2008年11月13日 (木) | Edit |
A・スマナサーラ著「自分に強くなる」サティ瞑想法 国書刊行会より(9)


心から出す波動にはいろいろな種類があります。
仏教には心所(しんじょ)という心のなかにある
働きを意味する語があります。

心がいろいろな波動を出していることを説明するために、
心所について少し説明します。

心の本質はどの心も同じなのですが、どのような心が
どう働くかによって違ってきます。


この世のなかに百パーセント純粋な水は存在しません。
ミネラルウォーターといっても必ず何かが混ざっていて、
成分によってそれぞれ微妙に味が違っており、
敏感な人だとそれが飲み分けられるそうです。

それと同じように、心も一人一人混ざっているものが違う
のです。どういう心所(心の働き)がどの程度あるかによっ
て、その人の心が決まっていきます。

同じ水がコーヒーになったり、紅茶になったり、緑茶に
なったり、添加物でいろいろ変化するように、こころも
心所によって変化します。

心所には、いい働きをする善心所、悪い働きをする不善
心所、良くも悪くもない基本的な働きをする心所の三種類
があります。

善心所は二十五、不善心所は十四、善でも不善でもない心
所は十三の種類に分類されていて、それぞれに名前がつけ
られています。

これらをひとつひとつ詳しく説明するには何ヵ月もかかり
ます。仏教を勉強したい人は、少なくともこの心所につい
てはひとつひとつきめ細かく勉強して、丸暗記をして、ど
ういうふうに組合わされるかも勉強しなければなりません。

ですから説明はいくらでもありますが、紙面の都合上すべ
てを説明することもできませんので、いくつか取り上げて
簡単に説明します。

まず善でも悪でもない心所ですが、十三種類に分類されて
います。これらはいつでも働いている心の基本的な働きで
す。

常に十三の心所ぜんぶが働いているわけではありませんが、
だいたい七つ以上はいつでも働いています。

この基本的な心の働きに、善い働きの善心所、悪い働きの
不善心所が組み合わさって、善い心や悪い心が生れます。

不善心所をいくつか説明します。まず貪(どん)という心所は、
むさぼる働きをします。むさぼる働きとは、外にあるものを
自分の心に引っ張ることです。

自分のものにしたがるエネルギー。その心の波動は自分の方
に何かを引っ張るので、いくら力を使っても心は拡がりませ
ん。かえって自分の方が小さくなってしまいます。



次回につづく


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ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
やっぱり一人はさみしい枯れ草
池田遥邨 (いけだようそん)なかなかよいですね。
下のアドレスのサイトに彼の作品が11点あります。

どれも良いですが、私の好みはやはり「森の唄」です。
「池田遥邨の自画像」も味わい深い作品です。

「山頭火シリーズ」もよさそうです。実物を見てみたく
なります。
 
やっぱり一人はさみしい枯れ草  山頭火

あすもあたたかう歩かせる星が出ている  山頭火

鉄鉢の中へも  山頭火霰(あられ)


http://www.sky.icn-tv.ne.jp/~saito/Tenrankai/Ikedayouson/ikeda.htm


2008/11/13(Thu) 17:28 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
なるほど~
心の波動って、化学反応の実験みたいですね^^

自分のものにしたがるエネルギー、この波動では、心は拡がらないのですね。ふむふむ、つまり求めずに与えなさい。そうしたら心はどんどんどんどん拡がっていくということなのですね。

心がはてしなく拡がっていくとどうなるのだろうか^^^^?お~い、私の心ヨ~イ、どこにいったのか~い。
やまんばが怒るときは、何か不足があって求めているときなんですね。
笑っているときは、心は拡がっているときなんだわ。
あは~。おもしろい、アコーデオンみたいですね。

今年の紅葉は本当にきれいですね。
ろくろくさんにやまんばときつねはピッタリといわれて、愉快でした^^。やまんばは日本画の池田遥邨さんが大好きです。その方の絵によくきつねが登場するのです。きつねがいないとさみしい状況なのですが、絵のどこかにひょこっと現れて、真面目な画面がいきなりひょうきんな暖かな雰囲気にかわります^^遥邨さんのその眼差しが好きです。
2008/11/13(Thu) 07:48 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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