2009年10月13日 (火) | Edit |
妻に先立たれ、愛犬と孤独に暮らすウォルト・コワルスキー
(クリント・イーストウッド)は、いつも苦虫を噛み潰した
ような不機嫌な顔をしている。

孫娘の我儘な態度や、へそのピアスは不愉快だし、
妻の遺言だといって、若い神父が毎日のように家に押しかけて
来て懺悔を強要するのは心底鬱陶しい。

おまけに隣には素性の知れないアジア系の移民が引っ越してきた。
病院に行けば(白人の?)主治医はすでに退職し、中国系の女医
に変わってしまった。

かつて自動車会社の従業員たちのリッチな住宅地だったグロス・
ポイントから人は去り、いつのまにか近所に住む白人は自分独りに
なった。

ウォルトは50年間フォードの組立工として働き続けた。彼の愛車は
彼も製作に携わった1972年型フォードグラン・トリノだが、息子の
愛車はトヨタのランドクルーザーであり、その仕事はトヨタの営業
マンなのだ。


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そんな時、アジア系移民のチンピラが、ウォルトの隣に住む内気な少年
タオにウォルトの所有するグラン・トリノを盗ませようとします。

タオに銃を向けるウォルトだったが、この出会いがこの2人の今後の
人生を大きく変えていくことになります。


「俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
 少年は知らなかった。人生の始め方を。」


私は、クリント・イーストウッド監督の作品をすべて観たわけではあり
ませんが、この「グラン・トリノ」は、今までの彼の作品の中でも最高
傑作の一つであることは間違いないと思います。

少なくとも今年ろくろくが観た映画の中では、最高のものでありました。
文句なしに星☆☆☆☆☆です。

映画『グラン・トリノ』オフィシャルサイト


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コメント
この記事へのコメント
自動車革命
へえ~、ローバーミニが全然壊れませんか?
にわかには信じられませんが、jackthinさんが
おっしゃるのですからそうなんでしょうね。

大変失礼いたしました。<(_ _)>

それはそうと、きのうもNHKスペシャルでやって
いましたが「自動車革命」。
世の中すごいことになりそうですね。

グーグルが自動車創りに参加するとはホントに
この世は諸行無常です。




2009/10/26(Mon) 16:23 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
No title
それがローバーミニは全然壊れないんです!いえ、嘘ではなくてほんとに。
確かにマイナートラブルは多いです。でもパーツは安いし数は豊富。
自走できなくなるぐらいの大きなトラブルも無く約10年間、元気に走り回ってます。
目指せ30万キロです。

「ゆれる」でオダギリジョーのクルマのエンジンがかからなくなるシーンありましたね。
外車って少なからず故障がつきものなんですかね。
修理代が数百万かかるのなら多分私は外車に乗っていないと思います。
国産車で欲しい車が発売されないかな?

「グラン・トリノ」
とても良い映画でした。
イーストウッドの監督作品はどれもいいですね。
ダティーハリーを彷彿させる銃さばきのシーンがとてもカッコよかったです。
黒澤明監督の「生きる」を思い出しました。
2009/10/26(Mon) 01:00 | URL  | jackthin #fkxczLn.[ 編集]
jackthinさん
jackthinさんもやまんばさんと同様に、神父さんなんですね。
そうなんだ。ということはこの映画はグラン・トリノのウォルト
世代が一番ピンとくる映画なんでしょうか・・・

ローバーミニに乗っていらっしゃるのですか?
お金かかるでしょう?

息子が祖父が乗っていたベンツに乗っていますが、ほんとに
よく壊れます。修理代でもう一台新車が買えますね。

友人が紺のアウディを持ってましたが、これもよく壊れました。
修理代300万円はかかったとぼやいていましたが、トヨタのハリヤー
にしたところ、修理代がかからないのでびっくりしていました。

jackthinさんがご紹介くださった映画「ゆれる」でデザイナの
主人公がアメ車?に乗っていて動かなくなるシーンがありますよね。
結局ダサイ?軽のダイハツかなにかでかけつけます。


外車を持っている人は誰もが修理代に泣いているといいます。
外車地獄から早く脱出されたほうがよいです。
よけいなこと申し上げてすみませんでした。

わたしはトヨタのプラドです。


2009/10/21(Wed) 14:38 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
No title
私の愛車はローバーミニです。
ミスタービーンも乗ってますね。
MINIが生まれた本国イギリスでは
『今や、MINIのような古い車を乗るような奴は変人である!』
と考えられているようです。
グラン・トリノに乗っているウォルトも偏屈な変わり者。
しかしこの2台の迫力の差は一体何なんだ・・・


かつて自動車産業で栄えていたデトロイト
周りの住人も白人は減り非白人が増え
ウォルトの所有するクルマは72年型のフォード。

この年老いたウォルトも年老いたアメリカそのものなのかも知れない。

愛車グラン・トリノを受け継いだのも
息子や孫ではなく
息子以上に愛情を注いだ隣人のアジア系移民タオ。

アメリカが将来その主導権を非白人に譲るであろう事を暗喩しているみたいで興味深い。

私がもっと若く10代の青年ならタオに感情移入していたはず。
もっと年を取っていたらウォルトに自分を重ねて見るでしょうね。
でもその中間ぐらいの年齢の私は・・・
やはり神父様かなぁ・・・(職業柄というのもあるかも知れません)
2009/10/21(Wed) 01:56 | URL  | jackthin #fkxczLn.[ 編集]
No title
神父さんがやまんばさんに重なるというのが
面白いですね。

私はクリント・イーストウッドのウォルトに
重なりましたです。

グラン・トリノは彼の分身であり、
古きよき日のアメリカのシンボルでもあった。



2009/10/16(Fri) 20:24 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
jackthinさん
もっぱらDVDでの映画鑑賞です。

下手な鉄砲も数打ちゃ当たる式に
前評判の高いもの、面白そうなものを
片っ端に見るのであります。

見た中で、ご紹介してもいいかなと思った映画を
ブログに載せるようにしています。



2009/10/16(Fri) 20:08 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
グラン トリノ
グラン トリノは車の名前だったのですね。

私はあの若い神父さまに、自分がかさなりました^^^^


すべてではないにしても、アメリカの社会はこわいなあと思いました。
これが日常なら おちおち外に出歩くことはできないですねえ。

グラン トリノは自分の分身なのですね。

2009/10/16(Fri) 14:03 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
No title
出ました五つ星!
ろくろく様の高評価であらば
普段は旧作しか借りないジャクシンでも
新作でも何でもコレは借りますよ!

今まで観たクリント・イーストウッドの作品群では
「許されざる者」が一番好きでした。

ろくろく様は映画館に行くとかDVDを借りる時って
何を基準にチョイスされてますか?
2009/10/16(Fri) 01:42 | URL  | jackthin #fkxczLn.[ 編集]
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