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2008年12月04日 (木) | Edit |
ひろさちや著「狂い」のすすめ 集英社新書より(6)
Ⅰ「狂い」のすすめ(6)


ここで室町時代の臨済宗の禅僧、一休宗純禅師(1394ー1481)
に登場してもらいます。

一休は後小松天皇のご落胤です。それを疑う人もいますが、
京都府京田辺市薪里ノ内の酬恩庵(俗称を一休寺といいます)
にある彼の墓は宮内庁が管理していますから、ある程度の
信憑性はあります。

その言動は奇抜であって、世に「風狂の禅者」と呼ばれて
いました。

一休禅師には数多くの逸話・伝説があります。


じつは、その逸話の大部分は、江戸時代になってつくられた
ものです。江戸時代といえば、一休の室町時代から二百年後
です。

二世紀ものちになって盛んに逸話・伝説がせいさんされると
ころに、彼の庶民的人気があります。われわれには「とんち
の一休さん」のイメージがありますね。

その一休の逸話の一つを紹介します。
ある日、一休禅師の庵室に、彼の俗弟子である孫右衛門とい
う男の奥方が訪ねて来ました。

桜の季節です。この奥方がなんとなく長居をしているうちに
夕方になり、庵室も薄暗くなってきました。で、奥方は帰ろ
うとします。ところが一休禅師は、

「いや、今夜は一晩、ここにお泊まりなさい」
と言います。明らかに不倫の誘いです。

そうすると奥方は怒ります。わたしは人妻です。浮気なんて、
そんなこと、できるわけがないじゃないですか!?
それにあなたはご出家、世間で高僧の誉れ高い禅僧。

その禅僧が人妻を口説くなんて、恥ずかしくありませんか!?
彼女はぷりぷりしながら帰って行きました。そして帰宅して、
夫に事の次第を話します。

だが、夫は言いました。

「おまえね、一休禅師といえば、
世間で“生きぼとけ”と呼ばれている名僧なんだよ。
そんな名僧に抱かれることは、この上ない名誉じゃないか。
もう一度訪ねて行って抱かれておいで……」

言われて奥方は気を変えます。
再び化粧して、庵室を訪ねます。



次回につづく


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ろくろくブログのお休みについて
およそ3年間にわたって毎日更新続けてきましたろくろくブログの更新を、
しばらくお休みにすることにしました。

「ラマナ・マハリシの教え」が終了した時点で閉じようと思っていたので
すが、未練がありましたね。

もっとも、このろくろくブログを完全に閉鎖するわけではありません。
いままでの記事はすべて閲覧することができますので、ご活用ください。

気まぐれに、コメント欄で書いていたような思いつきを書くことが
あると思いますがそのときはよろしくお願いします。

後二週間分ほど記事のストックがありますのでもうしばらくお付き合いく
ださい。


2008/12/04(Thu) 18:51 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
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