2008年12月15日 (月) | Edit |
A・スマナサーラ著「自分に強くなる」サティ瞑想法 国書刊行会より(17)


皆さんは、生きるということはいったいどういうこと
であると考えているのでしょうか?

もちろん、皆さんはもうすでにテーラワーダ仏教を学んで
きた人たちでしょうから、生きることの意味については
真理の面からつかみとっているでしょうが、ふつう一般には
こう考えられているようです。

つまり生きるということは、さまざまに業績をつくったり、
いろいろなものを集めたりすることであるというのです。


ですから人間はそれこそ懸命になってものを集めたり業績
を集めたりして生きています。ものというのは、財産であ
ったり家とかクルマとか、

また子どもなど子孫を意味する場合もありますが、いずれ
にせよ物質が豊かであることが幸せであると考えるのです。

また、業績というのは一般には仕事であり学業的な業績な
ども含まれますが、それは言い換えれば人間の社会的地位
を意味しているのです。

とにかく、人間はこの二つについてその向上と発展を目的
に生きることが幸せであるという概念があるのです。

ところがお釈迦さまは、いくらものをたくさん集めても何
ひとつ自分の助けにはならないと仰いました。

アッタリ・アッタリーナというパーリ語の重要な言葉があ
ります。直訳すれば、「自分には自分さえもないのだ」と
いう意味です。

自分がないのだからましてや自分を助けてくれるような頼
りになるものなどは何ひとつないのだというのです。もの
どころか、人が頼れるような超越的な存在もないのです。

「自分には自分さえもないのだ」ということは、何か頼る
ものを外に探すなという意味です。

人は、そういう真理をきちんと理解することによってだけ、
自分のなかに頼れるものを見いだすことができるのです。
それ以外に、ほんとうに頼りになるものなどは何もありま
せん。



次回につづく


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テーマ:仏教・佛教
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
アッタリ・アッタリーナ
自分には自分さえもないのだ。

自分がないのだから、自分を助けてくれるような
頼りになるものなどは何ひとつない。

ものどころか、人が頼れるような超越的な存在も
ないという。

「自分には自分さえもないのだ」ということは、
何か頼るものを外に探すなという意味。

自分も、家族も、友人も、恋人も、頼りにならない。
自分の家も、車も、お金も頼りにならない。
神や仏さえも頼りにならない。

このような絶体絶命のときは、そう多くはないと
思われます。唯一あるとすれば、死ぬときですね。

死ぬときは自分ひとりで死んでいくしかありません
から、確かに「自分を助けてくれるような頼りになる
ものなどは何ひとつない」と言うことができます。


人は、そういう真理をきちんと理解することによってだけ、
自分のなかに頼れるものを見いだすことができるのです。
それ以外に、ほんとうに頼りになるものなどは何もありま
せん。

死の間際に至ってはじめて、私たちは真理を理解するチャ
ンス、悟りを開くチャンスが巡ってくるということかも知
れません。

でも死をネガティブに捉えていたり、恐怖で混乱していた
りすると、それどころではないでしょうね。

ですから、日頃からあるがままを観察し、
起こっていることを認め、受け入れ、明け渡すこと。

死を学ぶことは、この瞬間にしがみつくことをやめ、
次に起こってくることに刻々と心を開くことを学ぶことに
等しい。

私たちは毎日、瞬間ごとに死ぬことを学んでいる。



2008/12/15(Mon) 18:37 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
今日の言葉
すべてが先へ先へと進んでいく
壊れるものは何もない
死ぬことは誰もが想像するほど不運なことではなく
最も幸運なことなのだ

やまんばもいつの間にか そう思うようになっています。
でも、それは楽しみに除けておいて、今この次元で生きていることを、さまざまな感情を味わいながら、じっくり過ごしていきたいと、希望しています。

アッタリ・アッタリーナ「自分には自分さえもないのだ」・・確かにそう思います。心が曇らないように日々自分の心の動きをみながら、直観を磨いていくと迷わずにいけるのではないかと、やまんばは自分に言い聞かせ続けています。それと、そう思いつめなくとも「全体で一つ」と思えるから、まわりまわって、必要なものは必ず与えられると思えるのです。ちょっと、勇気を出して、声にだせば、案外助けてくださる人も、なきにしもあらずです。それでも手にはいらなければ、今、生きるのに必要ないか、案外ないほうが結果よいのかと受け止め、いさぎよく諦める^^^

人生は舞台、これからの自分をどうやって演出するのか、決定するのは確かに自分しかいません!
2008/12/15(Mon) 08:09 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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