2009年12月20日 (日) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(12)


6 自己はみずから全的に輝いているのに、すべての人々が世俗の
対象物を見るように、明らかに見ることできないのはなぜでしょうか?

それがなんであれ、一定の対象物が認知されるならば、
それらの対象物の内に形をとったそれ自身を認知するのは自己である。

というのは、知識あるいは自覚の名でよばれているものは、
自己の能力(アートマ・シャクティ)にすぎないからである。

自己が唯一の知覚しうる対象物である。
自己以外には何もない。


もし自己以外の何ものかがあるとすれば、
それらはすべて知覚能力がなく、
それら自身を知ることもお互い同志を知り合うことも
できないはずである。

人々が個我という姿で生(と死)の大海にあってもがき苦しんでいる
かのごとくに見えるのは、人々はこのような様態にあるその真の本性を
知らないからである。


ラマナ・マハリシ03


7 主はすべての内に偏在しているのもかかわらず、「恵みによって
与えられる」と称えられている道をとおして、つまり、彼の恵みを
とおしてのみ知られることができます。主の恵みが与えられてない場合
には、どうすれば自分の力によって自己実現することができましょうか?

主は自己を意味し、恵みは主の存在あるいは顕現を意味しているので、
主が知られないままに過ぎることはけっしてない。

フクロウに太陽の光が見えないとしても、
それはフクロウの欠点であって太陽のせいではない。

同じように、つねに目覚めてある本性の自己に無知で、
眠りつづけている人がいるとしても、
それはその人自身の欠点に他ならない。
どうして自己の欠陥でありえよう。

恵みとは、「祝福された恵み」という言葉であまねく知られているように、
彼、主の本性そのものだからである。それゆえに、その本性そのものが
恵みである主は、恵みを与えねばならぬということはないし、
恵みを与える特別の時があるわけでもない。


8 自己は身体のどの部分に宿っているのでしょうか?

一般的には、胸の右側にあるハートの位置とされている。
というのは私たちがふつう自分自身について話すときには、
胸の右側を指すからである。

ある人はサハスラーラ(頭の千弁の蓮華座)がその住処だという。
しかしそれが事実だとすれば、私たちが眠るときや気絶するときに、
頭をがくりと垂れるはずはない。


次回につづく



ラマナ・マハリシの教えラマナ・マハリシの教え
(1993/06)
不明

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コメント
この記事へのコメント
世界がどう自分に映るのか
「恵みとは、主の(自己)の本性そのものだから
主の恵みが与えられてないということはない」

ということなのでしょうね。


本文中にラマナ・マハリシの言葉として
「自己が唯一の知覚しうる対象物である。」
とあるのは、ちょっと混乱してしまいますね。

わたしのタイピングミスか、あるいは翻訳ミスか
手元にこの本がないので確認できませんが、

自己は唯一の「目撃者」なのですから、
「すべての人々が世俗の対象物を見るように、
明らかに見ることできない」のは当たり前です。

自己だけが「知覚能力」がそなわっていて、
他のすべては「それら自身を知ることもお互い
同志を知り合うこともできない」のですからね。

ここのところはチョット分かりにくいところで
あります。唯一の観る人である自己が唯一観る
ことができないのは自己なんですね。

やまんばさんは
「世界がどう自分に映るのか 
じっくりとそれらを観ていきたいものだと思う」
と仰っていますが、

ろくろく的に申し上げれば
「エゴ(思考、感情)が対象物をどのように見てい
るかを鋭く観察することができる人」を真の芸術
家と人は言うのだと思います。









2009/12/22(Tue) 18:09 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
自己は常に目覚めている
主は自己を意味し、恵みは主の存在あるいは顕現を意味しているので、主が知られないままに
 過ぎ去ることはけっしてない。・・・・・・・

この箇所が読んでいて気分が楽になりました。

それがなんであれ、一定の対象物が認知されるならば、それらの対象物の内に形をとったそれ自身を認知するのは自己である。

森羅万象が、すべて自分の鏡なのですね。

世界がどう自分に映るのか 

じっくりとそれらを観ていきたいものだと思いました。
2009/12/21(Mon) 13:18 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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