はことの
ほか美しく、敬虔な祈りの空気にあふれていた。

それからというもの今度はマタイ受難曲を繰り返し聴いたも
のです。何故繰り返し聴くのかと問われれば、その美しさに
尽きると思います。何度聴いてもその魅力は失われることは
なく飽きることがないのです。

バッハ:マタイ受難曲【SHM-CD仕様】バッハ:マタイ受難曲【SHM-CD仕様】
(2009/04/22)
コルボ(ミシェル)、ローザンヌ声楽アンサンブル 他

商品詳細を見る


バッハのマタイ受難曲(Matthaus-Passion)は新約聖書
「マタイによる福音書」の26、27章のキリストの受難を
題材にし、聖句、伴奏付きレチタティーヴォ、アリア、
コラールによって構成された音楽作品である。BWV244。

台本はピカンダー(Picanderは「かささぎ男」という意味
の筆名であり、本名クリスティアン・フリードリヒ・ヘン
リーツィ、あるいはヘンリーキ)による。正式なタイトルは
「福音史家聖マタイによる我らの主イェス・キリストの受難
Passion unseres herrn Jesu Christi nach dem Evangelisten
Matthaus」となる。

バッハのライプツィヒ時代(1723年-1750年)を代表する作品
であるとともに、その全作品中の最高峰に位置づけられる宗教
作品であるが、様々な人間的に普遍的なドラマが描かれており、
その音楽の壮大さ、精緻さ、大胆さ、精神性は、しばしばクラ
シック音楽、西洋音楽作品中の最高傑作とさえ評されている。


さて、ろくろくが亡くなる時に、聴きたいと思う曲はなんだろうか?

それはいまのろくろくにはわからない。
養老さんではないですが、死ぬ時のろくろくは、
いまのろくろくとは違うのですから・・・・・


まもなくクリスマスですね。
最近は11月に入るとあちらこちらでクリスマスソングが流れはじめて、
クリスマスのころにはいささかうんざりしてしまいますが、
そんな人にお勧めなのがバッハのクリスマス・オラトリオです。 

さわやかではれやかなこの曲はとても気持ちよく聴くことができ
ると思います。ろくろくはクリスマスシーズンに限定せずによく
聴いています。

バッハ クリスマス・オラトリオBach,BWV 248 Christmas Oratorio;Nun Seid Ihr Wohl Gerochen



あなたの応援(1日1クリック)お願いします。
↓↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
フラ アンジェリコ
絵がみつかってよかったですね。

フラ アンジェリコといえばやはり受胎告知。

天使が受胎を告げている?言葉 
が金色に描かれているのが印象的 
http://bit.ly/g8dLl4
2010/12/09(Thu) 09:56 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
やっと、見つけました。
世界の美術を何冊か見ても、見つからなかった。
おかしいなあ・・・もう諦めようかなあ・・・・と、思って、ふと、本箱を見たら、義姉が外国旅行をしたときに、私へのお土産にと買ってくださった「フラ アンジェリコ」の中の最後のページに載っていました^^^^

クジャク(オス)と もう一匹、悪魔?かコウモリかと記憶していましたが、
クジャクのメスともう一羽、少しグレーの濃い目の羽をつけた鳥?のようなものが描かれていました。

全部英語で説明されているので、内容はさっぱりわからないのだけど、絵は覚えていました。

人間や動物が大きさもさまざまに描かれていて、誕生されたイエスさまより、クジャク(オス)がとても目立つ絵です^
隅から隅まで丁寧に描かれていて、とてもきれいな澄んだ空気の絵です。
^^^
ずーと見れば見るほど、まるで、そこにいるような感じがしてくるのが不思議です。
2010/12/08(Wed) 16:33 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
クリスマス オラトリオ
今日の空のように晴れ渡った清々しい音が鳴り響いている曲ですね。

時々耳にする曲でしたが、クリスマスの音楽とは知りませんでした。

やまんばは知らないことばかりです^^^^

ここはいろんなことを教えてくださるから、やまんばにとってラッキーなところです!

このジャケットの絵は見たことあるのですが、えーと、誰の作品だったかなあ・・・・
今朝から美術全集を出して調べています。

脱線ばかりしています。

馬小屋の上にクジャクとコウモリ?悪魔?がいるので、覚えているのです。
でも、どこでみたのか忘れてしまいました。
閑をみつけて、探し出してみようと思います。

すてきな音楽を聞かせてくださり、ありがとうございます。

そろそろ、私もクリスマスの置物や玄関のリースを出して飾りましょう^^^^^
2010/12/08(Wed) 08:43 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
弦楽のためのレクイエム
武満徹:弦楽のためのレクイエム 

学生時代に何度か聴いたことがある。

聴く時を選べばよいかもしれません。
http://bit.ly/e2HMNx
2010/12/07(Tue) 14:16 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
武満徹さんの曲
やまんばはある時期、武満 徹さんの「弦楽のためのレクイエム」という曲を聴いていたことがあります。
絵を描く時も、ずーと流していました。
無意識の中に自然と誘われていくようで、制作も進んだような記憶があるのです。

今朝、探し出し、久しぶりに聴いてみました。

驚きました。

今の自分とは全く不協和音のようにちぐはぐして、落ち着かなかったのです。
あの当時は、武満さんの映像も美しく感じたものなのですが・・・。

やまんばの内部は知らないうちにどこかが変化をしてしまったようです。
2010/12/07(Tue) 08:29 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
そうなんです。
指揮者が違うとびっくりするくらいに違ってしまいます。

まるで曲までが違って聞こえます。
2010/12/06(Mon) 18:28 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
マタイ受難曲
指揮者とか演奏者で、随分ちがった曲に聴こえるのですね。
指揮者の方も歌って指揮をしておられることに大変親近感を覚えました^^^^^^

自分が死ぬ時、聞きたい音楽・・???

なんにもない方がいいかも・・・・
そうしたら、お天気もわかるし、みんなの声も伴奏のように聞こえるでしょうし(お名残りおしや、お名残りおしや^^^)・・・やがて、耳を澄ましていると、天使のラッパの音や、たくさんの鐘の音が鳴り響いてくるやもしれない^^迎えの人の声も聞きもらしてはいけないし・・・・

この世の音楽はろくろくさんに、ここブログで山のように聴かせていただけましたものね。有難い限りです。やまんば、充分、満たされました^^^。
2010/12/06(Mon) 15:49 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック