2010年11月09日 (火) | Edit |
デール・カーネギー(山口博訳)著「人を動かす」より


デール・カーネギーの
「人を動かす」「道は開ける」は私の座右の書の一つです。
カセット版(最近はCD版もある)を購入して今でも家族中で
繰り返し繰り返し聴いています。

「人を動かす」は日本で430万部、世界で1500万部以上を売上
ている世界的なベストセラー、ロングセラーです。
原書の初版は1936年、日本語版の第1版は1958年(昭和33年)で、
写真の本は私の蔵書ですが、日本語版の第一版のものです。

発売されて70年以上も経つのにいまだに読み継がれているのは、
この本が人間関係の本質をしっかり掴んでいるからだと思います。
今日でも十分通用する内容となっているばかりか、永遠のベスト
セラーと言ってよいと思います。

まだ読まれていなかったら、
是非是非読まれることをお勧めします。

目次

人を動かす三原則
批判も非難もしない。苦情もいわない。
率直で、誠実な評価を与える。
強い欲求を起こさせる

人に好かれる六原則
誠実な関心を寄せる。
笑顔で接する。
名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことば
であることを忘れない。
聞き手にまわる。
相手の関心を見抜いて話題にする。
重要感を与える―誠意をこめて。

人を説得する十二原則
議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
自分の誤りをただちにこころよく認める。
おだやかに話す。
相手が即座に'イエス'と答える問題を選ぶ。
相手にしゃべらせる。
相手に思いつかせる。
人の身になる。
相手の考えや希望に対して同情を持つ。
人の美しい心情に呼びかける。
演出を考える。
対抗意識を刺激する。

人を変える九原則
まずほめる。
遠まわしに注意を与える。
まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
命令をせず、意見を求める。
顔を立てる。
わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
期待をかける。
激励して、能力に自信を持たせる。
喜んで協力させる。

付録
幸福な家庭を作る七原則

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今回はデール・カーネギー著「人を動かす」より
第3章 人の立場に身を置く(34頁~)を一緒に学んで
いきましょう。

・・・・・
私は苺ミルクが大好物だが、
魚は、どういうわけか、ミミズが好物だ。

だから、私は、魚釣りをやる場合、
自分の好物のことは考えず、
魚の好物のことを考える。

苺ミルクをえさに使わず、
ミミズを針につけて、
魚の前に差し出し、
「ひとつ、どうです」とやる。

人を釣る場合にも、
この魚釣りの常識を利用していいわけだ。

英国の首相ロイド・ジョージは、これを利用した。
彼は長く首相の地位を保持していたが
その秘訣を問われて、
「釣り針には魚の好物をつけるにかぎる」
と答えた。

人を動かす唯一の方法は、
その人の好むものを問題にし、
それを手にいれる方法を教えてやることだ。

たとえば、自分の息子にたばこを
吸わせたくないと思えば、
説教はいけない。
自分の希望を述べることもいけない。

たばこを吸う者は野球の選手にはなれず、
百メートル走にも勝てないということを
説明してやるのだ。

この方法を心得ていると、
子供でも、子牛でも、またチンパンジーでも、
意のままに動かすことができる。

ある時、エマーソンとその息子が、
子牛を小屋に入れようとした。
ところがエマーソン親子は、
世間一般にありふれた誤りをおかした。

自分たちの希望しか
考えなかったのである。
息子が子牛を引っぱり、
エマーソンが後から押した。

子牛もまたエマーソン親子と
全く同じことをやった。
すなわち、自分の希望しか考えなかった。
四肢を踏んばって、動こうとしない。

それを見かねて、
アイルランド生まれの女中が、
加勢にやってきた。

彼女は、論文や、書物は書けないが、
エマーソンよりも常識をわきまえていた。
子牛が何を欲しがっているかを考えたのだ。

彼女は、自分の指を子牛の口にふくませ、
それを吸わせながら、
やさしく子牛を小屋の中へ
みちびき入れたのである。

人間の行動は、
心のなかの欲求から生まれる……

だから、人を動かす最善の方法は、
まず、相手の心のなかに
強い欲求をおこさせることである。

鉄鋼王アンドルー・カーネギーの義妹は、
エール大学に行っている息子二人のことで
病気になるほど心配していた。

二人とも自分のことにかまけて、
家には手紙を一通もよこさないのである。

カーネギーは、甥たちに手紙を書いて、
返事のことは何も言わずに、
返事を折り返しよこさせることができるかどうか、
百ドルの賭けをしてみようと言い出した。

賭けに応じる者がいたので、
彼は、甥たちに手紙を出した。
とりとめもないことを書いた手紙である。

ただ、追伸に、二人に五ドルずつ送ると、
何気なく書きそえた。
しかし、その金は、同封しなかった。

甥たちからは、折り返して感謝の返事がきた
「アンドルー伯父さま、お手紙ありがとう……」
あとの文句は、ご想像にまかせる。


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コメント
この記事へのコメント
krishnamurtibot
選択する人間は混乱しているのです。
混乱しているからこそ、選択するのです。

もしその人が混乱していなければ、
選択する余地はない訳です。
混乱している人だけが、なすべき事や、
なしてはならない事を選択するのです。

明晰で素朴な人間は選択しません。
ただあるがままのものがそこにあるだけなのです。

2010/11/12(Fri) 16:40 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
krishnamurtibot
怒りは自分の一部であるから、
それを冷静に見つめるということは
極めて難しい。

2010/11/10(Wed) 17:06 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
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