2008年11月18日 (火) | Edit |
ラマナ・マハリシ著 山尾三省訳「ラマナ・マハリシの教え」めるくまーる社より(74)


弟子 それでは私は、シュリ・バガヴァンは、眼覚め-夢み-眠り、
の状態で話されていると考えるべきなのでしょうか?

マハリシ あなたの意識経験が、今は、心が外側に向かっている状態
に限られているので、この瞬間を眼が覚めている状態と呼ぶのである。

それにもかかわらず、ずっとこの間、あなたの心は自己に対し眠り続
けてきた。それゆえにあなたは今、本当に深く眠っている。

弟子 私にとって、眠りとはただの空白です。

マハリシ そうだ。あなたの眼が覚めている状態は、ただ休みない心
の泡立ちにすぎないのだから。

弟子 空白という言葉でいいたかったことは、眠りの中では私はほと
んど何も知覚しないということなのです。それは私にとって、非実在
と同じようなものです。


マハリシ しかしあなたは、眠っている間じゅう存在していた。

弟子 そうであったとしても、私はそれを知りませんでした。

マハリシ 眠っている間に存在していなかったなどと、真面目に
言ってはいけないよ(笑う)。あなたがミスターXとして眠ったとして、
起きるときにはミスターYになっているのかね。

弟子 私は、おそらくは記憶という働きによって、自己同一性を知り
ます。

マハリシ そうだとすれば、眼覚めの持続がないかぎりどうしてそれ
が可能だろうか。

弟子 しかし私は、その眼覚めを知らなかったのです。

マハリシ 違う。眠りの中で知覚していない、と言っているのは誰か。
それはあなたの心である。けれども、眠りの中には心がなかったのか。
眠っている間のあなたの存在や経験に関して、心があったかどうかを
証明することには、何の価値もない。

眠っている間のあなたの存在や知覚を反証することは、あなたの出生
を反証するために、あなたの息子の証言を求めるようなものである。

前に、あなたに、存在と眼覚めとは異なった二つのものではなくて、
一つの同じものであると言ったことを、覚えているかね。

何かの理由で、あなたが眠りの中で存在していたという事実を認める
ことに困惑を感じるとしても、あなたはその存在をやはり知っていた
ということを信じなさい。

あなたが、眠りの中で本当に知らなかったものは、あなたの身体存在
である。あなたは、この身体的な眼覚めを、永遠である自己の真実の
目覚めと混同してしまっている。

「私である」ことの源であるプラジュニャーナは、三つの通過性の心
の状態に影響されることなく息づいており、そこなわれることなく、
あなたの自己同一性をこのように支えているのである。

プラジュニャーナはまた、三つの心の状態を越えたものである。なぜ
なら、それは三つの状態なしに在りうるし、三つの状態があっても在
るからである。

あなたが、アハン・ヴリッティをその源へたどることによって、いわ
ゆる眼が覚めている間じゅう求めなくてはならないものは、その実在
である。

この探究を激しく実践すれば、やがて、心もその三つの状態も非実在
であり、あなたは永遠であり、純粋存在の無限の意味であり、自己す
なわちハートであることが了解されるだろう。




               完



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テーマ:宗教・信仰
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
あなたは永遠であり、
ラマナ・マハリシ老師の教えに出会うことによって
わたしの死に対する頑固な恐怖心が相当に薄らいだ
ことはたしかなのであります。

感謝であります。


あなたの眼が覚めている状態は、
ただ休みない心の泡立ちにすぎないのだから

あなたは、この身体的な眼覚めを、
永遠である自己の真実の目覚めと混同してしまっている。

あなたが、、、、、いわゆる眼が覚めている間じゅう
求めなくてはならないものは、その実在である。

この探究を激しく実践すれば、やがて、
心もその三つの状態も非実在であり、
あなたは永遠であり、
純粋存在の無限の意味であり、
自己すなわちハートであることが了解されるだろう。


ありがとうございます。




2008/11/18(Tue) 21:01 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
眠りの森のやまんば^^ですね
目が覚めてはいるけど、自己にたいしては深い眠りの中にいる。。。。
本当の意味で、目が醒めることが果たしてあるのでしょうか^^^^

完と書かれています。しかし、やまんばにとっては始まりです。
明日からも楽しみにしています。  感謝
2008/11/18(Tue) 08:52 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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