2009年07月16日 (木) | Edit |
なんまいだぶつ、とはいかなる意なりや、
と試みに僧侶に訊ねてみると、
(浄土真宗の僧侶であったが)、

ああそれは、たすけてくださいということです、
と答える。

この回答は、私のような仏教の門外漢をも、
なるほどと感じさせるものがある。

では、誰に助けを求めているのですか。

誰に、というものでもないのです。ただ、
そう念じるのです、一切のものに。

色川武大著「怪しい来客簿」より


怪しい来客簿 (文春文庫)怪しい来客簿 (文春文庫)
(1989/10)
色川 武大

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花山勝友さんは南無阿弥陀仏は「お陰さま」と同じ
意味だ、とおっしゃっている。「サンキューブッダ」
とも。

辞書によると「唱えることによって阿弥陀仏の浄土に
救済されるとする」とあるから、一般的にはサンキュー
よりはヘルプなのかもしれません。

社会の片隅で上手く生きることが出来ずにいる人間を
書き続けた、純文学作家色川武大(いろかわたけひろ)。
彼にとっては南無阿弥陀仏は「たすけておくれ」だった
のでしょう。

近頃はこの色川武大の本をまとめて読んでいます。
阿佐田哲也(同一人物)「麻雀放浪記」という傑作も
あります。

麻雀のことは小学生の時やっただけですから、ポンと
チー位しか知りませんが、それでも充分に楽しめました。
ルールはトランプのポーカーによく似ています。

麻雀放浪記(一) 青春編麻雀放浪記(一) 青春編
(2000)
阿佐田 哲也

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YouTube - 色川武大 「あの人に会いたい」色川武大のインタビュー

阿佐田哲也(色川武大)と妻孝子


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コメント
この記事へのコメント
感動的に生きることは忙しい
そうですね。感動的に生きることは忙しいです。
しかし、無感動に生きることには耐えられない
のではないでしょうか?

禅の「救われたい、救われたいと願いながら、
何ひとつ捨てる勇気がないのだ!」という言葉
はズシンと重く響きます。

悟りたい、真実を知りたいと願いながら、美味
しいものは沢山食べたい。目を喜ばせるものは
見たい、美しい音楽はいつも聴きたいのです。

欲の赴くままに、やりたい放題やったあとであ
れば、すべてを捨てることも出来るのではない
かと虫のいいことを思ったりもするのです。


映画『まぼろしの邪馬台国』私も見ました。
目が見えない人も大変でしょうが、目が見えな
い人を支える周りの人もホントに大変なんです
よね。



YouTube - まぼろしの邪馬台国
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=f8psidJq6Wg

ろくろくブログ - 石文(いしぶみ)・おくりびと
http://lokulog.blog43.fc2.com/blog-entry-1129.html


2009/07/16(Thu) 19:30 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
色川 武大さん
ろくろくさん紹介の色川さんのインタビューの様子を見せていただきました。
ついでに三島由紀夫さんもみました。画面からの印象。

色川さん・・・色で表現すれば、たくさんの色が混じり合っていて、それでいて暖かい

三島さん・・・鋭利な線が交差して、口から出る言葉そのものが美しく豊かな表現があり、空気が研ぎ澄まされていて、川魚のような美しい水でないと生きられない苦しみを感じる

おとつい、紹介の「禅」のビデオを見ました。新作三本で千円・・だったので、他に「邪馬台国」「おくりびと」を借りました。

禅・・・「救われたい、救われたいと願いながら、何ひとつ捨てる勇気がないのだ!」この言葉が音声のボリュウームが突然大きくなったのか?と思うほど、耳に入ってきました。それと、悲しむこと、苦しむことを見つめていたら、そこに執着があるのだとわかりました。最後に娼婦をしていた女性が尼となり、自立していくのがとてもカッコ良く感じました^^

邪馬台国・・目がみえないからこそ、見える世界がある。主人公が自分の天分を知り、直にすべてを捨てて、歩みだす勇気には感服しました。

おくりびと・・・社長さんと、主人公がふぐのしらこを食べる・・このシーンと、その時の言葉のやりとりが印象的でした。この社長の得体の知れなさに魅力を感じました^^。それと、古代には「石文」という素敵な伝達手段があること知り、感動いたしました。

二泊三日ですので、今日返しにいかないといけません。感動的に生きることは忙しいですね^^^^
やまんば、呆けてはおられません^^

2009/07/16(Thu) 07:45 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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