2009年10月18日 (日) | Edit |
1 本当の師(グル・サットグル)の特徴はなんでしょうか?

自己の内にしっかりと定住していること、
すべての事柄を平等の目で見ること、

いつでもどこでも、そしてどんな環境にあっても、
揺るぎない勇気を持っていること、などである。


2 最も熱心な弟子(サットシシャ)の特徴はどんなものでしょうか?

悲しみをぬぐい去って歓喜に至ることを激しく願い、
すべての種類の世俗の楽しみを激しく捨て去った者である。


3 教え(ウパデーシャ)とはどのようなことなのでしょうか?

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教え(ウパデーシャ)という言葉は、
「場所あるいは席の近くにある」という意味を持っている。

ウパは「近くに」、デーシャは「場所」または「席」を意味する。
サット-チット-アーナンダ(存在-意識-幸福)という三語一体が
指し示しているものが、肉体の姿をとって現れたものがグルである。

弟子は、感覚の対象物にとらわれて自分自身の真実の性質から
はぐれ、喜びと悲しみに打ちのめされて苦しんでいる。

グルは弟子を自分の近くに引き寄せ、彼がそのような苦しみに
沈むのを防ぎ、彼の真実の本性の内に、彼自身をあますところなく
確立するよう導くものである。

ウパデーシャとはまた、遠い対象物を間近に示すことをも意味する。
弟子が、遥か彼方のものであり自分とは関係ないものと信じこんで
いるブラフマンは、すぐ、近くにあるものであり、彼自身に
ほかならぬことが、教えられる。


4 グルは弟子自身の自己(アートマン)である、と言われているのが
真実ならば、弟子がどんなに学び、いかなる神秘力を獲得しようとも、
グルの恵みなしには自己実現(アートマ・シッディ)に至ることはない
と言われているのは、どのような原理にもとづくものなのでしょうか?

絶対真理の中では、グルの状態はすなわち弟子の状態である。
けれども、無知ゆえに個人の人格になってしまっている自己には、
グルの恵みなしにその真実の状態あるいは本性を実現することは、
大変にむずかしい。

すべての心の問題は、真実のグルがただそこにいるというだけで制御
される。もし弟子が、自分は学問の大海の向こう岸に至ったと傲慢に
宣言したり、自分はほとんど不可能なことを行うことができると宣言
すれば、グルは彼に尋ねるだろう、

「よろしい。お前は学ぶべきことのすべてを学び終えた。それでお前は
自分自身を知ることを学んだのかね。不可能に近いことをよくなしうる
というお前は、おまえ自身の自己を見たのかね。」

そうすると彼らは頭を垂れて恥ずかしげに沈黙するだろう。このように、
ただグルの恵みによってのみ、自己自身を知りうることが明らかである。


5 グルの恵みのしるしは何でしょうか?

それは言葉や想いを越えたものである。


6 そうだとすれば、グルの恵みによって弟子は真実の状態を悟る、
と言われているのはどういうことなのでしょうか?

それは、夢の中でライオンを見て目を覚ます象のようなものだ。
夢の中でライオンを見ただけで、象が眼を覚ますように、

弟子はグルの恵み深い眼差しを受けて、
無知の眠りの中から真実の知識の目覚めへと眼を覚ます。




次回につづく


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コメント
この記事へのコメント
人生の師
グルとか人生の師というのとはちょっと違いますが、
大学時代の友人(画家)や、社会人になってからの
友人(プロカメラマン)からもホントに大きな影響を
受けました。

曹洞宗や真言宗の先輩や同輩のお坊さん達からも
さまざまな影響を受けましたです。

影響ですから必ずしも良いことばかりではありませ
んでしたが、それがまた人生勉強になったです。

今ちょうど「人生を振り返る」作業をすこしづつ
やっているところでありまして、

自己洞察するなかで未処理の問題を見つけることが
できましたら、きっちりと解決をして行こうと思っていま
す。




2009/10/21(Wed) 18:43 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
おはようございます^^
やまんばの質問に答えてくださり ありがとうございました。

ろくろくさんの人生は豊かですね。たくさんの師に出会えたのですね^^。

しかし、それだけ、悩み深い若者だったということなのでしょうか。

今の穏やかなろくろくさんから、想像しがたいです。

しかし、出会いは、すべては準備されていたように感じました。

二番目のお坊さん・・・ろくろくさんのお話を何時間も何時間も一切の口をはさまずに聞き続けてくださった・・・・読んでいて大変気持ちよくなりました。よかったですね!

もし、二番目と三番目の出会いが逆だったら、また ちがったろくろくさんが存在されていたでしょうし、こうして、ここでお会いすることもなかったかもしれませんね^^^^

2009/10/20(Tue) 07:24 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
グルと呼ばれる方
何人かいらっしゃいます。

最初の方は大学の哲学教授でした。
教授の家にいきなり押し掛けたとき
にべもなく門前払いを食らいました。
大変印象深い人でした。

二人目の方はお坊さんです。
ろくろくの話を何時間も何時間も
一切の口をはさまずに聞き続けて
くださいました。

三人目の方は戦闘機に乗っていた
方です。この方はスピード狂?で
食欲旺盛で、スケベで、明るい人
でした。

こうして思い浮かべていきますと
他にもたくさんグルと呼べる人が
出てきそうです。



2009/10/19(Mon) 15:41 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
おはようございます
師と弟子とのつながりは、深いのですね。

今回、心に残ったところは

「グルは弟子自身の自己(アートマン)である
「絶対真理の中では、グルの状態はすなわち弟子の状態である」

というところでした。しかし、やまんばは「絶対真理の中」って、何のことかわかりませんでした^^。

ところで、ぶしつけな質問でしょうが、ろくろくさんは、グルと呼ばれる方と出会われたことがおありですか?
2009/10/19(Mon) 11:41 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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