2008年11月14日 (金) | Edit |
A・スマナサーラ著「自分に強くなる」サティ瞑想法 国書刊行会より(10)


たとえば私がある人を気に入って、いろいろ工夫して
その人を自分のものにしようと勝手な言動を振る舞ったり
すれば、どうなるでしょう?

自分のものにしようとすればするほど、
その人は離れてしまいます。

強引に自分の一方的な感情で向かいますから、
相手は気持悪く危険な感じを持つのです。
どんなことをしてもらっても、うれしくありません。


かえって自分を吸収しようとする不自然な力を感じて反発し、
抵抗します。その結果嫌われて逃げられてしまう。

貪の心所の強い人は、たいていすごく欲張りでけちで利己的
な人です。そういう人はみなに嫌われて、どんどん自分の
いる場所を小さくしてしまいます。

自分の部屋にも人を招いたりしないのでよけいに寂しい人間
になって、ついにはその人が生きているのかどうかさえだれ
にも分からないようになってしまいます。

自分が拡がっていくことができなくて、逆に自分をすごく
小さくしてしまうエネルギーです。

次に怒りのエネルギー。
これは相手を倒そう、相手を壊そうとする働きです。
強弱はいろいろありますが、とにかく相手の心にぶつかる
波動。そして棘のようなもので相手を刺していく。

まあこのエネルギーは相手とぶつかろうとして拡がるので、
いくらか拡がる働きをもっています。でも拡げていくと、
当然相手もぶつかってきますので、そこでストップします。

たとえば冷戦時代には、西側と東側でお互いに核兵器をつ
くって対抗していましたが、お互いに力がぶつかり合って
ある程度までしか拡がることができませんでした。それと
似ています。

自分の身体から怒りの波動を出すと、相手からも怒りの波
動が出されて、お互いにぶつかります。

もし相手の方が強かったら、自分の波動は小さくなって
いかなければならない。あまり大きくは拡がれません。

そういう不善心所、よくない心の働きがぜんぶで十四あり
ます。不善の心の波動は心の縄張りを小さくするするので
す。いまよりどんどん小さくなってしまいます。



次回につづく


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テーマ:宗教・信仰
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
怒りのエネルギー
スマナサーラさんは
「怒りのエネルギーは相手を倒そう、壊そうとする働き」
だと仰います。

私のよく知っている家のお父さんは、食事どきになると
いつも怒りだすのだそうです。ちょっとでも食事が
遅くなったり、おかずが少なかったりすると、大変な
剣幕で奥さんを叱り飛ばすのだそうです。

二人の子供はお父さんと一緒に食事をとるのを嫌がり、
別々に食事をするのだそうです。

聞くところによると、お父さんは小さい頃、彼のお父さん
に事あるごとに殴られて、ろくに食事を食べることができ
なかったのだといいます。

お父さんにとっては、食事が大きなトラウマとなってし
まったのですね。

トラウマとは精神的外傷といい
恐怖・ショック・異常経験などによる精神の傷。
神経症やヒステリーなどの精神障害の発生因となります。

このお父さんはいったい誰を倒そう、壊そうとしている
のでしょうね。もちろん奥さんではないでしょう?

彼のように目の前のことというよりも、過去の嫌な体験が
原因となって、何の罪もない奥さんや子供たちに、当り散ら
してしまうのはホントにお気の毒なことです。



2008/11/14(Fri) 19:20 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
心の縄張り^^
そうですか。いつのまにか友と呼ぶ人もいなくなり、この片田舎で、やまんばは生きているかどうかさえ わからない存在になっていくのですね^^^。

唯一このブログだけが見えない皆様と繋がらせていただいているのですね。ありがたいことです。幸せなことです^^^。ろくろくさん、ありがとうございます。
しかし、このままではいけません。
このまま世間を離れて年を拾っていくならば、毎朝ここに座っている意味がなくなりますものね^^。
心の縄張りを広げていかねばならないけど・・・
まあ、もう少しこのままでいたい気もします^^^。

2008/11/14(Fri) 08:45 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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