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2010年02月04日 (木) | Edit |
クリシュナムルティの「瞑 想」 に続き
今回も以前当ブログでご紹介したものを
再登場させて頂くことにしました。

目下取り組んでいますのが「十牛図」と
いう牛のお話でありますことから、牛の
様に何回も繰り返しかみしめた方が消化
に良いからということでもありますが、
限られた命を充分に生きるということは
中途半端な理解を嫌うようになりました。

このことは人間関係にも現れて来ていま
して、一期一会なのだから、悔いなくお
会いしておこうという考えが頭をよぎる
ようになってまいりました。

もっとも、このことをすっかり忘れて今
までの様におざなりの接し方をしてしま
うこともままあります。


近代科学はマッチポンプのようなもの
岸田秀著「ふきよせ雑文集」文芸春秋より(1)

前世の因縁とか親の因果といった思想は
まことにすばらしい思想である。

財布をすられたとき、
ご先祖さまに悪い奴がいて、
人の物をくすねたことがあるので、
その報いだと思えば腹立ちも収まる。


ふき寄せ雑文集 (文春文庫)ふき寄せ雑文集 (文春文庫)
(1997/05)
岸田 秀

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世の中には苦しみや悩みがいっぱいあるが、
そのほとんどは、なんでそんな目に遭わなければ
ならないのか、わけがわからないものである。

わけがわからないということがその苦しみや
悩みをさらに耐えがたくする。

この思想はそこのところを
すっきりと説明してくれるので、
われわれは大いに精神安定が得られる。


ところが、近代科学はこの思想を
ぶっこわしてしまった。前世の因縁などと
いうものは馬鹿げていることになった。

すべては「合理的に」説明しなければ
ならないことになった。

その結果、この思想によって得ていた
われわれの精神安定は失われてしまった。

しかし、この世に苦しみや悩みがいっぱい
あることは依然として変わらない。
なんとかそれを「合理的に」説明しなければ
ならない。

そこで登場してきた一つの説明は、
「社会が悪い」というものである。

この説明にもとづいていろいろな社会改革、
ときには革命が企てられたが、そこでこの世の
苦しみや悩みがなくなったという話は
まだ聞いていない。

もう一つの説明は、個人に説明を求めるもので、
個人の精神にどこかおかしいところがあるから
苦しむのだというわけである。

そのおかしいところを治せばいいということになり、
そのために精神医学というものがつくられ、
精神療法が行われるようになった。

しかしまた、それでこの世の
苦しみや悩みがなくなったという話も
まだ聞いていない。

何のことはない。
近代科学は俗に言うマッチポンプ
のようなものであった。

自分で火事を起こして必死に消しているのである。
一つの火事が消えると、
また次の火事を起こすのである。


次回につづく


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