2009年06月19日 (金) | Edit |
毎回楽しみにしている数少ないTV番組の一つが
「爆笑問題のニッポンの教養」ですが、

前回2009年6月9日放送のFILE074:
「私は ここに いる」は、ひときわ
興味深い内容でありました。

今回の対戦?相手は、目が見えず、耳が聞こえな
い東大教授・福島智さん。彼は9歳で失明、18歳
で聴覚を失った。

指先を点字タイプライターのキーに見立てて打つ、
“指点字”という方法を母とともに考案。

この指点字で爆笑問題のお二人と対戦。
ほとんど違和感のない対談でありました。


とりわけ、何が幸福で何が不幸かということについ
ての対話の中で、福島智さんが「ヴィクトール・フ
ランクルの公式」を例に出して語っているところが
大変に面白かったです。

夜と霧 新版夜と霧 新版
(2002/11/06)
ヴィクトール・E・フランクル

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ヴィクトール・フランクルの公式

絶望=苦悩ー意味
絶望+意味=苦悩


福島:私は、何が幸福か不幸かっていうのは、
もちろん人によっていろいろあるだろうけれども、
すごいしんどい経験をした時にね、
つらさ、苦悩というのも何か意味があるんじゃないかなと思うことにしようと。

実は同じようなことを言っている人はたくさんいることが分かって。
ナチスドイツの収容所に入れられた経験のある人で、
ヴィクトール・フランクルという人がいるんですが。
彼の本を読んでいて、すごい公式に出会ったんです。

その公式は、絶望=苦悩-意味って言うんですね。

左辺に絶望があって、絶望=苦悩-意味。
これは何を意味するかというと、
“-意味”を移行したら、絶望+意味=苦悩ということです。
意味がない苦悩が絶望である。

で、苦悩と絶望は違うんだっていうことを、
彼はアウシュビッツの経験から言っていて、
私は同じことを18歳の時に考えて、
全然違う時代と状況で似たようなことを考えている人がいるっていうことに出会って、
すごく感動しましたし。

何が幸福か不幸かっていうのを考える、
そのさっきの三つのフィールドの議論の中で、
すごく重要な意味を持つのかなと。

苦悩があるから、しんどいから不幸だって簡単に考えるのではなくて、
意味をそこに見いださせれば、それは絶望ではない。
新しい豊かな人生が見つかるかも分からないっていうふうに思っています。

だけどそのことと、具体的にどんな取り組みをするか、
社会としてどんな取り組みをするかっていう話と、
分けながら議論をして、その関係を考えていくっていうことが大事かなと。

http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20090609.html#guest


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コメント
この記事へのコメント
苦悩の渦の中心にいるのは・・・
一途に語るのは太田光で相方は田中裕二です。


やまんばさんのコメント

「苦悩の渦の中心にいる時は、
意味はみえないことが多い のでないか?

その中心からわずかでも離れることができたときに、
苦悩の意味が見えてくるように思えます。 」

は、大変面白かったです。

「苦悩の渦の中心にいるのは、思考」

その中心(=思考)からわずかでも「わたし」が
離れることができた時、

思考がでっち上げた苦悩は、まったく別な意味を
帯び始める。ということなのかもしれません。


2009/06/21(Sun) 21:49 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
爆笑問題
やまんばは ついこの前放映された「博士が愛したイノチ」を偶然みました。あ~おもしろい番組があるんだなあと思いました。いままで随分たくさんの分野にわたって、専門の方々が紹介されていたのですね。
指点字の方法も、「つぶやき」の画面で知りました。
ものすごい集中力がいる!光も音もない世界、この方の表現の「宇宙にほっぽりだされているような世界」の中から、絶望+意味=苦悩・・という定義をみつけられたのですね。
苦悩の渦の中心にいる時は、意味はみえないことが多い
のでないか?その中心からわずかでも離れることができたときに、苦悩の意味が見えてくるように思えます。

爆笑問題の二人の言葉のやりとりがおもしろいです^^
青筋をたてて、一途に語る?さんと、それをやんわり受け止めて、鋭く突っ込む相方さんの小気味のよいテンポに、つい引き込まれてしまっています。

ここにいるけど ここにいない・・やまんばにとって、パソコンの世界、このブログの中のろくろくさんの存在もまさにそうです^^^^
2009/06/21(Sun) 06:42 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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