2010年01月10日 (日) | Edit |
日本には誰もが知っている「以心伝心」という
四字熟語がある。家族や友人や恋人であれば、
思うことを言葉に表さなくても心から心へと伝
わるものだと思い込んでいる節がないだろうか?

「ちゃんと伝える」ことは案外難しいことです。

「あなたのことが好きです」という愛の告白にしても
容易ではない。逆に「もう別れましょう」という言葉
を告げるのもやすやすとはいかないだろう。

永年連れ添った夫婦が「お~い、あれ」といっただけ
でお茶が出てきたりするのはよくあることだが、なん
でもそれで通るわけにはいかない。

以前、長年開業医をされていた方にお会いしたことが
ありました。その方は突然倒れて意識不明になり、
意識が戻った時には、ただ一つの言葉をのぞいて喋れ
なくなっていました。

「通せ」という言葉をのぞいてしゃべれない。
おそらく次の患者さんを「通せ」と長年に渡っておっ
しゃり続けたのでしょうね。

その奥さんはご主人のその時の「通せ」という言葉の
ニュアンスで、新聞を持ってきたり、お水を持ってき
たり、眼鏡を持ってきたりするのだそうです。

持ってくるものが違っていると、
「通せ!!」と声を荒げて怒るのだそうです。

お話があらぬ方に行ってしまいましたが、
今回ご紹介する映画「ちゃんと伝える」では、
主人公が恋人や両親に自分の思っていることを
なかなかちゃんと伝えることが出来ないのです。


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北史郎はとある地方都市のタウンマガジンの編集をしている。
高校のサッカー部の鬼コーチで知られる父・徹二が突然倒れ
入院し、癌を宣告されてから、毎日1時間だけ父親が入院して
いる病院へ通っていた。

そんなある日、自らの体も病に冒されていたことを父の担当医
から知らされる。父親より病状は悪く、父親より余命が短い可
能性が高いと言われた史郎は、家族や恋人のことを思い、誰に
も言えずにいた…。


余命が一年を割ってしまったろくろくでありますから、
母とか家族とか大切な人に「ちゃんと伝える」ことは
とても大切なことだと考えています。

なにもかもなんでも伝えればよいわけではなく、
伝えないままにお墓に持っていくことがあっていいとも
考えています。

この映画の主人公は、父親には自分のことを伝えないで
よかったのだと思いますが、父親が亡くなってしまわな
いうちに一緒に釣りに出かけるべきでしたね。

星☆☆☆☆であります。


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コメント
この記事へのコメント
ちゃんと伝える(^。^;)
「ちゃんと伝える」つもりになっていても、
なかなか伝わっていないことがなんと多い
ことでしょうか。

メールや手紙だと会話で伝えるよりもいっそう
勘違いがおおくなります。伝わった気分になって
しまうのが間違いの元です。会話でも伝わってな
いことがなんと多いことでしょうか。

年を取ってくると、耳も遠くなるし言葉も歯切れ
よく発音できなくなってきますし、我儘にもなっ
てきますし、ちゃんと伝わっているかを確認しな
がら計画などを立てないととんでもないことに
なりかねません。


2010/01/11(Mon) 17:29 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
ちゃんと伝える^^^^^
これ大切ですね。

やまんばは昔から「竹を割ったような性格」と言われて育ちました。

はきはきと自分の思いを相手に伝えるのでしょうね^^。

大きくなって、相手の気持ちがわからないことがたびたびありました。
「言葉というものがあるのに、なんできちんとお話して相手につたえないのだろうか?」と不思議でした。

しかし、なんでもかんでも口に出して伝えるのがいいということでもないのだなあ・・・曖昧にしておいたほうが良いことも多いことに気が付き始めました。そして、その曖昧が美学にもなっている世界もあるだとも知りました。はっきりさせることで、お互いがとても傷つくことがあるのだと、思い知ったこともありますデス^^^^

いままでの人生で、心に残る人は、やはり、けんかをしてでも、自分の気持ちを震えながらでも伝えていった人です。
本気で心の内をさらけだすと、相手も本当の気持ちを出してきてくださったとおもいます。たとえ、それで、お別れになったとしても、やまんばの心の中で、夜空に輝く星のように、いつまでも大切に輝き続けてくださるからです。

だから、この人は!と思う人には、いろんな感情も起きるでしょうが、案外、口に出して言うことで、相手の気持ちもわかるし、自分の気持ちにもきちんとけじめがつき、
未来に向かって一歩踏み出せると思います。

どちらを選択していくのか?それは本当に自由だと思います^^。
カラスの勝手です^^^。

やまんばの性格は、いざ!という時は、はっきりと自分の言葉で、きちんと気持ちを伝えるほうへいまからも進んでいくことでしょう。
悔いのない人生を歩みたいからです^^^^^
そしてそれが自分を愛し、同時に相手をも愛することだと、やまんば風に思えるのです。
2010/01/10(Sun) 09:35 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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