2008年11月08日 (土) | Edit |
A・スマナサーラ著「自分に強くなる」サティ瞑想法 国書刊行会より(4)


人生はありがたい尊いものだなどと言いますが、
そういうことはありません。人生は残酷で、
むなしいのです。

親が子どものために一所懸命に、寝る時間も惜しんで
財産をためて、結局脳出血などで倒れてしまう。

倒れてから自分の人生でいったい何をしてきたかと
振り返ってみると、何もない。


大きな会社をつくったかも知れないけれども、
自分が脳出血で倒れてしまったらそんなこと何の役に
立ちますか。

そうやって死ぬおもいでためた財産も、相続税などを
政府にたくさん取られて、会社にもいろいろ取られて、
結局ほとんど子どもに残すことはできない。

田園調布にすごく大きな家を持っていた大金持ちの人が、
三代目になるとすごく小さな家になってしまったそうです。
それでもなおお孫たちは固定資産税が高くて払えないのです。

いったい何のためにそんな財産や家や自分の会社などに力を
入れて一所懸命に働くのでしょう。世の中の知識やら学問や
ら、いったいそれが何になるのでしょう。

流行最先端の美しい服を高いお金を出して買ってみても、
結局意味はありません。最後はむなしいのです。

ですからそういうことに自分のもっているすべての力を注ぐ
ことは、はっきり言っていい加減やめて欲しいものです。

身体は植物と同じで、放っておけば元気に育つのです。
どうして放っておかないのでしょう。植物もやたらにいじり
回していたらぜんぜん大きくなりません。

適当に放っておけばきれいに育ちます。ですから身体に対して
神経を費やしているようなことはぜんぶムダです。

ムダなことをやっていることに気がつかずにいろいろしている
のが、見ているとおもしろい。一所懸命みんながんばっている
のだけれども、朝から晩までムダなことばかりしている。

それは人間の無明、無知であって、つまり完全に狂っていると
いうことです。

先ほどお話した、身体から出てくるオーラの話をおもい出して
ください。それは精神の光です。我々人間はその精神性という
部分が植物と違うのです。せっかく人間に生れたからには、
その精神性を成長させることが大切ですね。



次回につづく


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テーマ:宗教・信仰
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
犀の角のようにただ独り歩め
人にはそれぞれいろいろな人生観があり
捉え方があるのだと思います。

やまんばさんにはやまんばさんのこだわりがある
のは当然のことだと思います。

ろくろくにはろくろくの捉え方やこだわりがある
のだと思います。

「日本の年寄りは若者より元気ですし、お金も結構持っ
ていますから、捨てられても平気です。」

これはろくろくの人生観であり、捉え方なのです。
このとらえかたでろくろくの心の隅にさみしい石ころが
コロンと音をたてて転がってくることはありません。

むしろひとりで自立して生きていくことの強さというか
誰かに依存することなく生きて行けるという気構えは
とても大切なことだと思えてなりません。

お互いに依存することなく、ご縁のある人と生きて行く
ことがあるのであれば、それはそれで有難いことですが
犬を捨てる場所に捨てられるのはまっぴらです。

ここまで書いてきて思ったのですが、アメリカの娘に捨て
られたお父さんは、やはりこれはおとうさんの問題だと
思いますね。

わたしは自分が捨てられるということがまったく想像でき
ません。人生ひとりならばひとりの楽しみ方がありますし、
だれかと一緒であればそれはそれで、苦楽を共にする生き
方があるのだと思います。


自分の一切を受け入れ、
生を完全に生き、
心おきなく死ぬためには、
われわれは何も否定してはならない。
・・・・・スティーヴン・レヴァイン


2008/11/08(Sat) 19:41 | URL  | ろくろく #-[ 編集]
やまんばは困惑しています。
朝から何度かここに来て、コメントをかいては消しています。
昨日のろくろくさんのコメントの「・・・・・・から、捨てられても平気です」という言葉につまずいているからだと思います。
お金があろうとなかろうと、捨てられて平気な人がこの世に本当に存在するのだろうか?考えすぎかなあ???
やまんばはお金を持っていないから そう思うのかな?お金持ちになったら、ろくろくさんの言われるようにさみしくないのかもしれない。だけど、コメントを見て、心の隅にさみしい石ころがコロンと音をたてて転がってきました。
2008/11/08(Sat) 11:45 | URL  | やまんばさん #-[ 編集]
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